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スロバキア留学から帰ってきた彼女がなぜ「IDENTITY名古屋」を選んだのか。エースインターン、中川明日香に迫る。

インターンのエース。

誰もが、彼女のことをそう呼ぶ。

仕事に対して誰よりも熱心で真面目。
それでいて親しみやすく、後輩の面倒見もいい。
彼女の周りには自然と笑い声が溢れており、信頼を得ているのが見てわかる。

今や「IDENTITY名古屋」において欠かせない存在となっている彼女は、どのようにしてエースと言われるまでになったのか。

その過去を探るべく、私は彼女にインタビューを行った。
インタビューで見せてくれたその素顔は、今まで私が抱いていた「仕事ができるエース」のイメージを覆してくれた。

もちろん、良い意味で。

PROFILE

中川明日香
ライター。1994年生まれ。静岡大学で英米文学を専攻。学生時代に国際交流事業に携わるなかで、スロバキアに興味を持ち、長期留学を決意。現地の大学に通いながら、日本語講師のアルバイトで貯めたお金でヨーロッパ20カ国を周遊。その体験記を旅行メディア「Reisen」で執筆し始めたことをきっかけにWEBメディアの魅力を実感。帰国後「IDENTITY名古屋」でライターインターンを始め、現在に至る。

大学を決めたのは、留学のしやすさ。そこには姉への憧れが

3姉妹の末っ子で、一番上の姉とは一回りの年の差が。海外で活躍する姉に影響を受けたと語る

——まずはじめに、簡単に自己紹介してもらってもいいですか?正直、明日香さんのことあんまり知らなくて。

中川明日香(以下、中川):確かに、あんまり深く喋ったことないよね。(笑)えっとね、生まれは滋賀県長浜市っていうところ。大きい街だけど都会でもなく、普通に田んぼとかある街だよ。高校出るまでは滋賀にいて、大学に進学する関係で静岡に移った。

——え、出身は滋賀県だったんですね。関西弁とかも聞いたことないのでなんか意外です。大学はなぜ静岡だったんですか?

中川:簡単に言うと、留学したかったから。中学ぐらいからずっと英語が好きだったんだよね。私、3姉妹の一番末っ子なんだけど、一番上の姉が大学の時に中国に留学していて。中国語をマスターして帰ってきた姉がとても格好良く見えた。行く前と行った後で全然違って見えて「すごい!」って感動したんだよね。

それをきっかけに、私も留学したいって思い始めて。本当は秋田の国際教養大学に行きたかったんだけど、残念ながらそれほど頭が良くなかったから、最終的に留学先の提携校が多い静岡大学に落ち着いた。

大きく自分を変えてくれた、1年間のスロバキア留学

留学先で、自分の意思を持つようになったし、自分1人で挑戦することが増えた

——留学への興味はお姉さんの影響があったんですね。ちなみに、留学はどこへ行かれたんでしたっけ?確かあまりメジャーじゃない国と聞きましたが…。

中川:留学したのはスロバキアっていう国。あんまり知らないよね。みんなになんでスロバキアなのって毎回言われる。(笑)

——今、聞こうとしてました。(笑)なんでスロバキアを選んだんですか?

中川:アメリカとかカナダ、オーストラリアとかメジャーな国ももちろん選べたんだけど、行く前から留学生活が想像できちゃって。周りにも行く人がたくさんいるし、先輩からたくさん留学した話も聞いてたから。「面白くないなー」みたいな。(笑)

せっかく1年間行けるなら、行ったことがないところがいいなと思って、選べる中でマイナーなのがスロバキアだったから、そこに決めた。

——なんか面白い決め方ですね。てっきり何か思い入れがあると思ってました。

中川:特にない。チェコスロバキアっていう名前だよね?ぐらいの知識。(笑)マイナーで面白そうだったから。軽いノリで決めちゃった。物価も安かったしね。

——実際に留学に行かれて、一番思い出に残ってることってなんですか?

中川:印象に残ってるのは、日本人と欧米人の性格の違いかな。私含め日本人が4人、スロバキアの大学に入って授業を受ける形だったのね。向こうの授業は先生がどんどん生徒に意見を求めたりするんだけど、私たち日本人は当てられても何も意見言えなくて。現地の生徒に「日本人って何も言わないね」って言われたり。

その時は欧米人と日本人の差を感じて、ショックを受けた。まあ、私たちの大学なんてただ座ってればいいし、普段から意見持つ習慣がないから仕方ないんだけどね。でもそこから意見を持つように努力した。

——発言するのを好まない日本人の性格ですね。僕も耳が痛いです…。じゃあ、留学して変わったことってありますか?

中川:さっきの話にも繋がるけど、周りの意見に左右されずに、自分の意志を持つようになったかな。あとは自分1人で挑戦することが多くなった。自分で決めて、自分で行動に移すっていうのが一番身についたと思う。それと実は、この留学がきっかけでライターに興味を持つようになったんだよね。

——留学経験がライターに興味を持つきっかけになったというのは、どういうことでしょうか。

中川:今はもう更新されていないんだけど、姉の旦那さんが作った「Reizen(※1)」というヨーロッパの旅情報を書いているサイトがあって。そこに記事書いてみない?って言われたのがきっかけで、スロバキアにいた時のことを書くようになった。特にお金をもらうとかではなくて、ブログ感覚でね。

——それがライターに興味を持ったきっかけなんですね。

中川:うん。それまでは文章を書くことは好きだったけど、特にアウトプットしたことはなくて、記事を書くっていうのは初めての経験だったかな。自分で文章考えたり、自分で写真撮ったり。これが結構面白くって。Facebookとかで書いた記事をシェアすると、大学の友達や地元の友達から反応もらえて、新鮮な気分だったな。

この経験があって、留学行くまでは英語を使った仕事をしたいと思ってたんだけど、その考えが変わって。英語は趣味でいいから、“書く”ことをもっと勉強したいなと思うようになったんだよね。

ふとした環境の変化から、「IDENTITY名古屋」の門を叩くことに

今でもめっちゃイジられるからね。「男を追いかけてきた奴」だって。(笑)

——じゃあ、ここからは「IDENITY名古屋」のことについて聞かせてもらってもいいですか。

中川:去年の6月あたりにスロバキアから帰ってきて、大学にも復帰して。当時、彼氏が岐阜に住んでいたから、デートとかでたまに名古屋に行っていたのね。そのデート先を調べる時に偶然「IDENTITY名古屋」を見つけて。名古屋のことが載っているお洒落なサイトとか知らなかったから、「こんなサイトあったんだ、助かる」と思ったのが最初かな。

——岐阜の彼氏さんに会う時に、名古屋の情報も知ろうと。「IDENTITY名古屋」のいち利用者だったんですね。なんだか素敵エピソードでほっこりします。そこからどうしてインターンへ?

中川:去年の12月ぐらいかな。4年生からは大学行くのは週1になることがわかったから、もう静岡に住んでるの勿体無いし、彼氏と一緒に一宮で住むことに決めたんだよね。だけど実際に引っ越した後、絶対に暇になると思って。

それで名古屋で新しいことを何かしようかな、と思い始めたところに「IDENTITY名古屋」のインターン募集を見つけて、応募した。もちろんライターにも興味があったし。

——えええ!じゃあ、すごく失礼な見方かもしれないですけど、同棲したのがきっかけでインターンに応募したっていうことですか?

中川:そうそう、間違ってないよ。同棲してなかったら絶対インターンしてないし。今でもめっちゃイジられるからね。「男を追いかけてきた奴」だって。(笑)

——そんな形だったなんて、とても意外でした。めちゃくちゃ好感持てます。(笑)
では、実際行ってきたインターンの仕事はどのようなものなんですか?

中川:最初はライターとして記事をたくさん書いてたよ。でも、私が入ってすぐに先輩インターン生が抜けて、その人がやっていた仕事がごっそり抜け落ちちゃって。その時に「代わりに私がやります!」って手を挙げた。

今思うとなんでも「やります!」って言ってたな。「IDENTITY名古屋」って、手あげた人は何でもやれる環境で、悪く言うと積極的じゃない人は何もできないからね。この積極性は留学での経験が生きたかな。

——だから今の明日香さんが出来上がっているんですね。僕から見ても、様々なタスクをこなしてるな、という印象で。他のインターン生の倍はこなしてるんじゃないかと。具体的に今は何やられてるんですか?

中川:何だろう。一言で言うと、碇さん(IDENTITY代表)の秘書かな。(笑)手を挙げていたら、たくさんタスクを振ってもらえるようになったんだけど、それがどんどん増えていって。もちろんライターとして記事も書いてるし、「IDENTITY名古屋」に来た問い合わせの対応も任せてもらってる。あとは、広告案件のクライアントとの調整も。

——なるほど、まさに碇さんの右腕ですね!では、インターンの仕事で印象に残っていることはありますか?

中川:印象に残っているのは、2月に書いた高島屋のホワイトデーの記事。それがめちゃくちゃバズって、初めて自分の記事が「IDENTITY名古屋」の人気記事ランキングに入ったんだよね。自分の記事がこんなに見られてるんだっていうのがすごい嬉しくて。思い返してみると、一つの成功体験だったかな。

ここでの経験は絶対に役に立つ。今の私があるのはIDENTITY名古屋のおかげ

IDENTITYのインターンはすごい良い環境。好奇心旺盛でミーハーな人が向いていると思う

——社会人になるにあたって、もうすぐインターンを卒業されると思うんですけど、インターンをして何か自分のここが変わったな、ということはありますか?

中川:もう卒業か…。気がついたらもうインターンして1年だよ。早い!インターンして変わったことは、とにかく知らないことをたくさん知って、色々なことに興味を持つようになったかな。

インターンの仕事を行う中で、知らない単語がたくさん出てくるのね。KPI(※2)とかCTR(※3)とか、全く知らなかった。(笑)そういう難しい横文字がよく会議中に飛んでくるけど、全然わからなくて。

——確かに。普通に大学生の生活では使わない単語ですよね。

中川:そうそう。でもインターンを始める前に碇さんから「わからないことがあったら、とりあえず調べて。それでもわからなかったら聞いて」って言われてたから、めっちゃ頑張って色々調べた。それもあって、わからないことを一旦自分で調べる能力はすごくついたと思うな。

何か問題が起こった時に、すぐに頼るんじゃなくて、自分で解決する能力とか。あとは自分の意見を持って仕事を進めることや、自分がしっかり責任を持つために一番最悪の事態を想定して物事を進める癖もついた。

——やっぱりめちゃくちゃ仕事ができる人だ。単純に尊敬します!僕も見習わなくては…。

中川:ありがとう!仕事をやる時に、結構自分に任されることが多くなっていったから、自ずと責任感も生まれたんだと思う。あとはね、彼がWeb系の仕事に就いているんだけど、その仕事の話に少しついて行けるようになった。(笑)

——なんと!様々な知識を吸収されている証拠ですね。では、来年から社会人になられると思うんですけど、やっぱりインターンして良かったですか?

中川:それはもうめちゃくちゃ良かったよ。確実にここでの経験が役に立つと思う。普通にクライアントの方と会わせてもらえるし、一回任せてもらった仕事はずっと自分中心に任せてもらえるから、責任感持って仕事をすることができたし。今の私があるのは、本当に「IDENTITY名古屋」のおかげ。

——それは、いちインターン生としても嬉しいですね…。碇さんに伝えたら絶対喜びますよ。それでは、インタビューもあと少しです。代表である碇さんの印象を教えてもらってもいいですか?

中川:私が今まで会ったことのないタイプの人だなっていうのが、第一印象。「社長って、こんなラフなんだ!」って驚いた。でも入ってからは、本当にすごい人だなっていつも思う。どんなことを相談しても、的確に返事を返してくれる。

あとは、インターンとの距離が近いからとても良い。かっちりしすぎてないし、でも気楽すぎなくて、何でも悩みとか打ち明けられるから、本当にありがたいと思う。

——確かに。とても良い距離感でインターン生と接してくれていますよね。では、僕たちインターン生の印象はどうですか?

中川:えー、何だろうな。会議とかの時はみんなすごく真面目なのに、それ以外の時は笑いが絶えないし、みんな真面目で仕事もできるし、良い子たち。みんなオンオフがはっきりしてるから、私もしっかり切り替えることができる。すごい良いメンバーが集まってるなあ、と思うよ。

——僕はさておき、みなさんしっかりしてますもんね。本当に、明日香さんたちが卒業してしまうとやっていけるか不安ですよ。

中川:あはは、みんな卒業しちゃうからね。後輩の奥田くん(筆者)に頑張ってもらわないと。あとはインターンしっかり採用しよう!

——はい、頑張ります。今これを読んでくれているみなさん、インターン絶賛募集中ですからね!では未来のインターン生のために、インターンにおすすめな人はどんな人だと思いますか?

中川:好奇心が強くて、ミーハーな人。挑戦する気持ちが強いことも大事かもしれないけど、それは入ってから身につければ良いし。とにかく、いろんなことに興味もてる人にはおすすめ。何よりも私がミーハーだから。(笑)

——なるほど、わかりました。では未来の好奇心旺盛でミーハーなインターン生に向けて、一言もらってもよろしいでしょうか。

中川:インターンで体験できることって、多分普通に大学生活送ってたら、出会わないようなことばっかり。だから、真新しいことに興味を持てる人、つまり好奇心旺盛でミーハーな人はインターンにぴったりだと思う。

もちろん受かるかはわからないけど、興味ある子は応募してみると良いと思うな!ミーハーだったら誰でもカモンだよ!

——ありがとうございます。インタビューは以上になります。貴重なお時間をありがとうございました。

インターンのエース。

そう呼ばれる彼女の素顔は、思っていたよりも身近なものだった。

自分の経験をしっかりと咀嚼し、自らの行動に活かしていく。
そんな彼女の地に足ついた行動が、周りからの信頼を得ている所以なのだろう。

彼女が卒業しても、私たちは彼女が残してくれたものをしっかりと受け継いでいく。

※1「Reizen(ライゼン)」とは、「旅のキッカケとなる情報をシェアする」ことをコンセプトに作られた旅行メディア。ドイツやオーストリアを中心に、計9ヶ国の情報が掲載されている。
※2 KPIとは、Key Performance Indicatorの略称。重要業績評価指標のことで、何かある目標のために達成すべきものを表したもの。「1年で6kg痩せる」という目標に対してKPIは「2ヶ月で1kg痩せる」などと表せる。
※3 CTRとは、Click Through Rateの略称で、クリック率のこと。主にインターネット広告において使われる。

文:奥田 慎平

【お知らせ】株式会社IDENTITYは、メディアの運営に携わりたいインターン生を募集しています。少しでも興味のあるかたは、こちらからお問い合わせください。ご応募お待ちしています!