
鎬(しのぎ)を削る信託報酬率。しかし……。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)0.08140%以内
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)0.05775%以内
信託報酬率は0.1%未満のところで鎬(しのぎ)を削るくらい、少しでも安いほうが良いとされていますし、事実それは間違いありません。それなら特定口座で25%以上も利益を増やす方法があるのに、やらない理由はありませんよね?
25%と言えばオールカントリーの信託報酬0.05775%の432倍です。0.1%未満の手数料の差を気にするくらいなら特定口座の利益を25%も上増しできる方法にも興味が湧きませんか?
そもそもNISA枠でしか買わない、ということならそれも分かります。
例えば、私が推してる「Tracers S&P500ゴールドプラス」の信託報酬は0.1991%です。S&P500に100%相当、金の先物に100%相当、合計200%相当を運用してくれるお得なファンドであり、レバレッジ・インデックスファンドにしては破格の信託報酬です。もちろん特定口座でしか買えませんが、2倍相当の運用をしてくれて信託報酬はたったの0.1991%です。
一方で冒頭にも記載した「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の信託報酬は0.08140%以内、ゴールドのファンドで信託報酬が低い「iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジなし)」の信託報酬は0.1838%程度。どちらもそれぞれ人気のファンドであり、同じだけ買付すればそれぞれNISAも対象になるので、「Tracers S&P500ゴールドプラス」と同じ価値の保有資産を作れますが、合計した信託報酬は単純な足し算で0.2652%です。さらに資金も2倍必要になります。
金(ゴールド)のファンドもS&P500もどちらも買付上位にいる人気のファンドなので、ゴールドプラスシリーズは、それぞれを別々に買うより一つにした方がお得な設定にしているのでしょう。
信託報酬がさらに低く抑えられ、資産価値の高いゴールドにも分散投資できるのに、使わない手はないと思い私は今年「TracersS&P500ゴールドプラス」に投資しています。特定口座での節税対策方法を実践しているので実質NISA以上の価値があります。“NISA以上”と書いたのは金額に上限がないからです。
気になった方はぜひ記事の触りの【分割編1/8】だけでも、いかがでしょう。
具体的な方法をSBI証券等の画面(スクリーンショット)を使って分かりやすく説明しておりますし、また概念的な話でもなく、これを実践すれば確実に可能な方法なのです。
幸運を呼ぶ壺を買いなさいとか、魔法の石を買いなさいとか、私を信じなさいとか、そんなことではありません(笑)