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本を読むということ
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いつのまにか字を読めるようになっていた我が子。なぜかいつのまにか漢字もたくさん読めるようになっていて、とても不思議だ。本人曰く、漢字は動画とかで見て覚えたらしい。ほんとか?字が読めるということは文章が読めるということで、文章が読めるということは本が読めるということだ。
そんなわけで、最近は、なんか静かだなーと思ってふと見ると本を読んでいた、ということが増えてきた。ゲームブックを読んでいることもあるし(私がゲームブックが好きだった記憶から何冊か購入したり、サンタさんからもらったりした)、図鑑を読んでいたりすることもある。「ざんねんないきもの図鑑」も好きみたいだ。
息子が去年からハマっているのは、「かいけつゾロリ」シリーズだ。随分長いこと続いているシリーズで(大学生の甥も「懐かしい〜」と言っていた)、2025年1月現在、最新刊は75巻まで出ている。怪盗のゾロリ(キツネ)と、その助手のイシシとノシシ(イノシシ)が繰り広げる冒険物語だ。息子曰く「さいごオナラして解決したりするのが面白い」とのこと。おしりたんていと同じじゃん(笑)
最初はAmazonで数冊買ったけど、一冊1000円以上するし、読み始めると30分ぐらいで読み終わってしまうのでちょっと経済的には厳しい。なので、今は毎週末図書館で借りてきて読んだり、図書館にない巻はブックオフで350円で買ってきたりしている。
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本を読んでいる息子を見ていると、本を読むことができるって、すごいな…!と、じわじわ思う。6歳の息子はいま、世の中のほぼ全ての「知」にアクセスできる能力を手にしたのだ。時間とやる気さえあれば、図書館の全ての本を読み尽くすこともできる。まだ小学校にも行ってないけど、すでに、大人と同じ土俵に立っているのだ…!!
「巨人の肩の上に立つ」という表現があって、これは学問や科学の進歩につかわれる表現かもしれないけど、まさに息子はもう、肩の上に立つ権利を得たということ…!!どんな分野の知識も、想像力を広げるファンタジーも、望めばあなたのものだ。
息子の本棚に、もっと色々な本を揃えたいなーと思う。息子の世界を広げるような。すでに私の知らないことがたくさん頭に詰まっている息子は、これからもたくさんのことを知って、私の想像なんてずっと超えたところに、いくんだろう。
昨年、息子にとつぜん「弟か妹がほしい」と言われた。ドキドキしながら、うちには弟や妹は生まれないことを伝えて、どうしてそう思ったのか、聞いた。すると、「みんな僕より年上だから教えられてばっかりで、僕も教えたい」とのこと。そうか〜!そう、ありがたいことに息子は従兄弟たちに可愛がってもらっているが、最年少なのである。
そのことを知った息子より4歳上の姪、「ムスコくんは英語習ってるけど私は習ってないから教えて欲しいな〜」と言ってくれたらしい。それで息子は、英語を教えるぞ〜と嬉しくなってはりきっているみたいだった。優しい。
そんな息子に、伝えた。本を読んだら、そこには絶対に、従兄弟たちも私も知らない知識に溢れている。「本をたくさん読んだら、かかが知らないこと、たくさん知っちゃうね〜。かかが知らないこと、たくさん教えてね」って。