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日本初のコンクリートダムの撤去!! 世界は動きはどうなの???
ダムの役割とは、
洪水調節、水資源の確保(水道用水、工業用水、農業用水)
発電、河川環境の保全など
![](https://assets.st-note.com/img/1721023740382-tO5FJajlj6.png?width=1200)
熊本県球磨川の荒瀬ダムを
日本で初となるダムの撤去が
平成24年から6年の歳月をかけて
行われました。
人の生活で必要となり
建設されてきたダムをなぜ
取り壊したのか???
住民による自然環境に対する不安やダム反対運動、
アオコによる水質障害が確認されるようになったからです。
![](https://assets.st-note.com/img/1721083757640-5v5Yk9ZyCf.png)
水の流れを停滞させるということは、
自然環境にとって悪影響なのです。
また、球磨川流域に暮らす方は、
ダムによる水害にも悩まされていたそうです。
ダム上流で暮らす方は、
貯水による水位の上昇により
引き起こされる洪水で、
ダム下流で暮らす方は、
ダムの緊急放流による急激な
水位上昇等で。
ダムが無かった当時のことを
地元の方が話しをしています。
「球磨川本来の大水は、
恵みはあっても害はなかったということです。
だから『水害』という言葉もなかったんですよ」
と。
荒瀬ダムの撤去が本格的に始まり、
ダムに溜まった土砂を撤去したそうですが
その量なんと、700,000m3!!
10tダンプトラックで、132,000台分!!
もうちょっとイメージしやすくすると、
東京ドームの約半分の量です。
これだけの量の土砂を溜め込むことは、
自然にとっては、あまりにも不自然ですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1721084188329-kGa6FARnPO.png?width=1200)
取り壊し工事が終わり
水質が改善されて鮎のエサとなるコケや藻、
他生物についても増えつつあるとのことです。
また、その影響は河口~海へと広がり
干潟が甦りあらゆるの生物
(マテガイ、タイラギ、アナジャコなど)
が増加したそうです。
海ではアオノリもどんどん成長し
味も良くなったそうです。
熊本県企業局さんの動画を張り付けています
![](https://assets.st-note.com/img/1721084599632-gCyfWh3cRP.png?width=1200)
では、世界のダムに対する動きは
どうなのか???
ヨーロッパでは、2022年
16カ国の河川で
325基のダムを撤去しました。
アメリカでは、
1999年から2019年までに約1200基の
ダムを撤去しています。
シネマトゥデイさんの動画を張り付けています
ダムを撤去する一番の理由は
生態系の改善。
不自然な状態を作ってしまった自然を
元の自然の状態に戻す。
水の流れを止めるということは
人の血液を止めるのと同じ事です。
そこには、よどみが生じ
やがては腐ってしまう。
生き物が住めなくなるのは必然なのです。
コンクリートダムだけの問題ではなく
日本も自然環境に対して
考えていくべきだと思います。
最後にこの記事を書くのに
参考にさせていただきました
記事を載せさせていただきます(*^_^*)
最後まで
読んでいただきまして
ありがとうございます(*^_^*)
正ちゃん(*^_^*)