【10分でわかる】タイ市場調査の定石
なぜタイ市場調査が必要なのか?
市場調査を正しく行うことで、タイに進出するにはどのような道があり、どの道を行くのがベストなのかが明らかになります。
本稿を読めば、タイ市場調査の定石と手順がわかります。
タイ市場調査とSNS
TwitterやFacebookにはタイの情報があふれており、市場のナマの声が無料で手に入ります。
プロのマーケターにも、回答者が身構えてしまうアンケート調査より、消費者の本音が聞けるSNSを重視する人が多くいます。
あなたがタイ語に堪能で、タイ人の書き込みを100%理解できればいいのですが、日本人や日本語メディアが発するタイ情報を安易に鵜呑みにすると、足元をすくわれることになります。
在タイ日本人は「10万人」しかいませんが、タイ人は「6,600万人」もおり、日本人と同等以上の生活水準のタイ人だけでも「1,000万人以上」いるのですから‥‥
フリーペーパーや日本人コンサルタントを含めて、日本語メディアのタイ情報には過度にまどわされず、「信じて信ぜず」の距離感をたもつことが重要となります。
タイ市場調査の手順
それでは、「ハムを主力とする中堅食品メーカーのタイ進出」を例として、タイ市場調査の手順を見ていきましょう。
PEST分析
まず、PEST分析でタイのマクロ環境をおさえます。
PEST
【P】olitics(政治)
【E】conomy(経済)
【S】ociety(社会)
【T】echnology(技術)
5フォース分析
次に、5フォース分析で「タイのハム業界」における競争要因を明らかにします。
5フォース
業界内の競争
買い手の交渉力
売り手の交渉力
新規参入者の脅威
代替品の脅威
3C分析
さらに、3C分析で自社の課題を洗い出します。
3C
【C】ustomer(顧客)
【C】ompetitor(競合)
【C】ompany(自社)
4P分析
最後に、4P分析で「タイで効率的にハムを売る」ための具体的な戦略を策定します。
4P
【P】roduct(商品)
【P】rice(価格)
【P】lace(流通)
【P】romotion(販促)
現地情報は現地・現物・現人で
現地情報は必ず「現地」「現物」「現人」で取得する必要があります。
「現地」は多様です。
『タイの食肉業界』では粒度が粗すぎるので、『タイのハム業界』で深掘りした調査を実施します。
また、「現地」は常に変化します。
情報は常にアップデートしなければなりません。
Google検索では、市場調査として不十分なゆえんです。
Googleを生んだアメリカ人は、Googleの限界もよく知っており、市場調査には日本企業の10倍も費用をかけるといいます。
正しい市場調査は、企業の健全な成長の秘訣なのです。
餅は餅屋のタイ市場調査
IDGは、SNSからタイ人のナマの声を直接拾い上げることができます。そして、現地情報だけでなく、特許や商標登録など守りの経営も強いのも特徴です。
自社技術である「ハムの製法だけ盗まれてしまう」といった悲劇を未然にガードします。貴社の業界にフォーカスした、オーダーメイドかつ一気通貫の進出サポートが可能です。
まずはご相談だけでも歓迎致しますので、お気軽にお問い合わせください。
もっと詳しい内容はIDG JAPANのブログ記事よりご確認ください。
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