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中華ドラマレビュー:春花秋月〜初恋は時をこえて〜


日本版はやっぱり文字がピンク


ジャンル:中華武侠ラブコメディ
個人的オススメ度:5点満点中3.5点
オープニングとエンディング:ネタバレ有り
1行要約:腹黒お兄様と堅物男子との三角関係ラブコメかと思ったら・・



あらすじ:時は2169年の未来。人類は永遠の命を授かったが、一方で人が人を思い、誰かのために傷つき、命さえ投げ出してしまうほど大切なものである“愛する心”をなくしていた。

愛が存在した時代を夢見る少女・雷蕾(レイ・レイ/チャオ・ルースー)は、リアルな“愛”を体験しようと、タイムスリップ会社を通じて過去に遡る。図らずもやってきたのは天下を取るために血で血を洗う戦乱の時代。タイムスリップから目覚めて最初に会った男性が運命の相手だと聞かされていた雷蕾は、正義感溢れる若荘主・蕭白(しょう・はく/ウー・ジュンユー)と出会う。

春花(しゅんか)という名前になって生きることになった雷蕾は、武侠の世界で悪名をはせる冷血漢の上官秋月(じょうかん・しゅうげつ/リー・ホンイー)と巡り会うのだが、ひょんなことから上官秋月の妹として暮らすことに。春花を試すかのように甘い言葉を投げかけてくる上官秋月だったが、実は春花を利用するために近づいていた。しかしいつしかその気持ちに変化が…。


ここからドラマの内容に触れてネタバレするので、知りたい方だけ読み進めてほしい。


中華武侠ドラマではあるが、主題は恋愛の武侠ラブコメディドラマだ。

主役はこの3人。

左からリー・ホンイー(李宏毅)チャオ・ルースー(趙露思)、ウー・ジュンユー(呉俊余)


リー・ホンイー氏は、最近本国で放送されたドラマ「少年歌行」で認知度が格段に上昇したらしい。

チャオ・ルースー氏は、このドラマの後に出演した「花の都に虎われて」で本国人気が上昇し、若手女優ではラブコメの女王としての地位を確固たるものにしている。

ウー・ジュンユー氏はすまん、私が見たドラマではこの作品以外でお見かけしていない。

あらすじとドラマの導入部分では真実の愛を求めてタイムスリップしたヒロインメインのラブコメかと思い、軽い気持ちで見始めた。



結果:親世代が全員クズで恋愛に集中出来ねぇ。



いやぁ、親世代のクズエピソードが出てくる出てくる…

タイムスリップで記憶喪失のふりをしているヒロインを騙してお兄様呼びを強要するヤンデレ腹黒お兄様と、次期当主としてひたすら修練してきた堅物男子とのキャッキャウフフのラブコメを期待していたはずなのだが、武侠の門派争いやエリクサー的な果実を巡っての泥沼な争いをひたすら観る羽目になるとは・・


もうちょっと削っても良いと思うよ、そのあたり。


腹黒のお兄様は母親に復讐の道具として育てられ、死ぬ寸前まで虐待されたので、家族や愛というものを渇望していて、記憶が無いから純粋に自分の言うことを信じて慕って、嘘から始まったけど家族愛を与えてくれるヒロインがまさに救世主。


堅物男子は小さい頃から武侠門派の跡継ぎとして育てられたので、門派の教義が第一。恋とか愛とかも一応わかるけど、教義に反してまでは出来ない。
愛とか以前に門派の当主・その妻・跡継という形でしか育てられていないので、相手も教義第一で愛はその次位で居るべきだと思っている。


真実の愛を求めてタイムスリップしてきたヒロインはこの2人に挟まれて泣いたり笑ったりする訳ですが・・・


まあ、愛の為に永遠の命を捨てたヒロインがどちらに惹かれていくかはわかりきった結末なのですよ。


本当親世代が最低で・・(以下略)


腹黒お兄様とのイチャイチャは多めなので、ヤンデレ腹黒なスパダリが好きな方はオススメ。

リー・ホンイー氏がセクシーかつカッコいいし、チャオ・ルースー氏はひたすら可愛いので目の保養としては100点満点。


ウー氏はちょっと演技が固く感じたかな。


ただ、オープニング曲の日本語訳が若干意味不明。
「必殺技キメ顔でお願い」みたいな歌詞をうっすら見た気がするのだが、どういう意味なんだ・・

最後に。

中国版サムネ1
中国サムネ2

中国版のサムネの方がめちゃくちゃ好みなんだけど、なんで日本版ピンクキラキラなの?








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