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「不法移民と社会はwin-winだった」

37年ほど前、NYCにいた頃の話。昼になると、よくピザ屋に出かけた。
ファーストフードピザ屋だが、
70cm位はありそうなビザを中心から放射状に切ったものを、一切2ドルくらいで売っていた。

ある日ランチタイムを外してカウンターに座ると、カウンターの中で暇そうにしているラティーノがいた。

「何処から来たの?」と聞いたら、南米の某国だった。
調子どう?と聞いたら、少しだけ彼の身の上話をしてくれた。

「自分の国では4つのファミリーが国のほとんどの富を独占していたんだ、自分らは一日働いて1ドルくらいの稼ぎ」

彼は不法移民でクイーンズに仲間達と一軒家を借りて住んでいた。

「あの頃の比べると天国だ。1日で月収の何倍も稼げる。
家賃も数人でシェアなので問題ない」。

こんな不法移民たちが物価の安さを支えていた。
もしトランプが不法移民を徹底的に追放したらアメリカ社会は成り立たない。

トランプは商売人だし、利口だから、排斥をポーズしつつも、不法移民については、物価が上がらない適度しか締め付けないだろう。
さあ、どうなるか。

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