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ふたつのコラムが重なった日

1.初めに

  ●朝の習慣、続いています!

 私は10月から毎日、購読している毎日新聞のコラム「余禄」と、ドコモの「イチオシパック」というサービスに含まれる「スゴ得コンテンツ」の中で提供されているアプリを使って、朝日新聞の「天声人語」を筆ペンで毎日書き写しているのは、以前書いた通りです。
 大抵ふたつの中身は被りません、
 でも、今日私は意外な事実を知ることになり、思わず筆ならむキーボードを叩きながら誰かに伝えたくてアウトプットしたくて、この原稿を始めました。








2.2つのコラムのテーマが重なった日
  

●「余禄」は全体像を、「天声人語」はある人や事柄に焦点を当てている

  ふたつのコラムの違いは上記の通り。ただし、これはあくまでも私の個人的な感想です。
 その特徴を知った上で、今日のコラムの一部を引用しながら、私の意見や感想、気づきを書かせていただきます。

●余録から知ったこと、感じたこと

報告から3ヶ月あまりを経た12月8日、日本は太平洋戦争に突入する。長引く日中戦争ぅに閉塞感が漂う中での米英への宣戦布告に社会は快哉を叫び、熱狂した。

毎日新聞2024年12月8日の「余禄」より一部引用

ストレートに書かれているこの文章でお分かりでしょう、今日は太平洋戦争が開戦した日だそうだ。日本が『宣戦布告』とされた真珠湾攻撃をしたのだ。1941年の12月8日、83年前の今日がその日であるそうだ。恥ずかしながら私は初めて知った。

後半に、こんなふうに書かれているのも、感がさせられた。

作家、太宰治は短編『十二月八日』で回線当日を、「日本も、今朝か、違う日本になったのだ」時した。高揚した記述が目立つほかの作家たちに比べ、ユーモアで不安を包み隠したような作品である。

毎日新聞2024年12月8日の「余禄」より一部引用

「余禄」では、太宰治という有名人が書き残した文章を使って、当時の日本の様子や隠れた国民の想いを伝えているように思えた。

●天声人語が伝えた「生の声」

 天声人語も、太平洋戦争の開戦が今日であったことを、ある少女の作文に焦点を当てて書いてある。

<朝起きて布団を上げていると お母さんが「文ちゃん、いよいよアメリカとイギリスと日本と戦争を始めましたよ」とおっしゃった>。(中略)いまの小学校4年生にあたる「大原文子」さんは「米英戦争」と題した作文をそう書き始めている▼(中略)あの日、この国の人々は、何を思っていたのだろう。京都市歴史博物館居残る黄ばんだ原稿用紙の文字からは、答えの1つがぐっと迫ってくる。

2024年12月8日朝日新聞「天声人語」より一部引用

『開戦の日の作文』と題された今日のコラムには歴史博物館に大切にほぼんされた、当時10歳あまりの少女の作文から始まり、所々に引用しながらその日の情景を想像している。


3.開戦から今日で83年

 ●世界は平和になったのか

「来年は戦後80年にあたる。と分かりやすく説明している「余禄」のこの「終戦から〇〇年」という言葉は、胸に刻み込んでいる。1945(昭和20)年8月6日に「ヒロシマ」に、3日後の8月9日に長崎に、アメリカの核爆弾が投下され、放射能でたくさんの人が光りに包まれたと聞く。しかし、その光は闇の光だった、そして迎えた8月15日、朝ラジオから「戦争が終わった」こと、それは日本が負けたことを意味する宣言が流れたと、聞いたような気がする。

●新たな視点が生まれた日

私はこの降ったツのコラムが揃って「太平洋戦争の開戦の日」を伝えたことで、新たな視点を持った。それは、「終戦から何年か」では測れないものがあるということ。
つまり、日本が負けた日だとか、GHの支配下にあったとか、そこに目を向けがちだった、というかそう習ってきた。開戦の日は、私の記憶する限り、歴史の教科書には経てきていない。
でもこの「開戦から〇〇年」とうのは、その日から終戦までのイン本国民の命懸けの戦いや父親を見送った少女の思い、子供を守ろうとする母親の闘い、兄弟で何とか生き延びようとした「火垂るの墓」のような人々がこの国で生活していたということだ。
 今までそんなことに目が向かなかった自分が恥ずかしい。

3.ふたつのコラムが伝えたかったこと

●結論は一緒だった

  一部引用しながら、ふたつのコラムが同じテーマで書かれていたことを紹介した。
 では何故、2ツのコラムのテーマが一緒だったのか。それは、大袈裟に言って、現在「第3時世界大戦」まただ中にいるからでは無いだろうか。「第3次世界大戦」というのは私が考えたものでは無い。何で見たのか忘れたが、恐らく、昨日の毎日新聞の記事で見かけような気がする。本のタイトルだったかもしれない。

「余禄」では、最後をこう 締めている。

ウクライナやガザ地区で戦闘や攻撃が続く。他互いが一旦始まれば、止めることがいかに難しいか。戦争を始めても、始めさせてもならない。そのために何が必要か。戒めが重みを増す「開戦の日」だ。

2024年12月8日 毎日新聞「余禄」より一部引用


そして、「天声人語」の締めはこうだ。

時はすぎ、いま、勇ましい言葉が再び、聞こえてきてはいないか。そっと手を、耳にあてる。

2024年12月8日 朝日新聞「天声人語」よい一部引用


4.平和とはなにか

 ●戦争、様々な差別、格差社会、貧困…。

  現在日本では「闇バイト」で簡単にお金を稼ごうとする若者が増えている一方で、先日はシルバー人材センターから派遣された作業員が、作業の依頼無視の敷地内で迷惑行為を繰り返したとの報道があった。
 また、人里にクマが出て来て人を襲うニュースも毎日のように聞く。それだけ、クマの住んでいる環境が変わっているのだろう。

国際的に見れば、先述したように、「第3次世界大戦」と名付けられるような紛争が続いている。

さて、今、日本は平和なのか。
世界は、平和なのだろうか。

終戦から80年が経とうとしている。戦争を体験した方から生の声を聞くことも少なくなってきている。それをどうやって伝えていくか、世界へ発信していくかを感がなければならないでのはないか。

日本史や世界史の授業は、暗記でなくストーリーだと、
私は常々思っている。以前紹介したK先生から教わったのは、
 
「 歴史を学ぶことの最大の意義は、同じ失敗を繰り返さないことだ」
   
                                                                   
ということだ。





 まず、世界で起きている紛争に対して、被爆国である日本が伝えられることはなにか。伝えるべきことはなにか。
 私たちが考えなければならないことはなにか。

それは歴史から考えることで、今だけが全てである。
でも、これから産まれてくる子供たちが笑顔で語れる社会を、国際政治を行うために、私は今日、このコラムに出会ったのだろうと思った。


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