「なんでも撮る」
1984年から現在まで広告雑誌の仕事でどんなジャンルの経験があるのか、プロファイル提出のためにちょっと書き出してみた。
人物ポートレート
ビューティー
ファッション
スポーツ
建築インテリア
宝石・時計
料理・器
自動車・戦車
花・生け花・フラワーアレンジメント
風景・旅行
なんでも面白そう、というか好奇心で仕事を断らずに受けてきたら、いろんな被写体の依頼があり、気がつけば、ほとんどのジャンルを撮ってきたことになる。
それぞれのジャンル、単発で終わるでもなく、結構継続してやってきた。
だからカメラやレンズ、機材も増えるわけで、
正確に把握していなかった。
一応、自分は人物が専門だが、それに特化していたら10年も経たずにカメラマンはやめていたと思う。
自分にとっては写真は全て同じだ。
被写体が多岐に渡れば渡るほど飽きないし、面白い。
ただただ撮っていて楽しいもの。自分にとってそれが写真だ。
以前は、その道一筋が尊ばれたが、
その前の高度成長期など、仕事が多すぎて、人手が足らず、
ポートレートやヌード撮っているカメラマンが「物」の撮影をやっていた例も多くある。
自分が大手菓子メーカーのクッキーの商品写真を撮ったときに、立ち会いの方から、
「あの、人物写真の巨匠、Sさんも同じ商品撮ったんだよ」
と聞いて驚いたことがある。
機会があったら、できるだけいろんな被写体を撮影した方が良いと思う。もちろん専門をしっかりとキープした上での話。