井出まさえはなぜ福島維新の会に？日本維新の会に入ったキッカケと、そのリアルを聞いてみた
こんにちは、政治ライターの三神利休です。今回は、福島県いわき市にお住まいの井出まさえさんの経営者としての実態や政治への関心を知るべく、維新の会に入ったきっかけなどをインタビューし、掘り下げていこうと思います！
井出まさえの略歴
まず簡単に井出さんの経歴を紹介します。
1962年福島県いわき市生まれ
いわき市立平第二小学校・いわき市立平第一中学校を卒業
県立磐城女子高校、昭和薬科大学に進学後、創成期の（株）東京リーガルマインド（LEC東京リーガルマインド）に入社し、のちに同社取締役に就任。
新規事業取締役・法人営業部長として、日本の各業界トップはじめ、600社以上の社員研修を実現。
その後SSC（株）を設立し、代表取締役社長に。
人材開発・教育研修の分野で企業経営を25年続けるプロ経営者現在は日本維新の会・福島県支部の事務局長をつとめている。
資格スクールとして有名な「LEC東京リーガルマインド」に入社し、わずか1年で取締役まで就任。
最大2,000人規模の大企業の経験だけでなく、自身でベンチャー企業を立ち上げるなど、経営経験をお持ちです。
そんな井出さんが維新の会に入会したきっかけや思いを聞いてみました。
なぜ日本維新の会に？
三神「井出さんが数ある政党の中で維新の会を選ばれた理由は何ですか？」
井出「初めてしっかりと興味をもったきっかけは、維新の会が"福島原発のALPS処理水の放水を、福島だけでやるのはおかしい"と主張していたことでした。
国家レベルの問題に対して、そのすべての責任を福島県におしつけるというのは、何か違うのではないかと。
そして、維新の会の方針である、「無駄を省き、必要なところにお金を割いていく」ことに非常に共感しました。
私自身、長らく経営者としての人生を送ってきましたが、新しい時代には必要なところにはしっかりと投資をすることも非常に重要だと思います。
昨今は政治家でのお金の無駄使いなども疑問視されていますが、それ以外にもいろいろな"無駄"があると感じます。
それはお金の面でもそうですが、仕組みやシステムが非効率で、時間や人を無駄にしていることもある。
そうした無駄を見つめ直して、必要なこと、やるべきことにリソースを集中させていくという根本の発想に、非常に共感し、維新の会に入会することを決めました。」
三神「なるほど、そもそも考え方の部分が、非常に近かったんですね。
ちなみにですが、井出さんは具体的にどのような課題について、無駄を変えていきたいと考えていますか？」
井出「そうですね。大きいのは少子高齢化の問題です。維新の会としても、到来している超高齢化社会に対して、強い危機感を持っています。
都市部が人口を吸い上げているストロー現象を止めることも確かに必要だと思うのですが、これらを行うには非常に時間がかかります。
ですので、私はまず少数精鋭でも市政やインフラなどを回せるシステム改修が重要と考えています。今まで人力で行っていた作業をシステムに代行してもらうようにすれば、本当に人手が必要な部分にリソースを回せる。
実際に私が経営者として一時は2,000人程度の組織をまとめていましたが、それらをまとめ上げられたのは優秀なシステムがあってこそでした。
そのため、システムを上手に利用して、まずは現在のリソースで問題なく地域インフラなどを回せるようにしていくことが重要だと感じています。」
三神「少子高齢化に歯止めをかけたい維新の会の方針と井出さんの政治方針がマッチしたんですね。」
井出「そのとおりです。また、維新の会は非常に地方政治を重要視しており、いわゆる中央集権的な政治からの脱却を目指しています。
いわき市にはいわき市の課題があり、それを解決するには柔軟な発想が必要不可欠です。
画一的な政治にとらわれることなく、自分が実現したい政治に振り切れると思えたのも大きな理由ですね。」
維新の会の政策・方針とは
三神「そんな維新の会の政策や方針についてより深く教えてください。」
井出「方針には様々なものが明示されていますが、私が特に共感している理念は『自立する個人、自立する地域、自立する国家』です。
やはり国家として自立した未来を切り開くためには、地域が自立していくことは必要不可欠です。
その地域ごとに自治を行うことで、本当に必要なサービスもうけられるようになると考えられます。
また、自立する個人という考えも非常に重要です。今までの日本はどこか政治を他人ごとにように捉えてきた過去があります。しかし、より良い地域や国家をつくっていくためには、一人ひとりが自立して政治に参加していくことも大切です。」
三神「なるほど。事実、日本維新の会は地方政治が自立する重要性を説いていますよね。」
井出「そうですね。生活の仕方や考え方が多様化するため、必要な政治も地域ごとに全く変わってきています。
維新の会はその重要性をいち早く説き、世の中に訴えかけてきたことに私自身も共感しています。」
福島県総支部の事務局長としてしていること
三神「井出さんは、維新の会福島県総支部の事務局長を務めていますが、事務局長として意識していることはなんですか？」
井出「現在は福島県総支部の事務全般を統括していますが、実は福島県総支部は設立されたばかりなんですね。
その上福島県はとても広く、メンバーも各地に散らばっています。それを利点と捉えて、幅広い地域の意見を集めつつ、円滑なコミュニケーション・情報連携をすることを意識しています。
幅広い情報を集めて、その中でいいものはどんどんシェアして実行に移し、また課題は一緒に考える。そして各地域に合わせてしっかりと政策や方針をまとめていくようにしています。」
三神「事務局長の経験は自分の政治にどのように生かせると思いますか？」
井出「そうですね。色々な考え方をお持ちの人と出会えるので大変勉強になります。
特に私は経営者という立場で物事を決めていくことが多かったのですが、もっと細かい部分や感情面に寄りそった政治も必要だと感じました。
事務局には様々な政治家の方も出入りされているので、色々な視点で市政を見る視点は培われたかなと思いますね。」
経営者経験をどう活かしていくのか？
三神「井出さんは経営者としての経験が強みと感じますが、その経験をどのようにいわき市の市政に活かしていきたいと考えていますか？」
井出「そうですね。特に重要だと考えているのは、市の仕事をシステム化し、効率を高めることです。
現在、少子高齢化は避けては通れないため、少数精鋭で業務をこなさなければならないことは避けられません。
しかし、現状、業務のほとんどが属人化してしまっており、担当者がいないと業務が回らないケースが多々見られます。
実際にいわき市に戻ってきた際、転居届を出す際にわずか4人待ちだったにも関わらず3時間もかかりました。
これらはシステムの導入やノウハウの蓄積で解決できることです。
事実、経営者としてはこのようなリソースの無駄遣いはあってはならないことと考えていたので、すぐにでも解決したいと考えています。」
おわりに
今回は、福島県いわき市の井出さんの維新の会の入会のきっかけなどをインタビューさせていただきました。
もっと詳しく井出さんのことを知りたい方は、ぜひこちらをご覧ください。
ホームページ：https://ide-masae.jp/
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Facebook：https://www.facebook.com/masae.ide
いわき市に戻られた井出さんが、今後どのような活躍をなさっていくのか、まだまだ注目していければと思います。
記：政治ライター 三神 利休