禁断の愛

禁断の愛 ヴァンパイアバディ

ベロニカ/ベニー 
人間(25歳) 使用人

アマエニス/アニス 
ヴァンパイア(見た目27歳) 令嬢


ベニー・ただいま戻りました
アニス・おかえりなさい、ベニー
    今日は、早いのね
ベニー・はい
    今日はアマエニス様の誕生日ですので
アニス・もぅ!ベ、ニ、ィ!
ベニー・はい?なんでしょう?
アニス・、、、はぁ、今は2人きりでしょう?
ベニー・、、、ん? 、あっ!
アニス・もぅ〜2人のときはアニスでしょ?
ベニー・あ、はい!失礼、、いや、、

<ベニー、親しく話す>

ベニー・ごめんね、アニス
アニス・ううん、いいの こっちこそ
    面倒くさくて、ごめんね
ベニー・仕方ないよ、お嬢様なんだし
    私なんかと親しくしていたら
    示しがつかないよ
アニス・そうかしら?問題ないと思うけど?
ベニー・問題大アリよ
    もしバレたら、私は解雇なんかで
    済まされない、、
アニス・そんな危ない橋の上によく立って
    いられるわね(笑)
ベニー・確かに、それもそうだね(笑)
アニス・なんでなの?

<アニス、上目遣いでベニーを見る>

ベニー・さ、さあ?なんでだろうね?

<ベニー、ニヤニヤするアニスを遠ざける>

ベニー・アニスに私も聞きたいんだけど、、
アニス・ん?なに?
ベニー・なんで私なんかと
    親しくしてくれるの?

<アニス、恥ずかしくなり視線を逸らす>

アニス・え、、そんなの決まってるじゃない!
ベニー・何が決まっているの?
    私、貴族でもお金持ちでもないよ?

<アニス、顔を赤らめる>

アニス・そ、それはね、、、ほら、アレよ!
ベニー・アレ?ってなに?

<ベニー、ニヤニヤしながらアニスに詰め寄る>

ベニー・なーに?
アニス・もぅ!!ベニーの事が好きだからよ!

<ベニー、アニスに抱きつく>

ベニー・アニス!私も、あなたの事が好きだよ
アニス・ありがと、ベニー、、
ベニー・こちらこそありがとう
    さて、誕生日プレゼントは何が欲しい
    のかな?
アニス・そ、そうね、、ツバの広い帽子かな
ベニー・ふ〜ん、、、そっか帽子でいいんだね
    本当に?
アニス・、、、、

<アニス、恥ずかしそうにうつむく>

ベニー・じゃあ、帽子を買いに行こう
アニス・あ、ちょっと待って、、実は、ね
    本当に欲しいのは、、
ベニー・あれ?帽子じゃないの?、、ふふ
    本当は何が欲しいの?

<アニス、ベニーの顔をチラチラ見る>

アニス・えぇと、ね
    本当は、あなたの血が欲しいの、、
ベニー・、、そっか、、、私の血か〜
アニス・ダメなのは、わかってる!

<アニス、うつむき目をつむる>

ベニー・、、、いいよ

<アニス、驚き顔を上げる>

アニス・え?
ベニー・なに固まってるの?(笑) 
    血をあげるって言ったんだよ
アニス・わかってるわよ、、でも、なんで?
    今まで嫌がってたのに
ベニー・そうね〜なんでもない日にあげるのが
    イヤだったの
    そこまで欲しがるなら誕生日にしよう
    ってそれだけ
アニス・それだけ?ほんとに?
ベニー・うん 本当にそれだけだよ(笑)
    だから、はい

<ベニー、首を差し出す>

アニス・え?、あ、イヤ、、やめて!
    ベニー私に見せないで!!
ベニー・どうしたの?アニス
    私は大丈夫だよ?

<アニス、顔を背けベニーから離れる>

アニス・そうじゃないの!
    私がイヤなの!
ベニー・アニス、、、
アニス・私は今のあなたが好きなの!
    人間のあなたが好きなの!
    だから、あなたを汚したくない
    私の血で汚したくないの、、

<ベニー、微笑みアニスへ近づく>

ベニー・優しいんだねアニスは
    私はアニスの血で汚れるなんて
    思った事ないよ
    むしろ、光栄だと思ってるよ
    それに、私はずっと私だから
    見た目は変わるかもしれないけど
    'ベロニカ'であることは変わらないよ
アニス・ありがとうベニー
    でもね、、、もし、もしもよ
    私たちの血が合わなかったら、、
    
ベニー・その時はその時(笑)
    しょうがないよ 合わなかったんだもん
アニス・そんな簡単な話じゃなの
ベニー・そうなの?私だけって感じじゃないの?
アニス・違うの、、、2人とも、、ダメなの
ベニー・2人ともって?
アニス・ヴァンパイアって血を一方的に取ってる
    イメージあるでしょ?
ベニー・うん、、違うの?
アニス・半分合ってて、半分間違ってるのよ

<アニス、ベニーに背中を向けて話す>

アニス・血を貰うのは合ってるんだけどね、
ベニー・、、うん
アニス・それと一緒にね、
ベニー・アニス
アニス・え?

<ベニー、アニスが振り向くと同時にアニスの唇に自分の唇を重ねる>

アニス・、、んっ!、、、ん
    (あぁ、ベニー、ダメだよ、、)

<アニス、頭が真っ白になる>

ベニー・アニス、、そんな話はどうでもいいよ
    私はあなたが好きだから
    あなたの欲しいモノをプレゼントしたい
    と思っただけ
アニス・あ、、ベニー、私、、
ベニー・ん?どうしたの?アニス
アニス・もぅ、私、、ダメみたい、、、
ベニー・あー、、、アニス?
    しっかり!ほら、起きて
アニス・はぁ〜、、ベニー♪

<アニス、思考停止になる>

↓オマケーーーーーーーーーー
ベニー・どうしよう〜
    あっ!ケーキ忘れてた!
    アニス!ケーキ食べよう
    
<ベニー、アニスをソファに座らせ、ケーキの箱を開ける>

ベニー・ほら アニスの好きな
    チーズケーキもあるよ
アニス・はっ!チーズケーキの匂い!
ベニー・ふ〜 よかった
    おはよ アニス

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