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オペラ歌手のミッカです

 はじめまして。
 オペラ歌手のミッカといいます。

 主戦場はXで、本名でやっているアカウントのフォロワーは現在4500人ほど。クラシック音楽界隈にいるXユーザーさんのTLに、たまにおすすめで出てくる程度ですが、ありがたいことに、投稿には毎日そこそこのリアクションがつきます。

 140文字で日々の出来事を小さく書き残すことが、ずっと自分の性に合っていると感じていました。

 でもたまには長文も書き綴りたい。どうしても140文字では書ききれないような思いが芽生えることもあります。
 そんな普段と少し違った欲求を叶えてくれる媒体としてnoteを選びました。

 せっかく始めるからには、自分にしか書けないものを書きたい。でも、気が利いたものを書く自信もない。どうしたものかと、いったん頭を悩ませていますが、やってみたいと思ったからには、なにか勝算があるんでしょう。まるで他人事のようですが、先行きがわからないときは、とりあえず出来ることを出来る範囲でやるのが私のモットーです。

 というわけで、まずは私の人となりを、ほんのり知っていただくことから始めようかと思います。

 前置きとして、私がオペラ歌手であることは嘘偽りのない事実なのですが、生活は決して華やかではなく、むしろ泥臭く、つましく、どちらかといえば冴えないものです。
 家族にはピアニストの妻がいて、築30年の一軒家に二人だけで暮らしています。私はギリギリ昭和生まれ、妻は平成ヒトケタ生まれです。

 居間に鎮座する1979年製のヤマハのグランドピアノが、我々の仕事道具です。私はここで歌を教え、妻はピアノを教え、演奏の仕事があれば楽譜をさらって、練習して、各々現場に出かけていきます。たまに音楽仲間が出入りして、公演に向けてアンサンブルの確認をしたり、オペラ歌手同士で芝居の稽古をすることもあります。

 日々それの繰り返し。レッスン代や公演のギャラがメインの収入、仕事の質と量は年々上がっていますが、暮らしが安定しているとは言い難い。でも自分たちの音楽がお金になって、それで生きていけるのだから、たぶん幸せです。

 さて自己紹介はこれくらいにして、note開設後の展望に、少し思いを馳せてみようと思います。

 私は北国のとある街に住んでいます。Xのアカウントを知っている方は、それがどこか分かると思いますが、一応この場所では伏せておきます。ただ単に、日本のどこかにいる一人の演奏家の身の回りに起こっていることとして、受け取ってくれれば幸いです。

 おそらくは演奏活動のあるある、音楽家夫婦ならではのあれこれ、地方音楽業界のエトセトラ、そして私の個人的な体験などを書き綴っていくことになります。あと映画や芝居、読書も好きなので、その感想とか。

 興味を持ってくれる人がいるかどうかは正直どうでもよく、書きたいから書くというスタンスでマイペースにやっていくつもりなので、記事のテーマはブレブレ、更新はきっとまちまちになるでしょう。宇多田ヒカルの歌詞じゃありませんが、無理はしない主義です。

 もしこのアカウントが気になったら、無理なくマイペースに追いかけてみてください。

 あ、ちなみに声種はバスバリトンです。どうぞよろしくお願いいたします。

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