セルフ日記法:台湾渡航準備 宿泊先手配編
自分の旅行体験に関わるインサイトを、日記法で記録してみる。
どのエリアに泊まればいいんだっけ
来月台湾に行くことになった。台湾に行くのは初めて。まず訪問予定の国立台湾大学をGoogleマップで調べる。台湾の北のほうにあるんだな。
まず宿泊先から決めることにして、Instagramで候補を探してみる。
「最近」タブで探すと効率が悪いので、「トップ」でスクロールする。「#台湾ホテル」でザッと見て目に留まったホテルの位置をGoogleマップで確認すると、台南市とある。台湾の南だった。ふむ。これは明らかに遠いな?
募集案内に台北は狭いからどこでもタクシーで行けると書いてあったのを、台湾、と読み違えていたらしい。
「#台北ホテル」でもう一度タイムラインを探すと、1枚だけ目に留まる。いわゆるインスタ映えは好きじゃない。どれもこれも判で押したような(自分にとっては)おもしろくない写真のなかで、それだけ、お、いいな、と思った。タップすると、ジオタグが付いている。ラッキーだ。そのホテル名をBooking.comで検索した。
検索は役に立たないけどきっかけにはなる
ふと、3泊4日をずっと同じ宿に宿泊するのは損だな?と思い至る。
今度はSafariで「台北 ホテル」で検索してみる。
すぐに、失敗したなと思った。こんな平易なキーワードで良い情報が出てくるわけがなかった。といって、台湾の知識がない自分には、キーワードを工夫するのも難しい。あれか?これはやっぱりTSUTAYAとかに行って素敵な旅本を買いに行かないとだめなやつか?
とりあえずやっとひねり出してキーワードを「台北 ホテル レトロ」に変えて、検索結果の画像一覧を見てみる。
1件気になったバックパッカー向けの宿があったけど、ウェブページに飛んでみると2013年の記事で、しかも宿泊予約はオーナーのブログからとしか書いていなかった。もちろんそのブログは英語じゃなかったので読めなくて、一応その宿の名前で検索してみたけどやはり予約情報がわからなかった。もうクローズしたのかもしれない。どっちにしても、ややこしいので今回は諦めた。
気を取り直して、検索結果に戻り下にスクロールしていると、ある画像の下に書かれたサイトURLの文字列が目に入った。あ!!そうか、これがあったか。好きでたまに見ている、Here Nowの投稿記事だった。
タップして、Here Nowのトップから台北を選び、ひと通り見出しと画像を見る。そうそうこれですよそうですよ。好きな感じちゃんと押さえていただけていて、ほんとありがたいっす先輩。一気に台北行きが楽しみになってきた。(自分で望んで行くのでもちろん元から楽しみな訳だけど、ワークショップのことしか頭になかったのが、自由時間に夢広がる感じ)
Here NowでもInstagramで目に留まった宿が紹介されていて、いやーそうなんですよそうなんですよここ良いっすよねとか思いながら、もう一軒気になるところを発見。
コンセプトに、ローカルデザイナーがそれぞれの部屋を手がけた旨が書いてあった。あー。そういうのも好きなんです。判で押したようなやつじゃなくて、その人固有の何かが反映されてるものが好きなんです。
っていうかさっきInstagramでも見たな、なんかこの部屋覚えている気がする。Instagramを往復して、やっぱりそうだなと確認。場所も、アクセス良さげ。
たくさんタブを開くならMac
候補をその2軒に決め、飛行機の予約に移る。航空券予約はMacでやりたいので、スマホ片手にノートも開く。(デスクトップまで行くのは億劫だ)
飛行機は、最安値を取ろうとかはあまり思わない。ちゃちゃっとシンプルに、かつ確実に取りたいので、時間帯と直行であるかと、知ってる航空会社か、というのをベースにまあこのあたりでしょうという往復便を予約した。
ホテルを一緒に取ると安くなるとポップアップが勧めてきたけれど、いやお宅期間中複数の宿とかできませんやん。ノーサンキューです。というわけで航空券のみ予約完了。
続けて、スマホでBooking.comアプリを開く。海外旅行の多い友人が、Booking.com経由で宿を取ると実は現地に行ってみると取れてなかったなんてことも起こり得ると書いてたのが頭によぎる。まあ心配ならリコンファームすればいいんだし、向こうで他の参加者の方も現地の方もいるんだから誰かは頼れるし大丈夫でしょ。
該当の宿を検索すると、日程を工夫すれば両方まだ取れそうだった。
片方が、最後の1室だったので早めに取ってしまいたくてそのまま予約完了までスマホで済ませた。並行してMacで同宿の価格を調べたけどそもそも満室表示だった。どういう連携になってるか知らないがとりあえずBooking.comから取れるならBooking.com経由でいい。
アプリ内の、予約一覧に2件が出ているのを確認して、これでオッケーだなとひと安心した。
サプライズ
しばらくして、Booking.comのアプリに通知。
「??」
予約したばかりなので、念のため確認しようと開いてみると、吹き出しアイコンに通知バッジが付いている。
「???」
メッセージ機能を使うのは初めてだったので、初回確認ボタンをタップする。宿からのメッセージだった。
定型文とおもしき文面だけど、読むとLate check-inの場合はSelf-check-inを用意しておくから知らせろとある。え?さっきチェックイン時間入れたけどなあ。まあいいか、と思いSelf-check-inをアレンジしてほしい旨返信する。
ほどなくして、またアプリに通知が来て、宿からの返信だった。お、早いな。人が対応してるのかな?
利用者向けのマニュアルがあるとのことで、DropboxのURLをタップし、PDFを開く。
うおおおお、めっちゃちゃんとした資料。かわいい。いいやん。いいじゃないですか!!へ〜去年もその前年も色々賞を取ったんだなあ。ますます楽しみ。
あとでまたゆっくり読みたいのでiOSのブックアプリに保存。
今度時間がある日にTSUTAYAに行って台湾情報を仕入れておこう。(普段はジュンク堂書店派だけど旅本はTSUTAYAだ、あの棚にやたらと台湾の本が並んでたのをわたしは覚えているぞ)
予約手配は、これにて完了。
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うむ。実際のユーザーでこれだけ思考を書く人はまずいないw
日記法を使うとき、ユーザーが使った言葉や表現の端に、おや、という点をいかに見つけるかが重要なんだろう。