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日本神話ってウソじゃん?

こんにちは、くろねこちゃんです(,,>᎑<,,)

いや~、くろねこちゃん、『古事記』を読んで神話の面白さを再確認しちゃいました。

超楽しいです!

でも、神話っていうと、

あんなのウソじゃん。
史実に基づかないメチャクチャな作り話だろーがぁ!(`Δ´)

と思う人もいるかもです。

でも、神話というのは、たとえ作り話だとしても、何かしらじっさいの歴史上の出来事を象徴していることが多いんですよ。


今回は、神話は事実の象徴というお話です。

くろねこちゃんが超好きな「ヤマタノオロチ退治」のお話をしましょう。

むかしむかし、スサノオノミコトが、出雲の国の肥河のほとりを歩いていました。すると、老夫婦と娘が悲しそうに泣いています。事情をたずねると、頭としっぽが八つある超巨大な怪物ヤマタノオロチが、毎年娘を食べにやってくるとのこと。そこで、スサノオは、オロチを退治してやるから娘と結婚させてほしいと申し出て、老夫婦は喜んで承諾します。
スサノオは、めちゃくちゃ強い酒を用意しヤマタノオロチに飲ませます。オロチが酒に酔って寝込んだところを、スサノオ、剣でオロチをズダズダに切り刻み、みごと勝利したのでした。めでたしめでたし~(*'▽')
ちなみに、そのときオロチのしっぽから立派な剣を見つけたんだけど、それが皇位継承の証である三種の神器のひとつ草薙の剣なのでした。


さて、このお話ですが、どうも背後に歴史的事実があるらしいのです。

このヤマタノオロチ、じつは島根県の斐伊川やその上流地帯の山々を象徴した蛇の神様らしいのです。

で、娘を毎年食べにくるのは、毎年の川の氾濫の象徴らしい。

んで、スサノオがオロチを切り刻んだとき、肥河が真っ赤になったという描写があるんだけど、それは、当時その辺一帯が砂鉄の産地で鉄分で河の石が赤く染まってた様子を表しているからなんだって。

さらに、斐伊川一帯では、鉄剣がよく発掘されていて、当時の出雲地方は高い製鉄技術を有する文化国だったことをあらわしていて、草薙の剣はその象徴らしい。

どうも、出雲地方は、大和朝廷の日本統一のさいに、なかなかやっかいな強敵だったのではないかといわれているそうな。


ってぐあいに、何らかの歴史上の事実が象徴的に伝えられたのが神話だと考えられるわけです。

ウソだ~って決めつけないで、背後に隠された秘密に思いをめぐらせるのも、いいものですよ。

とっても楽しい。

ちなみに、ヤマタノオロチのしっぽから見つかった草薙の剣は、今でもちゃんと残っていて、ふだんは愛知県の熱田神宮に保管されています。

平成31年の皇位継承のさいには、上皇さまから今上陛下にしっかり引き継がれているんですよ。すごいですね~。


日本国のルーツを象徴する神話をもっと知ろう。

くろねこちゃんでした。



↓神話の背景までやさしく詳しく解説。


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