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城下町を歩いてみる(水戸城その2)

こんにちは。ヒデりんです。
前回に続き、水戸城とその城下巡りの続きです。
今回は城下町跡の散策です。お楽しみください!
(前回の水戸城下巡りはこちら)


弘道館へ

弘道館(こうどうかん)は水戸藩の藩校、学校のようなものです。
幕末の藩主、徳川斉昭が不安定な世情を憂いて建てた藩校です。
天皇を中心とした政治運営を目指すという、「尊王攘夷」思想を素に
藩士の教育がされました。

弘道館正門

思ったより天気が良く、いい感じで写真が撮れました。

学問所

弘道館の中は極めて質素な部屋が多く、水戸藩の質実剛健の精神がみなぎっていました。

至誠堂(しせいどう)15代将軍徳川慶喜が江戸城開城後、水戸で謹慎した部屋

徳川慶喜は江戸幕府最後の将軍。1年足らずしか将軍をしていなかったんですね。有能な人物でありながら、瓦解寸前の幕府をどうすることもできず
将軍辞任後は水戸で謹慎。どんな思いでこの部屋にいたのでしょうか。

長持(ながもち)_徳川慶喜が江戸から水戸に移る際、荷物を入れた箱


藩校での教科書_数学も教えていたんですね


藩校の先生が開いていた私塾の門徒たち_卒業アルバムかな?


大著「大日本史」

光圀公が編纂開始した歴史書「大日本史」
1657年編纂開始し、明治の代の1906年に完了。全402巻。
長期にわたる粘り強い編集作業に、水戸の人々の心意気を感じました。

農夫をイメージした彫刻 強面だな

藩主徳川斉昭は食事の前、箸でつまんだご飯を自作の農人形に供えてから食事をとったとのこと。農民への感謝を忘れませんでした。
その話が由来となり、昭和になって作られたのがこの彫刻だそうです。


渋沢栄一来訪時の自筆の書

壱万円札の渋沢栄一自筆の書です。水戸にも来られたんですね。
というか、各地訪問すると必ず渋沢栄一が訪れているのはびっくりです。


弘道館庭の梅

残念ながらまだ梅の花は咲いていませんでした。。。

弘道館を出て


斉昭自筆の句碑


句碑近くの大木_超デカい!


八掛堂(はっけどう)

弘道館となりの鹿島神社境内にある、八角形のお堂
昔は弘道館の中央に建っていたそうです。屋根裏の彫刻がすごい!


旧県庁(現在は県庁の分所として使用)
三の丸空堀跡
かなり深い堀でした


水戸市の給水塔 戦前に建てられたモダンな建築

市内を散策


城下町のある台地から崖沿いに下ってみました。


「小澤の滝」という静流発見。滝は見当たらなかったのですが、滝壺と思われる場所がありました。水がとても澄んで癒しスポットでした。

市の中心街へ


水戸市の中心、中央通り
渋い商店発見


水戸は漁港が近いので、海鮮類もたくさん売っていました。

招き猫が可愛かったです。


お茶屋さん

現代的な建物が多くなりましたが、古い日本風のお店も所々あり、楽しめました。


中央通りと並行して走る、芸術館通りにそびえ立つ、水戸芸術タワー

鰻屋さんです。地元では有名なお店

路地に入ると、伝統的な作りのお店もありました。

栄町仲通り歓楽街

城下町には歓楽街がつきものです!

旦那横丁!昭和の匂いがプンプンしますね。

思わず吸い込まれそうな場所でした!

忘れちゃいけないあの方、徳川斉昭公の銅像もありました。

町は碁盤の目状になっており、縦に細長い、商家特有の区割りが今も残っていますね。

ちょうどお昼時。おいしそうな洋食屋を見つけたので入ってみました。

オムライスを注文。早速食べてみると、何かネバネバするものが、、、

オムライスの中に納豆が入っていました。さすが、納豆で有名な水戸!!
納豆が嫌いな方には無理かな。でもとてもおいしかったですよ!

いかがでしたでしょうか。写真で少しでも水戸城下町の魅力を感じ取っていただけましたら嬉しいです。

今日はここまでとします。
次回は水戸城下町巡り最終回、梅園で有名な偕楽園を巡ります。


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