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“喫茶スペース”をオープンしたい理由
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私には”40歳までに喫茶スペースをオープンさせる”という目標があります。
なぜ”喫茶店”や”カフェ”ではないのか?その理由を順を追って書いてみようと思います。あなたに想いを披露したい!という願望もありますが、1番は「根っこの部分をいつでも確認できるように」という思惑です。
長くなりそうなので、目次を用意しておきますね。
I.”根っこを明確にしよう”と思ったきっかけ
最初はなんとなく「喫茶店という城を構えて自分でお店がやりたい!」と闇雲に思っていました。コーヒーは元々好きでしたが、お店をやるにはコーヒーに詳しくなって…それから…と、目的も明確ではなく、”やりたいことをとにかく成し遂げるんだ!”という感じでした。
しかし、ある人に出会い、今一度”なぜ”の部分を鮮明にしようと思わされました。そのときのツイートがこちらです。
コーヒーのお店を持たれている方のお話を、初めて直接、面と向かってお伺いすることができました。新潟の鈴木コーヒーさんで働かれていた方で、焙煎工場の工場長もやっていたそうです。そんな方のお話を伺えたので、今後のための記録として残そうと思います。(続く…) https://t.co/XiBmUDRZxp
— 珈琲の種【40歳までに喫茶スペース開く】 (@ideal_coffee40) November 30, 2021
新潟市中央区にある「Days Coffee Roaster」というコーヒースタンドのオーナーである白井さんとお話しさせていただいたときのことです。
このとき感じた”熱”が冷めないようにと、9つ連続で投稿しました。ちょっと長いですが、よかったら読んでみてください。
それだけ「大事なことを学べた」と感じた出来事だったのです。
ちなみに白井さんは普段、会員制で相談を受けたりしているので、お話が聞けて本当にラッキーでした。(白井さん、長居してお時間を奪ってしまいすみません…。)
このとき、白井さんから『1つだけアドバイスします。”なぜ店舗という形でやりたいのか”を自分自身に落とし込んだほうがいいですよ。”核”となる部分を具体的に。』と言われました。
店舗の間借りなどで活動していた白井さんが”なぜ店舗を持ったのか”。具体的な話を交えて教えてくださりました。
これが自分の根底にある想いを見直すきっかけでした。
II.”レンタルなんもしない人”への共感
”レンタルなんもしない人”ってご存知ですか?
賛否両論ありますが、Twitterでバズって人気が出た人です。
『レンタルなんもしない人』というサービスを始めます。1人で入りにくい店、ゲームの人数あわせ、花見の場所とりなど、ただ1人分の人間の存在だけが必要なシーンでご利用ください。
— レンタルなんもしない人 (@morimotoshoji) June 3, 2018
国分寺駅からの交通費と飲食代だけ(かかれば)もらいます。ごく簡単なうけこたえ以外なんもできかねます。
この方、元々は会社員でしたが、上手く馴染めず会社を辞めます。それから「自分が得意なことって何だろう?」と考え、「なんもしないことだ」と気づき、なんもしないことを仕事にしています。
これは極端な成功例だとは思います。ただ、実行力とアイデア、Twitterで拡散されたことで世間の潜在的な需要にマッチした、という点が優れていますし、何よりも『自分の根っこの部分を理解している』という点に私はめちゃくちゃ共感しました。
自分に置き換えてみると、私自身ずっと営業をやってきましたが、会社という組織に馴染めず職を転々としています。
「会社員が合わない」という理由は他にもたくさんあるのですが割愛するとして、自分が得意なことは何か?を考えたときに『共感』と『肯定』だと気付きました。
これは「自分がされて嬉しいこと」であり、「自分が人と接するときにずっと意識してきたこと」でした。そして「無理せずできること」です。
だからこれが自分の武器であり、仕事に出来そうなこと、根っこの部分なのかなと今は理解しています。
III.”しょぼい喫茶店”の在り方が理想
先日、面白そうな本を見つけたので読んでみました。
最初は”開業するための知識を得る”という目的でしたが、そこに私が理想とするお店の在り方が載っていました。こちらの本です。
簡単に言うと、やりたいことはこの本の「しょぼい喫茶店」のようなこと。ちょっと違うから自分にもっと落とし込む。じゃあこれをやるために、生活を共にするパートナーにどう納得してもらうかは当分のテーマですね。 pic.twitter.com/S0kVRUCCUJ
— 珈琲の種【40歳までに喫茶スペース開く】 (@ideal_coffee40) November 30, 2021
”えらいてんちょう”という方の「しょぼい起業で生きていく」という本です。
この方が始めたリサイクルショップやバーの経営もユニークで面白いのですが、就活に失敗した”えもいてんちょう”という方のブログに”えらいてんちょう”が共感し、”えもいてんちょう”をコンサルティングした「しょぼい喫茶店」という形態がさらに面白く「これだ!!」と思いました。
”えもいてんちょう”の当時のブログが本著には引用されていますが、そこにはこう書いてありました。
「周りに絵を描いたり、写真を撮ったり撮られたり、やりたいことをやってきた友達はたくさんいるが、長い時間をかけて培った知識や技術だとしても、お金にならなければいつか諦めざるを得ない。私が喫茶店という形で店を持っていれば、自由に作品を飾って売買したり、自由に音楽を奏でて投げ銭を得たりする空間を創ることができる。もっと言うと、安くごはんを食べて、働きたいときに気軽に働ける場所が確保されるし、物々交換で何かを得る場所が確保される。
そういう人たちが集まる空間を私が作れば、彼らをいろいろな面でサポートできるのではないか。端的に言うと、中途半端な人が中途半端なまま生きていく場所を作りたいのだ。」
このブログを見て面白いと思った”えらいてんちょう”が出資者を探し出し、共感した女性が一緒に働くことになり、お店は繁盛していくというストーリーです。
現在は”えもいてんちょう”さんの事情もあり、盛況の最中にも関わらず約2年で閉店となってしまったようですが、私はここでいう「中途半端な人」が集まる場所を提供したいんだと思えました。
もっと言うと「やりたいことをやっていきたいが否定されるのが怖くて一歩踏み出せない人」や「死ぬまでこの生活のまま生きるという選択が本当に正しいのか悩んでいる人」が集まる場所を提供したいと考えています。
Ⅳ.”これから”のこと
ここまで読んでくださったあなたは、共感できるかどうかは別として、なんとなく私の”想い”を感じていただけたかと思います。
上に書いたような人たちが集まれる場所を提供したいから、”喫茶店”というより”喫茶のスペース”なわけです。
”喫茶”じゃなければいけないのか?イベントスペースでいいんじゃないか?と言われたら「自分が出来ると思うことだし、やりたいことだから」という回答になると思います。
具体的には、ただ会場を準備したいわけではなく「共感」や「肯定」をする場の提供でもあるので、少し美味しいコーヒーを提供する代わりに考えていることをさらけ出して欲しいという想いもあります。
それに、”人が集まる場所”も提供したいのですが、”ひとりで考える場所”も提供したいので、そこは喫茶店のような席を設ける形を取り、”喫茶スペース”という形がベストかなと今は思っています。
これは自分が自分自身と向き合う時間を蔑ろにしてきたな、という想いがあるからです。(この辺はまた詳しく書けたらいいなと思っています。)
さあこれで、”根っこの部分”は固まってきたなという感じです。
(細かく言うともっとあるのですが、書き切れないので然るべきときにまた書きます。)
今後についてはまず、「少し美味しいコーヒーを淹れること」を目標に活動していきます。
「まずはやってみること」が自分のためにもなると思いますし、”喫茶スペースで目指していること”にも必ず活きてくると思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
自分でもこのnoteを読み返しながら、前に進んでいけたらと思います。
応援してくださるならめちゃくちゃ嬉しいですし、応援できないと思われても私の目標は変わりません。なんと言っても”自分の根っこ”が定まったわけですから。
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