耳コピできるようになると歌詞がおもいつきやすい!?

 こんにちは、こんばんわ、はじめましてアイディアサイトというものです。ボカロPとして活動しています。

【この記事がお役に立てる方】
・耳コピの成長過程、上達方法を知りたい方
・耳コピのメリットを知りたい方
・思いついたメロディーを形にするやり方を知りたい方

Q:耳コピできるようになると歌詞がおもいつきやすくなるの?

A:(数字として表れているわけではないですが、)感覚的に以前に比べて、思いつきやすくなっていると思います。

Ⅰ 耳コピできるようになると歌詞がおもいつきやすくなるのか?

 最近耳コピ少しだけできるようになり、歌詞が思いつきやすくなっている気がいます。また、韻を踏むのも以前に比べて簡単にできるようになった気がします。作詞を本格的始めて、2年、作曲にいたっては4年近く立つのも関係しているかもしれませんが…
 こうなっている理由を自分なりに考えていき、耳コピが出来るようになると起こる変化について、述べていこうと思います。

1、耳コピができるようになり、言葉のイントネーションと音(メロディー)のモチーフが感覚的に一致しやすくなっている気がします
 ちなみに言葉のイントネーションと音(メロディー)のモチーフが一致すると、歌を聴くや歌う時に自然な印象、もしくは滑らかな印象を与え、聞き手に歌詞が入ってきやすくなるというメリットがあります。

2、単純に作詞に慣れてきた
 詳しく言うと、どんな表現をすれば、自分の伝えたいことを伝えれるか、オシャレになるかなどの言葉選びに慣れてきたということです。
 また、作詞に慣れてきたことによる作曲の意識の変化も影響していると思います。私は曲を先に作ってから、歌詞を考えていくのですが、当初はなんとなくこの雰囲気いいなというものを作り、その雰囲気に合わせて歌詞を考えていくという感じで歌詞を考えていました。しかし、最近は、韻を踏ませたいから同じモチーフを続けて2回繰り返すなど、作詞まで意識した作曲のやり方に変化しました。このように作詞に慣れてきたことによる作曲の意識の変化言い換えれば、歌詞を載せやすいメロディーが作れるようになったことも影響していると考えられます。

もし耳コピについて気になる場合は、下の記事で解説しているので、ぜひ読んで見てください。


Ⅱ 思い付いたメロディーを形にするコツ

 耳コピが少しでも出来るようになると、思いついたメロディーを形に出来るようになります。
 思いついたメロディーを実際に形にするコツとして、思いついた曲と似ている曲があるかどうかで、それぞれやり方があります。

Ⅱ-① 【似たような楽曲がわかる場合】
思い付いたメロディーのbpm(テンポ)のあたりをつけ、その曲と大体同じスピードにします
思い付いたメロディーのキーもしくは、スケールにあたりをつけると近いものが作れます。メロディーのキーにあたりをつけるには使われている音が4、5音分かれば、スケールが大体わかるのでそこから導き出せます。
 このようにこの曲っぽいながわかれば、その曲と同じテンポ、キーにすると思い付いた曲に近くなり、頭の中にある楽曲により近づきます。
あとは、耳コピを行う要領で頭の中にある楽曲を形にしていきます
 上で紹介した「耳コピができないと作曲ってできないの?」に、耳コピのやり方もまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。


Ⅱ-② 【似たような楽曲がわからない場合】
・どの曲かわからないときは頭の中にあるメロディーのモチーフを少しずつ形にしながら、これだと思うものができたらそこで使われている音の種類からスケールを導き出します。「メロディーのモチーフを少しずつ形にし」ていくというのは、ピアノなどの楽器を弾きながら、地道に探していくということです。

【具体的なやり方】
① 頭の中にあるメロディーを一度、鼻唄でいいので歌ってみます。1つのモチーフ(メロディーの最小単位のこと)ごとにやっていくと、やりやすいです。

② 大雑把でいいので、メロディーを作ってみる。前の音より、高いか、低いか、同じかを1音ずつ探っていき、ざっくりでいいので、1つのモチーフを作り上げます。

③ ②ができたら、このモチーフをより頭の中にあるメロディーに近づけます。できたモチーフを、頭の中にあるメロディー(鼻唄を歌うなどして)と聴き比べて前の音より、高いか、低いか、同じかを②よりも細かく探っていきます。あとは、自分が納得いくまで③を突き詰めていきます。

④ ①〜③を1つのモチーフごとに行っていきます。

大雑把な流れとしては以上です。
 要領は上の記事(耳コピできないと作曲ってできないの?)の耳コピのやり方と同じなので、参考にしてみてください。記事の中で解説している「耳コピの参考 曲」の部分が、ここで言う「頭の中に流れているメロディー」に変わるだけで、後の耳コピのやり方は同じです。
 動画でも解説しているので参考にしてみてください。


【まとめ】
耳コピできるようになると歌詞がおもいつきやすくなったと感じた理由は2つです。
言葉のイントネーションと音(メロディー)のモチーフが感覚的に一致しやすくなったこと
単純に作詞に慣れてきたことと、それに伴う作曲時の意識の変化によるもの

思いついたメロディーを形にするやり方は2つあります。
①似ている楽曲がわかる場合は、似ている楽曲のキーとスケールを手掛かりに、耳コピを行う要領で、頭の中の楽曲を形にしていく方法
②似ている楽曲がわからない場合は、より地道に耳コピを行う要領で、頭の中の楽曲を探っていく方法

【最後に】
 メロディー思い付く過程は、うろ覚えのメロディーを歌おうとして、こんな感じかなと思い出す感じに似ています。頭の中の音を耳コピすること自体難しいかもしれませんが、できるようになると、イメージの中でしか聞けなかった自分の思いついた音楽が、実際に形になります。その時の感覚は何物にも代えがたいです。


曲も作っているので、聴いて頂けると嬉しいです。


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