バーこみみ
薄暗い室内に数人の男女が手にグラスを話している
顔なじみが多いのか穏やかな空気が流れていて心地よい
わたしは初めて来たのだが、すでに馴染んでしまっている、何故だろう
この場所の雰囲気なのか、それとも別の何かがあるのか
別の何かと言うと何だ
アロマやお香などの匂い
それとも催眠術か
ただ酒を飲む場所で催眠術をかける意味などあるはずもない、どうかしてる
わたしはある店に来ている
初めて聞く町の裏路地にある小さなbar
友人に勧められて何故か来てしまった
外観はクリーム色っぽい壁とそれに合わない木製らしきの扉、扉の上の方に目立たない看板らしき物がある
不確定なのは今が夜でオレンジ色の街灯に照らされていたからだ
とりあえず扉へ近づいてみる
看板らしきものは近くで見ると月にネコが座っている。そんなデザインのものだった
そのとき
看板の中いるネコが気になって仕方がなかった
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