スーツは武装
吾輩はサラリーマンである。
ただ、私服勤務である。
ぱっと見は、普通の若造おじさんである。
たまにスーツ的な装いの時がある。
固めのお客さんに行く時である。
緩めのお客さんを蔑ろにしているわけではないけど、体裁的に分けているところがある。
フォーマルな方が喜ばれる時。
ラフでも気にしない時。
相手によって使い分けている。
相手を不快にさせないためのマナー
岸辺露伴先生が言っていましたね。
「マナーを指摘するのはマナー違反」だと。
少々屁理屈的な言い方ですが、芯を突いていると思いました。形ばかりに固執して相手を蔑ろにしていないかと。重要なことは形でなく、相手ではないかと。
相手のための形がマナーであって、「こうすることがマナーで普通」なんて言葉は相手を敬っていない脳死状態の言動じゃーないのか?
フォーマルモード
ジャケットに袖を通し、襟を正した時に思うことは、これは相手に不安を感じさせないための配慮であり、相手と対峙するための武装なんじゃないかと。
「泥棒が住宅街でターゲットの家を物色するときはスーツ姿(営業マン風)の格好をする」というのをテレビで見たことを思い出す。
それぐらい効果がある。
ちゃんとして見える。
飛び込み営業で来た人が、
「スーツ姿の人」
「小汚い格好の人」
だった場合、どちらの話を聞きやすいか。
基準
良い悪いを自分軸でなく、相手軸で判断する。
そのためには知識が必要である。
知らないことはできないから。
吾輩は結構適当に生きてきたので、
余分な知識は多いのに常識知らずなところがある。
粗相をしていないか。
愛嬌で誤魔化せないか。
スーツを着ることでカバーできることがあるなら着るか。
スーツを着て、愛嬌で誤魔化そう。
吾輩の武器は愛嬌である。