「男性の色気を撮れるのはゲイか女性しかいない」
リンクはハーブ・リッツ(Herb LItts)が撮影したデビッド・ボウイ。
ハーブ・リッツはゲイだが、デビッド・ボウイとのフォトセッションで多くのカットを残している。
そこには、喜んだり、怒ったりしているデイビッド・ボウイがいるが、自分が想像するに、怒っているデイビッド・ボウイは、きっとハーブリッツから卑猥な言葉を投げかけられている。
ただ、怒っているのではないのがよく分かる。
ゲイのフォトグラファーが撮る男性は、女性フォトグラファーが撮るものと同様、色気を感じるが、
やはりゲイ独特のものだ。
逆にゲイのフォトグラファーが撮る女性は、中性的。
写真には、撮る側の「生理」が滲み出ているのが面白い。
自分がNYCにいる頃、GAPがハーブ・リッツと、マシュー・ロルストンを採用して、ポートレートの大判ポスターを、マンハッタンで大展開していた。
そこでのハーブ・リッツのポートレートは、あまり感情を感じさせないスティルライフのようで、自分は好きだった。