欧米スケートリンクで見た驚きの光景 学問とスポーツ環境の大きな違い。 定年後が楽しく語れない日本って、どう?
私の米国、と英国滞在の経験から。
訪米人は働き盛りの頃から退職を待ちどうしく思い。楽しみにしている人が多い。当然、老後の話も盛り上がり、楽しい計画を早々立てる人が普通だろう。
では日本の場合はどうだろうか、定年が近づく数年前から慌て出し、お金、健康、親の介護等の心配事だらけで、自分のセカンドライフの計画どころではない。
特に「人生100年時代」とかいうフレーズが都合よく使われ、心配につけ入る 広告、ビジネスは大盛況だ。
米も英国 生涯学習、スポーツは日本より歴史があり、学問をしたければ大学に行くハードルは低い。無料で受けられる講義も多く。それがデフォルト。
日本は、最近でこそ大学公開講座が増えてはきたものの、数も限られ、多くは有料。しかもかなりお高い。
スポーツはどうだろうか。英国、米国のスケートリンクに行く機会があり、そこで驚きの光景を目にしたのだ。 かなりのご高齢の男女が優雅にアイスダンスをしているではないか。リンクにワルツ、やその他のジャンルの曲が次から次とかかり、そのつどペアでリンクにはいり曲にあわせて踊っていく。
日本では、フィギュアスケートといえば10代、のトップアスリートというイメージだろう。スポーツも学問も若者、壮年たちのものという考えが一般的ではないだろうか。
一方、欧米では退職後は優雅に、豊かに楽しむのが当たり前という文化がしみついているのだ。
これこそに日本が欧米から我々日本人が謙虚に学ぶことなのではないだろうか。