#デザイナー
デザインストラテジストとは何者なのか
私は「デザインストラテジスト(Design Strategist)」という肩書で仕事をしている。
いわゆる”デザイナー”の肩書としては「UXデザイナー」あたりは、いまや市民権を得て、通りがよくなってきているように思うが、デザインストラテジストはまだまだ知名度は低い。
はたして「デザインストラテジスト」とは何者なのか?
高度デザイン人材育成ガイドラインの定義2019年3月に経産省と株式会社コンセン
いかにしてデザイン組織をデザインするか <DesignOps 実装編>
前回はDesignOpsの生い立ちを整理したが、今回はそれをどのように実装するのか?についてさらに読み解いていきたい。
CraftとはDesignOps Handbook“So, What is DesignOps?"の章では次のように記述されている。(前回エントリの冒頭でも紹介した)
また、前回のエントリでは
というMaloufの言葉を紹介し、だがこれはCraftを否定するものではないと言
小説を読む趣味と、デザインの仕事。
積読を語るときに、
「一生のうちに読める本などたかが知れている」
「すべてを読みたがるなんて思い上がりだ」
などと見聞きして納得することもあるけれど、何をしてても膨らんでいくブックリストを眺めていると「あれも読みたいこれも読みたい」となってしまいます。いまこうしてエッセイを書いているデスクにもうずたかく積まれた書籍や雑誌の山があり、日々どれから手を付けたものかと思案し、優先順位をつけなければな
習慣をデザインする7つのヒント:IDLのR&Dプロジェクト「Mr.Habit」 pt.1
「誰かの行動を変える」ことは、デザイナーにとって、単にイロ、モノ、カタチとして綺麗なものをつくるだけではない、他者や社会との接点をより強く持てる面白さがあると感じています。
3年ほど前、僕が所属するIDL[INFOBAHN DESIGN LAB.](以下、IDL)で実施したR&Dプロジェクト「Mr. Habit」は、「どうすれば持続的かつ自律的な行動(≒習慣)を促すことができるか?」を探る取り組
「デザイン」という行為に存在している“矜持”と“やわらかな距離”
普段から取り止めもないことばかりぐるぐる考えていると、自分が今どこにいるのか確認してみたくなります。今回は、僕がデザインを扱う者としてぼんやり考えていることを、所属しているチームの話を交えながら言葉にしてみようと思います。
はじめに「デザイン」という言葉に出会ったのは小学生の頃でした。
僕たちの担任の先生は少し変わった人で、学級通信に載せるためのイラストを、よくあるカット集からではなく、児童が