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パワハラだと思っていたら性犯罪だった


私は前の職場で性犯罪に遭ってしまった。今更後悔しても遅い。刑事事件になり、世間様にご迷惑をおかけしてしまったのをとても反省している。

何年も経ってやっと心で整頓しつつある。記憶が曖昧だが、当時のことを書いておけば記憶に残さなくて済むので、書くことにする。
若い人たちはこんな目に遭ってほしくない。参考にしてほしい。

元彼と別れて一人暮らしを始め、就職した先では正社員が全員飛んでしまいアルバイトの人たちで回していた。
アルバイトを束ねていた男が今回の性犯罪者だ。Mとする。

Mはアルバイトを束ねているので自分の気持ち次第でここに来る人を来ないようにさせられる、と豪語していた。
私はそれを真に受けて彼に従わなければ業務が回らない、と信じていたため、彼の要望に応えてしまった。これが良くなかった。私は最近パワハラというものが何かわかったため、当時は嫌われてるな〜と感じているだけだった。

世間知らずの私は勤務になっていない日にも出勤して業務を覚えるように言われ、勤務していた。
その日も夜Mに言われ業務を覚えるために出勤していた。M曰く『帰るのが大変だから当直室に泊まれ、お泊まりセットを持ってこい。』とのことだった。
信用してしまっていた。バカである。

おそらく一服盛られ眠ってしまっている間に何かされてしまった。

その時は気が付かなかったが、後からおかしい!と気付き仲の良いアルバイトの人に相談した。
あの人は怪しい警察に相談したほうがいい、と言われ、たしか警察署に直接行ったように思う。

警察は証拠があれば、と言ったスタンスだったと思う。なぜ取り合ってもらえたかわからない。
必死だった。もしかしたら何かされてしまうかもしれないが、直接伝えたら仕事を干されるのがわかっていたから。

警察に何度か通って周りの人に協力してもらい証言をとり、何か有力な証言があったのかMを逮捕してもらうことができた。

Mの携帯から私の写真が出てきたため罪になったのだと思う。他にも児童の写真が出てきてそちらでも罪に問われたと聞いた。

検察に行った時、彼の弁護士と連絡をとるかきかれたが、お断りしたのをおぼえている。 

検察では何かの理由で故郷の母まで呼ばれたのが一番辛かった。母がショックを受けてしまうと思ったのだ。

裁判は半年後くらいだった。参加はしなくてよかったのが幸いだった。
Mの罪の重さが決まった。執行猶予がついたが、かなり重い方だと思う。

半年ぐらい気が気ではなかったが、仕事は頑張った。ここまで会社に迷惑をかけて仕事を覚えられなかったら終わりだと思っていた。
友人には仕事を休んでほしいとも言われたが、負けるもんか、と思い歯を食いしばって仕事をしながらできるだけ経験を詰んでその経験から行ける転職先を探し遠くに引っ越すことにした。
元彼にはお前が悪い、と言われた。まさかそんなことを言われるとは思わなかった。

あれから数年経つがやっと心身ともに大丈夫になってきた。仕事は頑張っている。

あの時相談した方がいいと教えてもらうことができて本当に良かった。さらに何かされていたかもしれない。
距離が近すぎるおじさんにはみんな注意してほしい。

さいごに
警察での取り調べや検察での聞き取りは女性の方に同席していただきとても安心したのを覚えている。本当にありがたかった。

今は報復されないといいなと思って暮らしている。大したことのない私の人生、性犯罪者と相打ちならばそれはそれで良いかもしれない。

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