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特化ブログをアーカイブ主体の特化ミニサイトへと改変し、さまざまな目的に対応できることを、どういった場合にどんな形態が好ましいのかをデータから検証しています。

さらに対象を絞った「マイクロサイト」を加えたことで、アクセス数こそ少ないものの、“届けたい、届いてほしい”人のところへ届くようにもなりました。


増補新版『情報サイトの考察』

  1. 概要:情報サイトについて

  2. マイクロ/ミニサイトの考察

  3. データベース/カタログ型サイトの考察

  4. ペラサイトの考察

  5. キラーページの考察

※文字数13万あまりとなっています。
※別冊『広告・マネタイズの考察』は公開済み。


はじめに:

ミニサイトは作っていくと奥が深く、類型で挙げただけでも“型”が相当あり、他にも可能性がまだまだあると思っています。

よく質問されることとして、「どれが何に向くのか?」なんですが、ケースによってさまざまで一概にいえないのです。

実際にデータを取ってみると、感覚的には同じように思えて結果が違う、ときにまったく違うことが起こり得ます。

例えば、同じ商品・サービスでも、対象の層によって好ましい型が違うし、同じ対象の層だから好む型は同じかといえば商品・サービスによって違ってくる。

これはもちろん情報にも当てはまり、発信・提供を主にするミニサイトについても使う型はさまざまです。

そういう意味ではややこしく難しいといえるのですが、そこを追究して最適な型を見つけていくところが面白さであり、楽しくもあります。

ミニサイトという形態

わかりやすい例としてグルメ系レビューサイト「食べログ」を挙げると、全国の飲食店の情報が掲載されていますので、場所からたどってもいいですし、検索すれば多数の候補を提示してくれます。

あらゆる情報が詰まっているという意味合いから、“総合型”といっていいでしょう。

総合型は他にも、健康・医療情報、不動産、結婚、旅行、資格など主に大手が提供しています。

総合型というのは言ってみれば、“広く浅く”。

ここに個人が立ち向かうのは無理な話なんですが、入り込めるとしたら、逆張りの“狭く深く”ではないでしょうか。

『ミニサイトをつくって儲ける法』の著者で、ミニサイト作り職人こと和田さんが運営する『東京ビアガーデン情報館』は、場所とジャンルを絞り、本人みずから来店してレビューまでし、関係者から「サイトを見て予約してくる人も多い」との声が寄せられるという。

総合型サイトの一部分に着目し、そこを深掘りするべくオリジナルのコンテンツで構成したミニサイトで勝負する——そう、ここが肝所。

ミニサイトの使い出、使い道

個人が運営するサイトで息長く存在するには、その一つの形だろうと考えています。

そして、肝は何かといえば、(他者の)総合的な情報サイトが先行している中で、その一部分に特化することで、後発でも存在感を示すことができる。

その意味から、単にテーマやコンセプトというだけでなく、デザインの独自性やアプリ化のような施策も含めて、“独自の切り口をもつ特化ミニサイト”が重要になる。

以前の投稿から引用すると、

収益性も見込めるので、今ではミニサイトの応用・発展形といった感じのサイトばかり作っています。
Twitterで報告する成果は、ミニサイトで得られた知見がほとんど。

日々の運用のなかでまだまだ新しい発見がありますから、今後も変わらずやっていくことになると思っています。

マイクロサイトが面白い

単純には、ミニサイトよりも小さく、それはページ数のことでもあれば、対象者を絞ることでもあります。

イメージで言うなら、ミニサイトは汎用性をもち、マイクロサイトは専用、限定

情報サイトの考察」ではミニサイト=特化サイトとして扱っていますが、マイクロサイトは超特化と呼べる。

また、マイクロサイトは別の形態として独立しているのではなく、ミニサイトでは足りないといった場合に、それを補う“かゆいところに手が届く”といった存在です。

したがって、いつも出番があるわけではないのですが、必要とあればミニサイトにくっついて機能する補佐役を担っています。

マイクロサイトを使っていくなかでわかったことをミニサイトに取り込むこともありますし、そのまま存続させてミニサイトの一部のように馴染んでいくこともある。

その意味では、その存在や意味が外部的(閲覧者)には見えない、感じ取ることはないかもしれません。

しかし、しっかり機能し立派に役目を果たしています。


本編:

  1. 増補新版: マイクロサイトとミニサイトの使い分けとその成果

  2. 旧版:ミニサイトの面白さと可能性を知る

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