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正倉院展で開かれた東洋の知の扉

今年もやってきました。正倉院展。私はコロナ禍で中断はありましたが、
かれこれ10年程この時期は舞年奈良に赴き正倉院展へ行くのがお決まりの行事となっています。
昔の職場に正倉院展に舞年通っている人がいてよく話を聞いていましたが、あの人混みの中並んでみる価値があるのか疑問に思っていましたが、
ある大学の公開講座その年展示品の解説の後、
正倉院展に行ってからは、もうすっかり正倉院展虜になってしまったのです。
当時の最高の宝物が最高の保存法で長年伝えられてきた貴重さ、
宝物の輝き、テレビの映像からだけでは決して感じることができない
ものを感じるために、わざわざ奈良に赴くのです。
やはり、正倉院展を堪能するためには、知識が不可欠です。
秋口に開催される各種セミナーをや調べ、参加できるものがあれば
、参加しています。
一度正倉院のシンポジウムにも参加しました。これは専門家向けのものでしたが、研究の最先端に触れられ刺激がありました。
奈良の国立科学博物館でも正倉院展のミニ解説講座があります。
いずれも参加できない時は、
NHKの『日曜美術館』が舞年十月下旬頃放映されるので必ず視聴しています。高画質画像で自宅で解説つきで鑑賞できます。
やはり、正倉院展といえば、シルクロードです。正倉院展の美しい宝物に見せられてから私のシルクロードへの扉が開きました。
以前は英語圏留学で西洋かぶれだったのです。
正倉院展での体験から日本、中国、中央アジアのの歴史文化に非常に
興味を持つようになり現在に至っています。

4年前に中国赴任の機会があり、憧れの敦煌に行くことができました。
この時の話は、また別に書きたいと思います。

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