【京都芸術大学】 知的財産権研究レポート(評価A)全文公開
はじめに
知的財産権研究のレポート全文を公開します。
このままコピペして提出すると不可になるかもしれません。
課題内容は当時のものであり、現在の課題内容とは異なる場合があります。
ご自身でのレポート作成に、参考としてご活用ください。
マガジンではレポート14本をまとめ販売(1000円)しています。
課題
【設問1】
ニュースで話題となった著作権が関わる事件、事例について、1例を取り上げて論評してください。その際には、以下の5つの点にすべて触れた上で1600字程度でまとめてください。
(1)なぜその事件、事例に問題意識、関心を持ったのか
(2)何が問題となっているのか(争点はなにか)
(3)法令上はどのようになっているのか
(4)他者の意見(自分と同じ意見、違う意見)としてどのようなものがあるか
(5)自分はどう考えるか
【設問2】
以下の判例について論評してください。その際には、以下の(1)~(5)5つの点に触れた上で1600字程度でまとめてください。
「猫イラスト家紋Tシャツ販売事件」
大阪地裁平成31年4月18日判決平成28(ワ)8552著作権侵害差止等請求事件https://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/670/088670_hanrei.pdf
別紙1(原告イラスト目録)
https://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/670/088670_option1.pdf
別紙2(被告イラスト目録)
https://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/670/088670_option2.pdf
(1)何が問題となっているのか(争点はなにか)
(2)法令上はどのようになっているのか
(3)類似の事件ではどのようなものがあるか
(4)他者の意見としてどのようなものがあるか
(5)自分はどう考えるか
本文
【設問1】
(1)なぜその事件、事例に問題意識、関心を持ったのか
金魚電話ボックス事件:電話ボックス内で金魚が泳ぐ作品を制作した男性が、金魚の産地として知られる商店街に設置されたオブジェについて、自分の作品と酷似し著作権を侵害していると主張した訴訟である。
一審判決においては、「発想は独創的だが、アイデアに他ならず著作権法上の保護対象ではない」として請求は棄却された。しかし二審判決においては、原判決を覆し、原告の著作権を侵害しているとする判決が下された。今回取り上げるのは、二審判決についてである。
この作品を作成したのは、元々本学の学生達であるという点も非常に印象的であった。芸術を学びアートを制作する者は、多くの場合著作者である。一方で、何かを創る者は著作権を侵害する側になってしまう危険性も有している。自分自身も著作物を作成し、発表する機会があるため、問題意識を感じた。身近な事例を通じ、著作権について考えるためこの事件を選択した。
(2)何が問題となっているのか(争点)
①原告作品の著作物性
②著作権(複製権又は翻案権)の侵害の有無
③著作者人格権(氏名表示権及び同一性保持権)の侵害の有無
④被控訴人らの故意,過失の有無
⑤控訴人の損害
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