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井出まさえの経歴とは?経営者としての実態と、政治への関心をホンネで聞いてみた
こんにちは、政治ライターの三神利休です。今回は、福島県いわき市にお住まいの井出まさえさんの経営者としての実態や政治への関心を知るべく、経歴などをさらにインタビューし、掘り下げていこうと思います!
井出まさえとは?
まず簡単に井出さんの経歴を紹介します。
1962年福島県いわき市生まれいわき市立平第二小学校・いわき市立平第一中学校を卒業県立磐城女子高校、昭和薬科大学に進学後、
創成期の(株)東京リーガルマインド(LEC東京リーガルマインド)に入社し、のちに同社取締役に就任。
新規事業取締役・法人営業部長として、日本の各業界トップはじめ、600社以上の社員研修を実現。
その後SSC(株)を設立し、代表取締役社長に。
人材開発・教育研修の分野で企業経営を25年続けるプロ経営者現在は日本維新の会・福島県支部の事務局長をつとめている。
資格スクールとして有名な「LEC東京リーガルマインド」に入社し、わずか1年で取締役まで就任。
最大2,000人規模の大企業の経験だけでなく、自身でベンチャー企業を立ち上げるなど、経営経験をお持ちです。
そんな井出さんのより詳しい経歴やいわき市への思いを聞いてみました。
東京リーガルマインド勤務時代
三神「井出さんの経歴は、東京リーガルマインド(LEC)勤務のご経験が大きく関係していると思われますが、LEC時代の経歴などをお聞かせ願えますか?」
井出「そうですね、LECに入社時は当初、宅建資格をもっていたので講師のアルバイトに応募したのがきっかけです。しかし、1週間の厳しい研修を受けた後に企画・運営としてスカウトされまして、講師30人の取りまとめや講師派遣のシステム構築を任されました。」
三神「そうだったのですね!企画・運営としてスカウトされるきっかけや、理由なんかは何があったんですか?」
井出「どうやら研修を終える中で、一講師としてではなく、講師全体や営業全体をマネジメントできるのではないか?と期待していただいたみたいです。当時は講師の方はたくさんいらっしゃる中、そのマネジメントや効率化の課題が膨らんでいたみたいなんですよね。結果的にはこの決定が良かったんです。自分としても企画・運営が合っていたみたいでどんどんのめり込んでいきました。」
三神「聞いた情報によると、就任4カ月で講座売上が270%にも増加しているとか…」
井出「そうですね。私が配属された部署の売上目標が前年度同月比170%だったのですが、結果としては前年比270%を達成できました。
まだ講師派遣に関する基盤はどこも整っていませんでした。需要があるのに、その場所にサービスが届けられないのは、システムに欠陥があるからです。新しいシステムとして、講師の居住地や好みや特徴を把握して、講師が働きやすくなるように、講師の派遣先を調整しました。そうすることで効率的に講師が働くことができ、結果として売上が伸び、クレームも少なくなりました。
また、講師方との信頼関係をしっかりと構築することを心がけていたことも、良い結果につながりました。講師はアルバイトの形態で受験生が多かったのですが、講師には講師の人生があります。講師の資格試験や人生も応援する態度を忘れないようにしていました。お互いに信頼できる講師の方をしっかり頼ることで、爆発的に売上がを伸ばすことができました。」
三神「すごいですね…。そしてその後は資格試験6部門の責任者を務めながら問題作成や営業の指揮もとっていたのだとか」
井出「はい。全部で6つの試験を担当する営業部門を担当していました。いわば新規事業部的なポジションです。かなりの仕事を受けをっていたので、毎日部活のような状態でしたね笑
幸いなことに優秀なスタッフが集まっている部署でしたので、何よりもスタッフを大切にすることを心がけていました。
宅建部門で構築した講師の派遣システムを応用するとともに、営業集客もより強化していきました。このときのサービス設計などの知見がその後独立してからの企業経営や事業計画の基礎になってくれたと思っています」
三神「なるほど。この時の成功体験を通じて、人や物の動かし方を根本から学んでいったということですね。」
井出「一年後に取締役に就任したこともあり、部下は最大で800人ほどでした。当然、この人数は一人では管理しきれないため、私が直接何かを言わなくても自動的にビジネスが回っていく構造を作っていきました。当然、システム関連の部分にも投資して、効率的な組織づくりも並行して行いましたね。」
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いわき市に戻ってきて感じたこと
三神「では、そんな若いときから経営センスを磨き、人の動向などを効率化してきた観点から見て、いわき市はどのような印象を受けますか?」
井出「まず大前提として環境や観光、人材などの資源に恵まれている街だと思います。自然の豊かさや温泉、そして古くからある田畑の広がりなどはいわき市ならではの大きな魅力です。また、当然、これらを守り抜いてきた市民の努力などを考えると、一、いわき市民として誇りを感じられますね。ただ、残念なことはこれらの資源を本当の意味で活かせていないのではとも感じています。」
三神「それはどういった点で感じますか?」
井出「そうですね。例えば、いわき市フラワーセンターや市のプラネタリウムなどの施設の老朽化ですね。せっかく市のサービスとしての基盤があるのに、予算などの関係で有効活用できていないのは残念でなりません。
また、人材に関しても特に市役所は優秀な人材が多いにも関わらず、その能力を発揮しきれていないとも感じます。
いわきに戻ってくる時に、転居の手続きをしようといわきの役所にいったのですが、なんとそこで3時間ほど何の対応もなく、待ち続けたことがありました。たった4人待ちでしたが、一人一人の対応にものすごく時間がかかってしまっていたんですね。
ようやく順番が来たと思ったら、「時間も遅く、対応が難しいのでまた後日いらっしゃってください」と言われてしまい。
もちろん役所の方は精一杯ご対応してくださっています。しかし観察していると、一人のスタッフの方、あらゆる部門のことを一人で担当しようとしていて。
そもそも市民サービスのシステムが非効率的だと思います。各部門のことを、それぞれノウハウ化・マニュアル化し、わからない場合の対応法までまとめることができれば、一気に効率化できるはずです。実際、そのようにして市民サービスを効率化している事例をいくつか知っています。
"教育と引き継ぎ"が要だと思います。システムを整えることで、スタッフの方も働きやすくなるように、そして市民の方も、気持ちよく役所に行けるようになると良いなと思います。」
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政治とこれからについて
三神「なるほど。では、そんなあらゆる資源を有効的に活用するためには、どのようなことが必要だと思いますか?」
井出「経営者時代からの経験を踏まえると、仕組み化への投資をより行うべきだと感じました。いわき市の業務フローはいわゆるハンコリレーの形態が多く、上長に許可を取り、またその上長に許可を取り、と非常に一人ひとりの権限が少ないと感じています。
しかし、それでは本当に市役所としてのサービスが必要な人に対してなかなかサービスが行き届きにくいなどの問題が発生してしまいます。
もちろん、責任の所在を明らかにしながら業務を進めることは大切ですが、現代では上手にシステム化をしながらまとめ上げていくことは可能です。
現に私が取締役として800人を部下に据え、600社を超える企業さんとのやり取りを実施できたのはこのシステムを整えられたからこそにあります。
業務フローの見直しやデジタル化の推進を推し進めることで、職員一人ひとりのリソースを確保しやすくできればなと考えています。」
三神「職員のリソースを確保できれば、結果として人材を有効活用することに繋がりますよね。」
井出「まさにその通りです。業務フローで手がいっぱいになっている組織は正直あまり発展は見込めないでしょう。それは責任のある立場の人がそうであればあるほど、それ以上のサービスの創造には繋がりません。
業務フローを見直し、職人に余裕を持たせてあげることで市民の皆様にとってより良いサービスの誕生につながると考えています。
事実、いわき市の職員の方は優秀な方が多いので、リソースを確保してあげればよい良い街づくりをみんなで考えていけるでしょう。」
おわりに
今回は、福島県いわき市の井出さんの経歴や政治についての考えをインタビューさせていただきました。
もっと詳しく井出さんのことを知りたい方は、ぜひこちらをご覧ください。
ホームページ:https://ide-masae.jp/
X(Twitter):https://twitter.com/idepolitics2024
Facebook:https://www.facebook.com/masae.ide
いわき市に戻られた井出さんが、今後どのような活躍をなさっていくのか、まだまだ注目していければと思います。
記:政治ライター 三神 利休