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些細な日常の中にある愛おしい思い出


朝起きてからのおはようLINEやお昼休憩の決まった時間のLINE、毎週のデート、仕事終わりに急にかかってくる電話などの
毎日、毎週の日常だったことが無くなってしまったことには慣れたけれど、



出会った頃と同じ季節が巡ってきてインフルエンザのワクチンを打った後の会話や年末調整の書き方を電話で聞きながら書いたこと、

わたしの車を運転してくれて出掛けることが多かったから車の座席の下から一緒に行ったパン屋さんのレシートを見つけたり、Bluetooth繋げた履歴が残っていたりとか、


本当に些細で日頃は忘れているくらい小さくて愛おしい思い出がまだ日常の中に潜んでいてたまに顔をみせてくれる。いつも急だから心の準備ができてなくて胸がギュッとなる。
あの頃のわたしが今のわたしにマウントをとってきているような。幸せだったあの頃の感情がぶわっと溢れてくる。


彼に恋をしていた当時のわたしがとても愛おしくて抱きしめてあげたくなる。


半年しか一緒にいなかったのにこんなに私の日常に溶け込んでいたんだと実感してしまう。


一緒に過ごした日々はちょうど去年の今頃からなので、それから1年。同じ季節が巡る初めての年だから今年はそんなサプライズ方式の愛おしい思い出が何度か顔をみせてくれる気がしている。
来年からはこんな気持ちになる回数は減るのかな。


何年、何十年経っても数年に1回くらいはこの人との思い出をふと思い出す瞬間があるといいな。



欲を言うと、彼も10年に1回くらいそういえばこんな人と過ごした日々もあったなと思い出して懐かしんで欲しい。




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