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ワクワクを原動力にするゲーミフィケーション

ワクワクって大事ですよね。
何か行動をおこそうとしたときって理屈じゃないってことありませんか?

『健康のため』と頭でわかっていてもなかなか行動に移すのは難しいです。病院での治療や検査、健診、運動。
どれも大事なことって分かってます。

『楽しい』『ワクワクする』『やってみたい!』
そこに、このような要素を増やせればいいなあと思うのです。

このワクワクを演出して行動を起こさせるデザインの手法をゲーミフィケーションと言います。

【ゲーミフィケーション(Gamification)】
ゲーム・デザインの戦略をゲーム以外の分野に応用することにより、エクスペリエンスの向上や行動の修正をはかる手法。

要点で学ぶ、デザインの法則150

この本で紹介されていたのがスウェーデンの駅の階段でした。

階段を音の鳴るピアノの鍵盤に変えたところ普段より66%も多くの人が階段を利用したそうです。
楽しい!ワクワクする!が健康的な行動を起こさせたんですね!

似たような事例をいくつかTwitterで見かけたので紹介します。

アプリを活用することで楽しく体を動かそうって気にさせるところがゲーミフィケーションです。

そういえばこんなゲームもありました。
ニンテンドーのリングフィットアドベンチャー。
後輩の研修医が楽しんでいたのを思い出します。

実際このような論文も出ています。

リングフィットアドベンチャーを8週間続けると、慢性腰痛患者の痛みの自己効力感を高め、痛みを軽減させるそうです。

何かを行動を変えようと思ったら、そこにワクワクがあるってことが重要です、という話でした。楽しいのが一番!

ちょっと話はそれてしまいますが、赤信号待ってる時間って苦痛ですよね?
ポルトガルでsmartという自動車メーカーがこのような実験を行いました。
『踊る赤信号』
この楽しい仕掛けのおかげで信号待ちをする人が約8割も増えたとか。

病院の待ち時間も楽しくないですから、このような楽しい仕掛けで、ワクワクと健康を同時にお届けできたらいいなと思います。

でも、課題もあります。
日常的な健康を維持するには、これらの行動が継続するような仕掛けもデザインしないといけません。
一回階段を登ってそれで飽きちゃったら意味がないですから。

『対象のことをしっかり考えて、楽しく長く続けることができる』
そんなアイデアを作り出すのが医療デザインの役割なのかなと。

さて、日本医療デザインセンターセンターではそんなアイデアを生み出すためのオンラインの学びの場を作ろう!ってプロジェクトを立ち上げます。
こうご期待!

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では、また!

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