一流の刀の切れ味
久しぶりに展覧会に参加しました。
ちゃんとした展覧会。
ガッツリ活動しているメンバーの中に入れていただいて戦々恐々としながら、せっかく呼んでいただいたので「えいやー!」って感じで。
んー、まぁー、ええ感じにできたかなと思ってはいました。なんとなく。
でも、とある人に言われたんです。
「若いね」という感想。
血の気が引きました。
一瞬で見透かされた感じです。
ガッツリ活動していないとはいえ、そこそこ活動はしてるつもりではいましたが、その一言で丸裸を通り越してレントゲンを撮られて骨を見られた気分です。
「若いね」って、「荒いね・浅いね」って僕には変換して聞こえたんです。見た目が若いね~はまだ良いとして、作品の感想が若いねって・・・。
確信を突きすぎていている気がしました。どこか自覚があっただけにとても刺さりました。プロとして取り組んでいないから、趣味だから、なんて言い訳をして自身の作品の研磨を怠っている自覚が。
さすが一流です。
一瞬で見抜きます。
甘えを。
いや、周りの友人知人にもバレている気はします。
気を遣って言わないだけでバレてると思います。
気の引き締まる言葉でした。
そんな言葉を引き摺りつつ数日後。
とある展覧会を観に行きました。
そこは一回り近い上の方々の展覧会。
その展覧会で、めっちゃ良い!!という作品に出会ったのですが、それの第一印象が「若い」って思ったんです。
でもその「若い」は、「この歳でも攻めてる」という意味で「若い」という印象を受けました。
同じ言葉でもこうも違うのか。
もしくは、30代で言われるのか50代で言われるのかの違いかもしれませんが、なんだか衝撃的でした。
お値段が良心的すぎたのもありますが、これは買わないといけないと思い、長年の付き合いのあるギャラリーですが初めてそこで作品を購入しました。
これは運命です。
「若い」という言葉に翻弄されている私への啓示です。
大切に飾ります。
そして目標とします。
かっこいい大人になりたい。
一流、怖いwww