ライン系【時間外労働 削減】:「適正人員算出方法」(ラインスピード下げて 4名→1名へ)
「人手が足りない?」と考える時、「本当にその人数が必要なのか」は
分かっていない場合が多いようです
・・・それは、「本当に必要な人数の算出方法」が
一般的に知られていないからです
生産ラインで、適正な配置人数はどのように算出したらよいか?
・・・「本当に必要な人数の概算方法」を説明します
なお、文章と図表では分かりにくいかもしれませんので、
説明動画もありますので、そのURLも記載します
(全体で10分ありますが、該当部分は6分くらいです)
また、この回では「ラインスピード」と「必要な人数」の関係を中心に
説明して行きます
1.改善前の人員配置
1)「現状のラインスピードが、本当に適正なのか?」という疑問は
ほとんど考えられていないようです
・・・「月次の生産量」から逆算して、
「日々」のラインスピードを再設定しましょう
2)「適正な配置人員数」が分かれば、
「忙しい所への応援」を依頼する側も・依頼される側も
「実測データを見ながら納得できる」ので、スムーズに話が
進められます
(働いている方々は、きちんとした資料1枚でも、
理解・納得できれば、自らでも動いてくれる場合があります)
1.前提となる時間の見方:
1)別投稿の【〇「時間のちがい」に気づきましょう】をご覧ください
この投稿の前半は飛ばして、後半の図説部分からで結構です
・・・時間を「有効時間」「付帯時間」「無効時間」の
3種類に区別して観て行きます
2)「有効時間」と「付帯時間」の合計を「実作業時間 T」として、
今のライン作業の中に「実作業時間 T」がどれだけあるかを
ストップウォッチで測ります
・・・あまり細かくせず「秒単位」で、小数点以下は切り捨てでも
問題ない場合が多いです
2.観測と分析のまとめ方:
1)タイトル画像のモデルラインについて、「実作業時間 T]を図ります
【要するに手と足が動いている時間】のことです
・・・両方止まっている時間が「無効時間」ということです
2)この場合、A・B・C・Dさん4名分の
「有効時間比率 YF」の合計がが125%しかないので、
このライン内には「4名分合計しても1.25名分の仕事量」しか
ない・・・という事がわかりました
3)さらに、稼働する時間を「3時間から6時間に延ばして」
再計算すると、YF=125%/6X3=「62.5%」になり
充分1名での可能性がある仕事量とわかりました
4.この例では、
Aさんが、
1)1名で作業できるように、
2)ライン外に出ないで、ライン内ですべての作業が出来るように、
・・・ラインの4か所くらいを小改造しました
B・C・Dさん3名は、このラインを抜けて、別職場の仕事について
「全体として時間外労働」を減らすことになりました
2024.09.17
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