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自分らしさなんて存在しない!では、何が存在するのか?

こんにちは。

「自分らしい人生を生きる」

この言葉は、
まるで魔法の呪文のように、僕たちの心に響きます。

以前の記事
「脱・当たり前!自分らしい物語を生きるための三種の神器」
「自己紹介のような自己紹介じゃないような?」では、
この魔法の呪文を紐解き、
自分らしい人生を歩むためのお話をしてきました。


自分らしく生きるとは、
自分だけの色で人生を彩ること。

それは、
ワクワクする冒険であり、
かけがえのない宝物です。

しかし、ここで一言申し上げます。

「自分らしさなんて存在しない」

と。

「自分らしさ」というのは幻想なんです。


「いやいや、
自分らしく生きようぜ!とか言っておいて、
何言ってんの?」

と思われるかもしれません。

ですが、「自分らしさ」というのは
存在しているようで、実は存在していない。
捕まえようとするとすぐに逃げていく。

そういうものなのです。


「自分らしさ」が人生を惑わす

「自分らしさ」という言葉は、
僕たちを魅了する一方で、
時に足かせとなることがあります。

それは、一体どういうことでしょうか?


僕たちは「自分らしさ」という言葉によって、
ついついイメージを固定してしまいます。

  • 「私は〇〇な人間だ」

  • 「これが私のスタイルだ」

このように自分自身を決めつけると
どうなるでしょうか?

それ以外の自分と出会えなくなってしまいます。

自分で自分の可能性を潰してしまうんです。


例えば、幼い頃から
「大人しい子」と言われて育った場合、
「自分は大人しい人間なんだ」と決めつけて
生きていくことになるかもしれません。

本当は心の中に情熱を秘めており、
大人しさとはかけ離れているのかもしれないのに。

あるいは、
「ガチガチな真面目な人」と思われている人が、
実は抜群のユーモアセンスを持っているかもしれません。

ですが、真面目な人を演じ、
それが自分らしさだと
誤解しているかもしれないのです。


僕たちは、
周囲の評価や過去の経験によって、
無意識のうちに「自分らしさ」を決めつけてしまいがちです。

しかし、それは本当の自分と言えるでしょうか?

それは単なる
「思い込み」や「幻想」によって
「自分らしい」と錯覚しているだけなのではないでしょうか?


僕たちには無限の可能性がある

「自分らしさ」は、一つではありません。

僕たちは、様々な側面を持ち、
無限の可能性を秘めています。

だからこそ、
いま考えている「自分らしさ」というのを一度疑い、
固定観念を打ち破ってほしいのです。


「私は人前で話すのが苦手なんですよ。
だから、人前で話すような仕事はしません」
と言っていた人が、
今では大勢の前で嬉々として話している人もいます。

ただ、面白いのが、
「仕事」となれば大勢の前で嬉々として話しているのに、
プライベートになると人前で話すのが苦手になるところです。

また、
「僕は夜型だから早寝早起きをする気はありません」
と言っていた人が、今では当たり前のように早寝早起きをし、
「以前は、夜型だったことが信じられない」
と言っています。

ですが、この人もまた、
夜遅くまで作業しなければならないとなった場合、
夜型の自分に戻って作業することができるのです。

そのように、
「人前で話すことが得意なようで苦手」という人もいれば、
「夜型のようで朝型のようで夜型」みたいな人もいるわけです。

どちらの自分も「自分らしい」んです。

「固定された自分らしさ」というのは存在しないんです。


様々な「自分」と出会っていこう

「自分らしさ」という言葉を聞くと、
どうしても「これが自分らしいんだ!」と決めつけたくなりますが、
「自分らしさ」というのは一つではないんです。

一つではないからこそ、
様々な自分を見つける必要があります。

様々な自分を見つけることで、
状況に合わせた自分を採用することができるようになります。

つまり、
「人前で話す自分」「人前で話すのが苦手な自分」
「朝型の自分」「夜型の自分」と、
どういう自分を採用するか
状況に合わせて決めることができるのです。

※もちろん、状況に合わせて採用するのは簡単なことではないですが、
 そういうことも可能、ということです。

では、
様々な自分を見つけるためには、
どうしたら良いでしょうか?

それは、
新しいことに挑戦することです。

  • 新しい場所を訪れる

  • 新しい趣味を始める

  • 新しい人と出会う

  • 絶対にやりたくないことをやってみる

そんな小さな一歩が、
あなたの「自分らしさ」をさらに深く、
豊かにしてくれるはずです。


例えば、普段はインドア派の人が
思い切ってアウトドアに挑戦してみると、
新たな自分を発見するかもしれません。

マンガやゲームが大好きだった人が
完全インドア派の人が『ゆるキャン△』を観て、
キャンプにハマったという人もいますからね。

しかも、
キャンプだけでなく、バイクにもハマり、
インドアも好きだけど、アウトドアの方が好きになり、
家の中よりも外に出ることが多くなった人もいます。

インドアもアウトドアも好きだから、
どちらも対応でき、それだけで人生の満足度が
格段に上がったようでした。

「インドア」が自分らしさだと思っていたのに、
『ゆるキャン△』をきっかけに
「アウトドア」が自分らしさに変わったのだから
面白いものです。


同じように人見知りの人が、
勇気を出して交流会に参加したことで、
新しい出会いがあり、人と関わることが楽しくなった。

そして、
これまで考えてもいなかった才能が開花した、
なんて話もよくあります。

開花した才能は、
デザイン力、関係構築力、情報を整理する力など。

これまでやってこなかったことだからこそ、
これまで気づくことができなかった才能に
気づくことができるんです。


面白いのが、
「私はそのセンスはないから」
と避けていたもので、才能が開花することもあるんですよね。

「人前で話すことは苦手で、絶対にやりたくなかった」
という人がセミナー講師を天職にしていたりしますから。

だからこそ、
自分が避けていたものにこそ飛び込んでみると、
意外な結果が待っているかもしれません。

もちろん、
「やっぱり自分にはセンスがなかった」
と思うかもしれませんけどね。

ですが、そこから10年後にまた試してみたら、
そこで才能が開花した、ということもあるので、
「何が自分らしいのか」というのは本当にわからないものです。


▶挑戦には失敗がつきもの

もちろん、挑戦には失敗がつきものです。

しかし、失敗がつきものとはいっても、
失敗は決して無駄ではありません。

「失敗は、成功への道しるべになる」と
よく言いますよね?

失敗は僕たちを成長させてくれる貴重な経験なのです。

失敗から学び、立ち上がることで、
僕たちはさらに「自分らしさ」に近づいていくことができます。


▶「自分らしさ」に完成はない=自分らしさは幻想

そもそもの話ですが、
「自分らしさ」というのは、
決して完成するものではないんです。

自分らしさは、
常に変化し続けるモノであり、
新しい挑戦によって深まっていくモノなのです。

自分らしさは変化し続けるもの。

だから、
「自分らしさは幻想」
なんです。


「これが自分らしい」と思ったとしても、
それが「自分らしい」と"思い込んだ"だけです。

もっと自分らしいことがあるかもしれないし、
他にも自分らしいことがあるかもしれません。

色々と挑戦してみると、
「あ、こっちの方が自分らしいわ!」
というのが必ず出てきます。

だから、
「自分らしい」というのは幻想なんです。


ただし、
「自分らしさは幻想」だとしても、
自分らしさを追求していくことには価値があります。

僕たちが挑戦していくのは、
「新しい自分」を見つけ、
「自分らしさ」を更新していくためでもあるのですから。


自分を知るための旅

「自分らしさ」を更新していくためには、
新しいことに挑戦する一方で、
自分自身と向き合い、内なる声に耳を傾けることも大切です。

つまり、シンプルに
「自分を知ること」です。

それは、まるで静かな湖面に映る自分の姿を、
じっくりと見つめるようなものです。

日記、自己分析など、
自分を知るための方法はたくさんあります。

これらの方法を通して、
自分の価値観、強み、弱みを理解することで、
「自分らしさ」をより深く理解することができるでしょう。


ただし、ここで再度考えておきたいことがあります。

それは、
「自分らしさは幻想」
ということ。

自分自身と向き合って出てきた
価値観、強み、弱みというのは、
果たして本当にそうなんだろうか?ということです。

価値観だって変わります。

強みと思っていたとしても、
もっと強みにできることだってあるでしょう。

もしくは、
これからもっと強みと言えるものが出てくるかもしれません。

なので、自分自身で向き合って得られるものは、
あくまでも「今の自分」に過ぎないのです。

「新しい自分」「新しい自分らしさ」に出会うためには、
自分自身で向き合うだけでなく、
新しいことに挑戦していく必要があるのです。


僕たちは、生涯を通じて
「自分らしさ」を探求し続ける旅人である

「自分らしさ」は、ゴールではなく、
常に変化し続ける過程によって生まれるモノに過ぎません。

僕たちの「自分らしさ」は
日々変わり続けているんです。

なので、僕たちは、生涯を通じて
「自分らしさ」を探求し続ける旅人、と
言えるかもしれません。

時には、自分の進むべき道を見失い、
迷子になってしまうこともあるでしょう。

「自分のことがよくわからない」
と混乱してしまうこともあるでしょう。

ですが、
そんな時こそ、立ち止まり、
自分自身と向き合うことが大切です。

自分自身を理解し、受け入れることで、
見える世界を変えることができ、
僕たちはより豊かな人生を送ることができます。

そして、今の自分を受け入れた上で、
さらに新たな自分を探しにいくのです。


「自分らしさ」を探求し続ける旅は、
決して一人ではありません。

家族、友人、恋人もそうですし、
SNSやブログ、noteなどの発信を読んでくださっている方々。

そういう方々も、
それぞれが「自分らしさ」を探求する仲間なのです。


自分が望む物語へと創り上げる

何度もお伝えしますが、
「自分らしさは幻想」です。

「自分らしさ」は、
固定的なものではなく、常に変化し続けるものですから。

「これが自分らしい」と決めつけた瞬間に、
新たな可能性を潰してしまいます。

「自分らしさ」というのは固定されたものではなく、
新しいことに挑戦し、
自分自身と向き合うことで、
さらに深く、豊かになっていくものなのです。

なので、
「自分らしい人生を生きる」というのは、
いまの自分だけでなく、
これから発見していく自分も受け入れること。

それによって、
常に価値観もアップデートし、
人生を自分が望む物語へと創り上げていきます。

価値観がアップデートされるので
「これが自分らしい人生だ!」と思ったことが、
1時間後には変わっているかもしれません。

ですが、それでいいと思うんです。

自分らしい人生を生きるというのは、
常にアップデートして、
望む人生を創り上げるものだと思いますから。


都合が良い「自分らしさ」を採用しよう

僕たちには、無限の可能性があります。

いまは人前で話すことが苦手だからといって
それを自分らしいと考える必要はありません。

言ってしまえば、
「自分に都合が悪いこと」は自分らしいと考えず、
「自分に都合が良いこと」は自分らしいと考える。

それで良いと思うのです。

「人前で話すことが苦手」ということに対して
都合が悪いとも思わなければ、そのままでいいと思うんです。

ですが、
「人前で話すことが苦手」というのが
自分にとって都合が悪いのであれば、

「人前で話すことは苦手だと思っているけれど、
実はそうでもないんじゃないかな?」と考えて、
自分らしさを更新していった方が、
良い未来に繋がると思うんです。

だから、
「自分に都合が悪いこと」は自分らしいと考えず、
「自分に都合が良いこと」は自分らしいと考える。

こういったパラダイムを持つことで、
人生をより良くしていくことができるのではないか、と
思うのです。

そして、そうした生き方が
「本当の自分らしい生き方」に繋がるのではないかと思います。


「自分らしさ」は存在しない

自分らしさなんていうのは、
本当に一瞬一瞬で変わります。

「いつもの自分はこんなことしないのに…」
とか思ったことはありませんか?

僕たちの内側には
たくさんの自分がいます。

そして、
一瞬一瞬変わっているんです。


「エネルギー状態」によって自分らしさは変わります。
「採用しているパラダイム」によって自分らしさは変わります。
「知識やスキル」によって自分らしさは変わります。
「関係性」によって自分らしさは変わります。
「ステージ」によって自分らしさは変わります。

僕たちは常に変わっているんです。

だから、本当の意味で
「自分らしさ」というのは存在しません。

状況によって、
自分らしさは変わるんです。

あるとしたら、
「こういう自分でいたい」
というくらいです。

だから、
「人前で話すのが苦手」という自分が嫌であれば、
それを自分らしさにする必要はないんです。

だって、僕たちは変われるんですから。

自分が理想としている自分になっちゃいましょうよ!
ということです。

そして、その理想も
少しずつ変わっていくことでしょう。


自分らしさを使い分ける

たくさんの自分を知り、
たくさんの「自分らしさ」を知る。

そして、
状況に合わせて自分らしさを使い分けることができれば、
人生はより楽になるのではないかと思います。

そして、言ってしまえば、
この考え方は「パラダイム」の考え方です。

状況に合わせてパラダイムを変えている人がいるように、自分らしさも変えていいと思うんです。


「自分らしい」と思えることを増やせば増やすほど、
状況に合わせて採用することができ、
エネルギーの消耗を減らしたり、
効果的に物事を成し遂げることができます。

だからこそ、
いろんな「自分」を知り、
状況に合わせて変えていくこと。

もちろん、状況に合わせて変えることは
簡単なことではないですが、
それができるようになれば、
人生は確実に豊かになっていくでしょう。


最後に

この記事が、
あなたの「自分らしさ」を探求する旅の、
小さな一歩となれば幸いです。

自分らしさとは、
決して他人と比較するものではありません。

自分らしさとは、
自分自身と向き合って、様々な自分を知り、
自分だけの物語を紡いでいくことです。


「自分らしさは幻想」

そう何度も言ってきましたが、
その意味は

「"たった一つの自分らしさ"なんて存在しない」

ということです。

存在するのは
「常に変化している自分らしさ」であり、
「様々な自分らしさ」です。

家族、大事な人、会社の同僚、友人…

それぞれに全く同じ自分でいることは
まず無理だと思います。

相手によって
自分らしさが変わると思うんです。

すべての人に対して
全く同じ自分でいれる人は
悟りを開いている人なんじゃないかなと。

そのように、人は
「様々な自分らしさ」を持っているものなのです。

「様々な自分らしさ」を持っているなら、
状況に合わせて自分らしさを活用しちゃおうよ!と
そんなお話でした。


様々な自分がいるのであれば、
もっと人生が豊かになるように
状況に合わせて自分らしさを変えていく。

そんな生き方をしてみたいと思いませんか?

そのためにも、
「自分らしさ」を探求する旅に出かけてみませんか?

その先には、きっと素晴らしい景色が広がっているはずです。

あなたの人生が、さらなる発展を遂げることを、心から応援しています。



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◆ご相談やお問い合わせについて


それでは、最後までお読みいただき、
ありがとうございました!

状況に合わせて適切な自分らしさを
発揮していきましょう!


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