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【IDA】ドローンが国家資格化するシナリオ

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500機のドローンはどのように制御しているのか

こんばんは
国際ドローン協会
理事の伊藤 聡です。


31日にMavic miniが発表されるのでは
と噂になっています。

(DJI新作発表の瞬間は
YouTubeで生放送します!31日10時20分〜)

機体が245gだろうという予想で
アメリカ市場を意識したドローンではないか
と言うことを先日、お伝えしました。


そこからアメリカの法律や
資格のことが気になって色々考えたのですが
ドローンに関する資格・規制の将来像が
1つ思い当たりました。

あくまで予想ですが
今日は日本での資格・規制の将来像を
ご紹介します。

 
 
==========
500機のドローンは
どうやって飛んでいるのか
==========

 
開催中の東京モーターショー2019
ではドローンのショーが行われていました。
 
Intelが担当し、500機のドローンを
使ったショーです。


見に行った時に撮影した映像を
一部を切り出しました。

凄いです、一度見てみてください。
 
https://ida-drone.com/maga/1027show.mp4
(※動画はこちらから)

メルマガ読者さんから
 
「500機ものドローンをどのように
コントロールしているのか」

という質問を頂きましたので
榎本プロに回答してもらいました。
 
 
A. モーターショーのドローンは
オープンソースのプログラミング言語を
使用してそれぞれ動かしています。
 
基本は3次元座標をあらかじめ
プログラミングして、完全自動飛行です。
 
機体はintelのECUを使っています。
北京オリンピックで使用されたものと
同じ技術です。
 
GENSSは新しいシステムを使っていると
噂がありますが技術情報は
公開されていません。
 
 
という事です。
 
実際見ましたが
ほんと、よく制御できてるなと思いました。
 
 
=========
ドローン規制の
将来的なシナリオ
=========

 
結論からお伝えします。
 
日本でドローンを取り巻く規制は
近い将来、こうなるかなと考えています。
 
 
業務利用(空撮含む)
→ 国家資格化、FISSへの登録義務
 
民間利用
→ 購入時に住所等を登録する必要あり
  FISSへの登録義務
 
 
そして、
国交省への包括申請は変わらないと
予想しています。
 
なぜ、このような予想かと言うと
無茶なフライトをして、事故を起こす業者や
人が残念ながら必ず出るとの予想からです。
 
 
あまり考えたくはないですが
 
より空撮が盛り上がる→業者の参入増える
→無茶な空撮をする→事故を起こす
 
というシナリオが容易に想像できます。
 
草むらに落ちてドローン大破ぐらいの
事故で済めば良いですが、いつか重大な事故を
起こす気がします。
 
そうなった時には、軍事利用の例も
ありますし、厳しい規制がされるでしょう。
 

それが国家資格化と購入時の情報登録
FISSへの登録義務です。
 
FISSへの登録は飛行機やヘリとの
安全を確保する意味もあります。


========
国家資格になるとしたら?
私達が気をつけるべきこと
========

アメリカでは商用利用する場合は
FAA (連邦航空局)のライセンスを
取得する必要があります。

それが、実技はなしで
筆記テストのみ、のようです。


現実的に実技試験を行うのは
難しいですよね。

なので、日本でも国家資格になるとしたら
筆記試験だけでしょう。


個人的には、国家資格になるような
事態は起こらないでほしいと思っています。

航空法をきちんと勉強して
法律とマナーを遵守したフライトをする
パイロットを増やすこと

そして、そういったパイロットが
報われる状況を作ること

がIDAにできることだと考えています。


メルマガでは何度もお伝えしていますが
法律やマナーは遵守して飛ばすようにしましょう。

詳しいことは電子書籍にも
書いていますので、ぜひ読んでみてください。


それでは、最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

一般社団法人国際ドローン協会
理事 伊藤 聡


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