【全文無料】シティリーグ2024 S1 ベスト4 ロストヌメルゴン
はじめまして。
福岡でポケモンカードをしてる " ジャリボーイ " です。
先日参加したシティリーグ壱岐でロストヌメルゴンを使いベスト4になりました👏
全国のロストヌメルゴン愛好家からの熱いメッセージ、本当にありがとうございます!!
このnoteでは当日のデッキリストを見て、デッキ構築、各デッキへの立ち回りなどの解説をしていきます。
①デッキリスト
こちらがシティリーグで使用したリストです
視認性を高くするために、ネストボールはSM、あなぬけのひもはSSミラー、すごい釣竿はSVで統一して、最初の山確認で時間短縮出来るようにしてます。
・エネルギーのお話
水、鋼エネルギーはわざとUR2枚、ブレイク2枚に分けてます。
理由としては
山を確認出来てない状態でポケギアを使い上から7枚見た時、7枚のうちURの水エネルギーが1枚
ポケギアで持ってきたアクロマの実験を使い上から5枚見た時、5枚のうちブレイクの水エネルギーが1枚
あったとします。
エネルギーのデザインを統一してると、アクロマの実験で引いてきた水エネルギーはポケギアで見た水エネルギーの可能性があり、現時点の情報として水エネルギーは1枚か2枚存在する、という不確定情報だけが存在します。
ですが、エネルギーのデザインを分けていると水エネルギーは確実に2枚存在するという確定情報を得られます。
山を確認出来てない状態でも確定情報を得られるように2枚ずつ採用してます。
その理由であれば本当なら4枚とも違う種類のデザインにした方がいいんですけど、超A型の自分には無理でした…
スマセン
ちなみに超エネルギーは
この2種類を採用してます。
②デッキ構築
・VIPパスを採用しない理由
ベスト4になりデッキリストが世の中に公開された事で1番反響があったのは、VIPパスを採用してないところです。
もちろんVIPパスの強さは理解してますし、採用した方が安定はします。
それでも採用しない理由として、初ターンにVIPパスを引けなかった場合、不純物を含めた56枚の山で戦わなければならないのが嫌だからです。
「花選びやアクロマの実験で引いた時にロストすればいい」
という意見が自分の周りでは多いのですが、2ターン目以降の花選びやアクロマの実験でVIPパスを引いた時に脳死でロストするくらいなら、2ターン目以降も使えるカードを採用して考えながらロストしたいなという思いから採用を見送りました。
自分はVIPパスより、ポケギア2枚、災いの箱、デヴォリューションを各1枚ずつ使いたいなと思って採用してます。
ポケギアを2枚採用してる理由は、トップドロー1枚、花選び2枚、隠し札2枚、ポケギア3.0で7枚、合計12枚見てサポートにヒットする確率を上げる為です。
ポケギアを採用してない場合、トップドロー1枚、花選び2枚、隠し札2枚、合計5枚見てサポートを探しに行かなければなりません。
右手ピカピカ君じゃ無い限り、なかなか難しいですよね
ポケギアを採用してないデッキだと、追加で花選びを1、2回することになり、その分の入れ替え札を使わなければなりません。
追加で花選びを2回したと仮定して、その追加分に入れ替え札を2枚消費したところで上から見れる枚数は9枚。
サポートにヒットしても入れ替え札を2枚消費してしまったことで、後半のリソース管理に響いてきます。
ところが、ポケギアを採用する事で上から見れる枚数は12枚になり、サポートにヒットした場合ポケギア1枚が入れ替え札2枚分になり余分な入れ替え札を使わなくて済むのです。
自分の構築は、ポケモンいれかえ2枚、あなぬけのひも2枚、ジェットエネルギー2枚と、他のロストデッキに比べて入れ替え札が少ないように見えますが、ポケギアも入れ替え札として換算して採用してるので、入れ替え札は実質10枚採用してることになりますね。
・災いの箱、デヴォリューション
まずは、災いの箱
このカードはヌメルゴンと1番相性の良いカードだと思ってます。
ワンパンしなければ全回復され、ワンパンした場合は80点返ってくる
総HP350をワンパンするのにも要求値が高く、存在するだけで相手に威圧感を与えられます。
災いの箱を貼ったことにより、110〜220の中打点を補ってくれる80点が絶妙に偉いなと思って採用しました。
災いの箱を貼るタイミング等は、各デッキへの立ち回りでより詳しく解説します。
次に、デヴォリューション
採用した1番の理由は、このカード1枚で環境デッキにイージーウィン出来る対面が増えた事です。
デヴォリューションが新規カードとして登場する前は、悪テラスリザードン、サーフゴーex、パオジアンex対面がキツくて勝率も50%を下回ってました。
特にパオジアンex対面がキツく、月光手裏剣を2連続で決められてそのままズルズル負けみたいなことがよくありました…
そこで、新弾で登場したデヴォリューションを採用して自主大会に出たところ、非常に感触が良かったのでシティリーグでも採用しました。
デヴォリューションを使うタイミングも、各デッキへの立ち回りで解説します。
・ミュウex
ミュウexは
・ギラティナvstarのスターレクイエム
・テツノカイナexのごっつあんプリファイ
・チャーレムvのヨガループ
をコピーして使います。
最近は連撃インテウーラにモミが入ってないので、序盤にウッウのおとぼけスピット110点をウーラオスvに与えておいて、雪道ツツジのタイミングでカウンターキャッチャーを使えたらベンチのウーラオスvmaxを呼び出して、ゲノムハック→キョダイレンゲキでバトル場のウーラオスvmaxに弱点込み240点、ベンチのオクタンに120点与えてサイド4枚取るようなテクニカルな戦い方も出来ます。
③各デッキへの立ち回り
・ロストギラティナ
上手い人の盤面作りを例にあげ、相手はキュワワー、ギラティナ×3で解説していきます。
最近のロストギラティナはマナフィが採用されてないので、マナフィが無い前提でいきます。
基本的にギラティナの後1もしくは先2の動きは、アビスシークをしてロスト溜めながら手札を増やしていくことが基本になっているので、こちらもロストゾーンを増やしつつ、相手のバトル場がキュワワーであれば攻撃せずにターンエンド。
ギラティナ対面の時は、サイドを先行すること、サイド1枚を取ることに意味がないので、相手がサイドを取ったらこちらもサイドを取るといった感じでゲームを進めます。
それと、ギラティナvの状態でひきさくを連打させない盤面作りも大事になってきます。
それでは参りましょう
後攻1ターン目の理想盤面は
ちなみに自分はジャンケンがクソ弱いので、常に後攻からでも勝てる盤面作りを目指して動いてます。
後攻2ターン目は、ロストゾーンを7枚以上貯める事を意識しながら、ポケモンを育てていきましょう。
先攻2ターン目のロストギラティナはアビスシークをしてくるので、バトル場のギラティナにアイアンローリングで200ダメージを与えます。
このターン大事なことは、ベンチにザマゼンタとヌメルゴンvを出して災いの箱を貼ることです。
先攻3ターン目、ギラティナvstarでバトル場のヌメルゴンvstarにスターレクイエムor裏のヌメルゴンvをボスで呼び出してロストインパクトを使いサイド2枚を取りにくるでしょう。
裏が取られれば80点返せるので、アイアンローリングの200点と合わせて気絶します。
新品のギラティナvstarでバトル場のヌメルゴンvstarにスターレクイエムを打ってくるなら、返しのターンはザマゼンタで敵討ちをするので、相手の盤面には200点と220点のダメージを負ったギラティナ2体が出来上がります。
先攻4ターン目、相手はサイド3枚でツツジゾーンに入りたくないので、ベンチのヌメルゴンvをボスで呼んでロストインパクトをしてきます。
新品のギラティナでロストインパクトをしてきた場合は80点が返せるので、後攻4ターン目、雪道ツツジで手札干渉しながら敵討ちで気絶させます。
先攻5ターン目、このターンで相手の勝ちはないのでツツジが飛んでこないように全力でお祈りします。
そのままターンが返ってくれば、200点と220点のダメージを負ったギラティナに月光手裏剣でゲームセット
最近のロストギラティナにはマナフィが入ってないので、月光手裏剣が決まりやすいです。
ヌメルゴンで攻撃していくというよりは、ヌメルゴンを餌に攻めていきます。
・トドロクツキex
1番聞かれたのはトドロクツキ対面の立ち回りでした。
ヌメルゴンの良さが発揮できないので、正直に言うと1番対戦したくない相手です。
「自分のシティの時は増えてほしくないな」
なんて思ってたんですけど、フリー対戦をしていくうちに
「これってもしかして有利対面なんじゃないか?」
と思うようになりました。
トドロクツキ対面でのアタッカーは
ウッウ、ゲッコウガ、ザマゼンタ
この3体を倒すにはカラミティストームを使い、毎回スタジアムをトラッシュする必要がありますが、トドロクツキexに採用されてるスタジアムは4枚採用が多く、5回目以降のカラミティストームの打点は100点になりウッウ、ゲッコウガ、ザマゼンタをワンパン出来なくなります。
相手がポケストップを使いポケストップが落ちた場合、スタジアムが枯渇し打点が100点になるのが早くなります。
トドロクツキ対面の時は、こちらのスタジアムは出さないので相手は打点不足で殴り負けします。
後攻1ターン目は、花選びとアクロマの実験でロストゾーンを貯めながらウッウで110点与えていきます。
先攻2ターン目、相手はカラミティストームでウッウを倒しサイドを1枚取ります。
後攻2ターン目、カウンターキャッチャーを引けてればベンチの無傷トドロクツキexを呼び出して110点与えていきます。
※このターン使うサポートはボスの指令でも良い。
先攻3ターン目も同じく、カラミティストームでウッウを倒しサイドを1枚取ります。
後攻3ターン目、ウッウで110点ずつ与えたトドロクツキexに月光手裏剣を打ち2体の残りHPを30(ブーストエナジーで90)にします。
先攻4ターン目も同じく、カラミティストームでゲッコウガを倒しサイドを1枚取ります。
※ここでゲッコウガが取られずにザマゼンタが取られた場合、次のターンは月光手裏剣でサイド4枚取りプランに入りますが、ここではゲッコウガが倒されるとして話を進めます。
この時点で残りスタジアム枚数は0枚or1枚
後攻4ターン目、ボスの指令でベンチのイキリンコexを呼び出しザマゼンタの敵討ちで気絶させサイド2枚取ります。
相手のスタジアムが枯渇した時に、あなぬけのひもでキュワワーを倒させないようにウッウを出します。
先攻5ターン目、相手はスタジアムが無ければザマゼンタをワンパン出来ないので、ワンパン出来なければこちらの勝ちは近いです。
ボスの指令でベンチのキュワワーを倒してサイドを1枚取ってきたとしてもウッウ、ザマゼンタのアタッカーは生き残ってるのでより勝ちは近くなります。
後攻5ターン目、上振れたらすごい釣り竿→ネストボール→ミラージュゲートで残りHP90のトドロクツキex2体に月光手裏剣でゲームセット
上振れなくてもウッウのおとぼけスピット110点で気絶させサイド2枚取ります。
先攻6ターン目、相手はスタジアムが枯渇して100点しかダメージを出せないのでサイドを取れずに終わります。
後攻6ターン目、残りのトドロクツキexにおとぼけスピット110点で気絶させゲームセット
という感じで攻めていきます。
・パオジアンex(テツノカイナex入り)
パオジアンex対面では、全力花選びとアクロマの実験を使い最速でロストゾーン10枚貯めることを目標にします。
後攻1ターン目、先行1ターン目に戦慄く冷気を使ったパオジアンがバトル場にいるのでウッウのおとぼけスピットで110点与えます。
先攻2ターン目、相手は上振れればテツノカイナexで攻撃してサイドを2枚取りにきます。
先攻2ターン目にごっつあんプリファイで攻撃するには要求値が高く難しいので、先攻2ターン目は新品パオジアンexのヘイルブレードで攻撃しサイド1枚取ります。
後攻2ターン目、花選び、アクロマの実験を使ってロストゾーンを貯めながらザマゼンタで攻撃してサイドを2枚取ります。
このターンはザマゼンタで攻撃するのが絶対目標で、
理由としては
次の相手ターンに、ごっつあんプリファイで攻撃してきてもバトル場のザマゼンタは気絶しないので、サイド2枚を取りにくるのであれば、あなぬけのひもorボスの指令を使わせるように要求値を上げさせるためです。
先攻3ターン目、あなぬけのひもを使ってごっつあんプリファイでキュワワーを倒してサイド2枚取ります。
後攻3ターン目、雪道ツツジで手札干渉をしながらザマゼンタの敵討ちでバトル場のテツノカイナexに220点のダメージを与えます。
先攻4ターン目、テツノカイナexのごっつあんプリファイを使ってもバトル場のザマゼンタは気絶せず、あなぬけのひもorボスの指令を使わせるようにします。
サイド3枚取ることが出来ないのでこのターンで負けは無いんですけど、出来る限り要求値を上げていきます。
後攻4ターン目、ヤミラミのロストマインで110点ダメージを負ったパオジアンexにダメカンを11、テツノカイナexにダメカン1でゲームセット
これくらいのスピード感が無いとパオジアン対面で勝つのは非常に厳しいです。
後攻2ターン目からザマゼンタを起動出来るように準備することが勝つためのポイント
ザマゼンタが倒されるなら取られるサイドは1枚
他のポケモンがごっつあんプリファイで倒されてサイド2枚取られるならザマゼンタは場に存在する
という選択を相手にさせながら戦うのが大事です!
1ターンでも遅れた場合は、雪道ツツジのタイミングでデヴォリューションを使って相手の動きを止めに行くこともあります。
セグレイブ×2、ビーダルが相手のベンチにいる前提で、ツツジを使った後にデヴォリューションを宣言することで、セビエ×2、ビッパが盤面に残り、手札がツツジで引いた2枚、セグレイブ×2、ビーダル、トップドロー1枚の合計6枚になり、ツツジで引いた2枚とトップドローを合わせた3枚でセグレイブに進化出来る解決札を引かなければそのまま止まってしまうことになります。
これで相手を止めて勝ってきた試合がいくつもあります。
・リザードンex
最後はリザードンex
リザードンexはデヴォリューションの登場で圧倒的に有利対面になりました。
ウッウビートで盤面のリザードンex、ピジョットexに110点与えながら雪道ツツジのタイミングでデヴォリューションをして退化させながらサイドを複数枚取りします。
ツツジをするタイミングでヌメルゴンvをベンチに出し、次のターン、ヌメルゴンvstarに進化してアイアンローリングでそのまま押し切ります。
ここまで読んでいただいて気付いた人もいるかと思いますが、自分のロストヌメルゴンは雪道ツツジをしてからが勝負どころです。
ルギアvstar相手にサイド0-5から6枚取って勝ったこともありますし、パオジアンex相手に最速月光手裏剣でセビエ狩り尽くして勝ったことあります。
ロストヌメルゴンはサイドを先行されてても捲れるし、最速で攻撃して押し切れるデッキでもあるのでオススメです。
読んでいただきありがとうございました!