「セネガル人の挨拶」
近所の海岸でトレーニンやっているときに親しくなったセネガル人がいる。背は190cmくらい。スリムで彫りの深い西アフリカ独特の風貌だ。
ご近所さまなので、よくすれ違う。
そのとき、彼は右手を上げてなにかボソっと言って挨拶する。それが何なのかずっと聞き取れなかった。
最初セネガル公用語のフランス語で 「Ça va (サヴァ)?」(元気?)と言っていると思ったが、よく聞くとそうではない。「ジャンボ」(ケニア語でこんにちは)でもない。結構悩んだ自分はある日、今日は絶対に聞き逃さないようにしようと思って耳をすました。
すると、分かった。
それは「ども」だった。
「どうも」の「ども」である。
彼はアフリカ独特の響きでリズミカルに「ドンモ」と発音していたのだ。
「ども」は日本人にとっても便利な言葉だ。いろいろと使える。それをいち早く察知して彼は使っていたに違いない。
それ以降、彼が視界に入ると、お互いに右手をあげて「ども」と挨拶し合っている。自分も彼と同じ部族になったようで、ちょっと嬉しくなる。