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おすすめマンガ「祝福のチェスカ」
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表紙は主人公:チェスカ
作中では主人公は髪の毛お団子ヘアです
1.あらすじ
神より与えられた超能力(ルア)を使役する人々に支配されている世界で、その力を持たない人々は『ヤグー』と呼ばれ過酷な差別に晒されていた。
そんなある日、世界中の王族・為政者の子供たちが通うナンカン共和国のマカリ学園にヤグーの王子が入学することになる。
それをきっかけに世界は一変し――…!?
言語学の天才である少女・チェスカと虐げられし民も美しき王子・シキが出会う時、世界のルールは覆される!!
壮大なる本格ファンタジーが今、幕を開ける――…!!
(Amazonから引用)
2.読み終わった感想
おすすめ度:★★★★★
めちゃくちゃ面白かった!!
購入しようとしたきっかけはXでたまたま流れてきたツイート。面白そうで読んだら
•絵が綺麗!
•設定が面白い!
•ストーリーが面白い!
•ファンタジー!
という性癖ドンピシャのマンガに出会ってしまったので、発売日当日に買いました。めちゃくちゃ面白かった。
ファンタジーでありながら世界に起きた謎を解明していくミステリーもある。
そして主人公のチェスカが恐ろしいほど頭の回転が速い。「言語学の天才」(実際は言語学ヲタク)と呼ばれるだけもあり、作中では「先生より先生」というほどの頭の良さ。
一見社交的に見えて各国の王族、為政者の子息息女が集まった学園の会議では一歩引いて観察し、分析する冷静さ。
とあるきっかけで起きた事件も戸惑いを見せながらも淡々と自分に課せられた仕事をこなしていく。
ある意味冷静で恐ろしい。その一面も作中ではチラッと見える。
こういう主人公たまんねえっすね🤤
ファンタジーとミステリーなんて脳汁がダム決壊の如くドバドバ出てます。
そしてヤグーであり主要人物の一人でもある美しい王子、シキ。
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大人っぽく見えるが実は14歳です。作中内は顔面の美しさが全面に出てる。
彼は超能力を使えないためフィジカルがつよつよです。体格もですが上記イラストでも分かるほどの割れた腹筋。とても14歳とは思えない...。
そんで綺麗だな、顔面。
フィジカルが発揮された驚愕のシーンもあるので気になった方はぜひ読んでみてください。
思わず「エェ...⁉︎」となります。
美しさと恐ろしさが同時に襲う場面は緊張感満載。
ちなみに登場人物はチェスカやシキ以外にも個性豊かな(というか個性が爆発するくらいの)生徒がたくさん出てきます。
※個人的にツイステのカリムが闇落ちして性格悪くなった感じの子が出てきて複雑な思いをしています。
(ツイステ分からんって方は「ツイステ カリム」とかで調べてください)
3.ファンタジーの世界観を作る難しさ
このマンガでは架空の国名や都市、超能力についてが描かれていますが一度読んだだけでは理解出来ません。私も何回か繰り返し読み返しました。
国の関係性だったり、結構政治的な部分ががっつり絡んでくるので政治が苦手な私は苦戦しました。
これがファンタジーというべきか、個人的なファンタジーあるあるの
「こういう国が存在してるの。分かる?そしてこういう制度で主食はこうで、こういう宗教があって、こういう民族があって〜(以下略)分かるよね?」
という、無慈悲ど正論パンチを真正面からぶつけられる感覚。アンパンマンもドン引きするレベル。愛と勇気はどこへ行った?
ファンタジーなので世界観を一から作るのはめちゃくちゃ大変だとは思います。
思いますがまずはその拳を下ろしてもらっていいですか!?というくらいえげつない情報量が襲ってくる。
ファンタジーの素晴らしいところは設定が難しいところであり、不完全で曖昧なものになるとせっかく考えたものが一気に駄作になるわけです。
「この設定どうなった?」「これ意味ある?」とか読者から疑問や批判が飛び交う。
完璧に構成されたものはたちまち良作、神作と呼ばれる最高級のものになります。伏線も多く含まれているので「こういうことだったのか!」と読者を納得させる圧倒的な何かがあります。
伏線回収したときの脳汁放出はハンパないです。
主人公や登場人物、関係性もそうですが、食べ物や肥料、道具などの名前だったり、建物名、国名、宗教、その国の歴史、何が流行りで何が廃れたかなどを一から設定/創作するのは骨が折れます。
ファンタジーが好きでよく読んでいますが、毎回
「何を食べたら/行動してたらそういうの思い浮かぶんですか?」
と聞いてみたいです。
以上、おすすめマンガ「祝福のチェスカ」の紹介でした。よかったら見てください。