なにから始める?EC活用基本のキ
みなさんこんにちは!広報のフナトです。
ここ数ヶ月おうち時間が増え、ついついオンラインでお買い物をしすぎてしまった!という方も多いのではないでしょうか?私も本や化粧品から、普段だったら買わないものまでたくさん買い込んでしまいました...(笑)
そんなオンラインショッピング利用者が急増しているこのタイミングで、弊社にも「オンライン販売をやってみたいんだけど何から始めたらいいの?」「ECサイトといっても種類がたくさんあるのでどれを選んだらいいのかわからない...」といったご相談をいただくことが増えました。
そこで今回は、「ECサイトの種類とその選び方」にフォーカスしてお話ししたいと思います!
ECサイトの種類
まず始めにECサイトとは、「オンライン上で商品を販売するWEBサイト」のことです。ECサイトの良いところは、「誰でも・いつでも・どこからでも、そして誰にでも商品の販売ができる」こと。
ECサイトは、大きく「独立型」と「モール型」に分けることができます。
「独立型」とは、「自社ECサイト」のことです。様々な企業が提供する「ECプラットフォーム」を利用するパターンと、1からサイトを制作するパターンの2つがあります。
「独立型」のメリットは店舗の内装や商品の見せ方を自分の好きなようにカスタマイズできる点にあります。出店難易度や費用、出店までの期間は利用するサービスにより様々です。
一方「モール型」は「テナント型」「CtoC型」「マーケットプレイス型」の3種類があります。
「テナント型」は、複数の売り手が自社店舗内でそれぞれ商品を販売する仕組みとなっています。「楽天市場」や「Yahoo!ショッピング」がその代表です。
「CtoC型」はメルカリやヤフオク!に代表されるように、個人対個人の取引が基本となるサービスです。
「マーケットプレイス型」の特徴は、1つの商品につき商品ページは1ページのみで、複数の売り手が同一ページで同じ商品を販売する仕組みとなっています。「Amazon」のページをイメージしていただくとわかりやすいかと思います。
同一商品を1つのページにまとめるメリットは、「消費者が迷わず、効率的に商品を探し、最短で最安値で購入できる」点にあります。
確かに「Amazonで買い物した時、一体どこのショップから買ったのわからないな...」という経験が皆様にもおありかと思います。
どこのお店で買うか?より、効率的に商品を探し出すことに重きをおいた仕組みになっているのです。
各ECサイトの特徴
ここまでECサイトの種類をみてきました。では一体どれを選んだらいいのでしょうか?
まずそれぞれのECサイトの型を「使っている人の傾向」「扱っている商品の傾向」「出店している業者の傾向」に分けて解説していきます。
まず「独立型(自社EC)」について、利用者・商品・業者は以下の通りです。
自社ECを利用するユーザーは「すでにそのブランドを認知しているファン」であることが多いため、自社ECを活用する業者も「有名ブランドやすでに幅広く認知されている企業」となっている場合が多いです。
もしすでに幅広く認知されており、一定のファンがついているお店でしたら自社ECサイトを開設しても良いかもしれません。
次に「テナント型」の利用者・商品・業者の特徴は以下の通りです。
「様々な商品を比較・検討したい」層が集まる傾向があるため、「独自商品や差別化された商品」など、バラエティに富んだ商品を販売する独自ブランドメーカーが多い傾向にあります。
最後に、「マーケットプレイス型」の利用者・商品・業者の特徴は以下の通りです。
買いたいものがすでに決まっているユーザーの「迷わず時間をかけずに購入したい」というニーズを満たすためのプラットフォームであるマーケットプレイス型。
そのユーザーの買いたいものが「メーカー品」であることが多いため、業者は「メーカー」とそのメーカー品の類似品を販売する「中国人の売り手」や「転売屋」がほとんどと言われています。
集客・リピート率・始めやすさからみたECサイト
これまで見てきた「自社ECサイト・テナント型・マーケットプレイス型」の「集客のしやすさ」の相関はこのようになると考えらえます。
相対的に自社ECサイトへの集客は非常に難しいとされています。せっかく自社ECサイトを立ち上げたのにもかかわらずお店のブランディングがされていないと、自然検索でECサイトを訪れてくれる人は非常に少ないため「売り上げにつながらない」可能性があります。
それに比べて「モール型」は購入する商品を発見するまでに様々な店舗に立ち寄ってくれる可能性があるため、比較的集客がしやすいと言われています。
また、各サイトの「リピート率」についてはこのようになります。
「リピート率の高さ」=「ブランディングのしやすさ」を反映していると言えます。自社ECは自分の好きな店舗設計が可能であり、ブランドのイメージや商品の良さを最適な形でユーザーに伝えていくことが可能です。
一方の「マーケットプレイス型」は、どの店舗から購入したのかわかりづらい特徴があるなど、個々の店舗の特徴を出すことが困難です。そのため、ユーザー自身が「どの店舗で購入したのか?」が分からず、リピート率は低くなっています。
最後に「始めやすさ」について見ていきます。
楽天市場は、AmazonやYahoo!ショッピングと比較すると「費用」が高く、「出店までの期間」も長くなっています。その理由として、モール自体のブランディングを図っており、悪質な売り手を排除したいという狙いがあるそうです。
比較的費用も安く、審査も通りやすいAmazonやYahoo!ショッピングと出店者の質を保ちたい楽天市場。それぞれのメリット・デメリットを比較し、ご自身にあったプラットフォームを選択することが大切です。
ECサイトは開設したら終わりじゃない!
ECサイトは開設したらそのままほかっておいても大丈夫!ではありません。それぞれのECサイトに適した対策をしていく必要があります。その一例が以下の内容となります。
自社ECサイトであれば、まずお店の認知を上げていくために、広告を打ったりSNSでの発信が基本となります。待っているだけでお客さんに来店してもらうことは非常に難しいため、継続的にお店の存在を外に発信していきましょう。
また、モール型であれば「いかにユーザーに自分の店舗・商品を発見してもらうか?」が非常に重要になります。そのため、「SEO対策(Search Engine Optimization)」や「レビュー対策」などきめ細やかな対応・対策が重要となります。
詳しい内容は次回以降の記事で解説したいと思いますが、ECサイトは開設したらそのままにせず、適切な方法で運用していく必要があることは覚えておいていただけたらと思います。これによって売り上げが変化していく可能性も十分に考えられます。
まとめ
ここまでECサイトの基本についてお話ししてきました。「ECサイトは選んだら終わり」「開設したら終わり」ではありません!
「本当に自分たちはこのプラットフォームがあっているのだろうか?」「運用方法はこれでいいのだろうか...?」「一度専門の人にサポートして欲しい!」「選ぶところからお任せしたい!」と思われた方はぜひ一度ご相談ください!
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