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【海外おとぼけ紀行その1】 トレド

2012年から5年間くらい出張で世界中を飛び回っていた。

というと、世界をマタにかけたビジネスマンのような感じでカッコいいのだが、実際には年間120日も海外に行っていたのに全く英語が上達せず、とほほな感じでありました。それでも仕事は回り(メンバーが優秀だったからだと思うけど)、仕事の合間にいろんなところに行っていたので、「海外おとぼけ紀行」と題して旅の記録を綴って行こうと思います。膨大な写真を撮っているのですが、全く整理できていないので、これを機会に少しずつ整理していこうと思います。

第1回目はスペインのトレドから始めます。

2016年9月17日に思い立ってトレドに行こうと考えた。前日のマドリッドでの仕事を終え、移動の関係で翌土曜日がまるまる空いてしまうので、どこかに小旅行に行こうと思ったのだ。急な思いつきなので、どの電車に乗ったらいいのかもわからない。特急で30分ほどだということだが、まずどこの駅に行けばいいのかもわからないし、きっぷの買い方もわからない。ましかし、こんなときにインターネットはとても便利で、日本語でトレド行きの高速列車Renfe Avantの予約方法まで書いてあった。Renfeとはスペインの国鉄である。なんとなくサイトに登録して、クレジットカード払いできっぷを購入できた。へへ、やればできるじゃん。

翌朝、ぼんやりとインターネットサイトを見ていると、予約したチケットを印刷しなければならないようなことを書いてある。「あ、やばいな」ということでホテルのビジネスコーナーがどこにあるのかをフロントに聞きに行った。マドリッドではいつもホリデイ・インに泊まっていたのだけれど、毎回同じところは飽きたので、会社の真横のめちゃデザイナーズマンションぽいホテルにその日は滞在していた。これがそもそもの失敗で、どこの国でもカッコいいところは無茶不便なのである。ロビーはおしゃれでとてもカッコいいのだが、働く人達が泊まるホテルではなさそうで、ビジネスコーナーがなかった。「え?プリンターもないの?」と聞くと「ない」とのこと。でも、フロントに領収書を印刷するプリンターがあるのを見つけて、「コレ貸してくれない?」とフロントマンに聞いた。が、「これは予約システムにつながっていて、普通のパソコンじゃないんだ」というような返事だった。(何を言ってたのかわからなかったので想像だけど、、)「まあ、そこをなんとか」と押し問答をしていたのだが、もともとITが専門なので、「見せてもらえる?」と予約システムの端末画面を見せてもらった。「ここを押してみて?」と言うと、案の定、通常のWindowsの画面が出てきた。「じゃあ、ちょっと部屋に戻って、PDFをUSBメモリに入れるので、その後この画面から印刷してもらえる?」と依頼すると「OK!」の返事がもらえた。その後は若干セキュリティに引っかかったりとかしたものの無事、列車のチケットが印刷できて、「やったね!」とホテルのフロントマンとハイタッチをした。

この様子を途中から見ていた同僚が、「鈴木さん、めっちゃ目立ってましたよ。待ち合わせ場所がわからなかったけど大きな声が聞こえたのですぐわかりました。それにしても、よく関西弁で通じますね?」と真顔で聞いてきた。「英語でしゃべってたやろー?」と言ったものの、「いえいえ、「それとちゃう」とか「なんでやねん」とか「あー、わかったわかった」とか、関西弁で喋ってはりました。」とのこと、まあそんな出川イングリッシュみたいなものでも仕事ができちゃうのが不思議ですわ。

で、その同僚と二人で高速列車の起点になっているプエルタ・デ・アトーチャ駅に向かう。フロントで押し問答をしていたので、予定より遅れていたけれど、なんとか出発時間に到着。空港の搭乗口のように、その列車に乗る予定の人たちが待っていた。どうやって乗るのか他の乗客の様子を見ながら参考にしようとしたら、大半の人が駅員にスマホの画面を見せていた。予約画面を見せるだけだった。「印刷する必要ないじゃん!」朝のフロントでの大立ち回りは一体何だったんだろうと思いながら、列車に乗り込む。

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30分ほどでトレド駅に到着。結構たくさんの観光客。

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とにかく快晴のよい天気でしたが、圧巻の写真はこちら↓

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これiPhoneで撮ったんですが、ね、めちゃきれいでしょ?堀に囲まれたトレドの街なんですが、いやはや行ってよかったです。あんまりきれいなので今もiPhone の待ち受け画面に使っています。

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まずは、スペインビール。「セルベッサー」だけはすぐに覚えました(笑)。

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こんな感じで、なんか店のディスプレイが結構面白くて、明るい街でした。大阪のくいだおれとか蟹の看板みたいな感じです。

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そして、またまた野外で昼ビール

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海外は店の外で飲めるところが多いのでとても好きです。日本はどうもオープンカフェみたいなのが少なくて残念。野外で飲むビールは格別で、スペインでは昼間っから飲んでる人が多かったです(あ、土曜日だからか?)。あと、日本語のメニューも結構あり、とても良い街でした。もっとのんびりしたいなって感じ。

で、まだまだ写真があるのですが、まあきりがないので第一回目の今日はこのあたりでお開きに。3枚目の街の写真いいでしょ?

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