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【IDA】ドローンが墜落する原因9パターン

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安全にドローンを楽しみましょう

こんばんは
国際ドローン協会
理事の伊藤 聡です。

ドローンは法律上
「航空機」として扱われています。

つまりは飛行機やヘリコプターと
同じです。

飛行機やヘリの場合は
「墜落しないのが普通」ですが
ドローンの場合はまだそうではありません。

ドローンの安全なフライトのために
今日は、墜落する9つの主な原因をご紹介します。

しっかり対策してドローンを
安全に楽しみましょう

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ドローンの墜落原因
9パターン
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さて、本題です。

ドローンが墜落する理由は
いくつかありますが、9つに分けて
ご紹介します。

1,パイロットの技量不足

これが一番多いです。

ドローンはGPSを始めとした
自立安定機能を備えていて、手を離しても
ホバリングを続けます。

とても便利で有り難い機能ですが
これを過信していることが原因の1つに
つながっています。

自立安定機能や自動ホバリングはしますが
それに頼るのではなく、あくまで補助であり
操縦はパイロットの責任です。

プロを目指していても、趣味でも
もし対人事故を起こしてしまったら
そこでキャリアはもう終わりです。

特に1人で飛ばす場合は無茶をしないのが
大切です。

ドローンは1人で自己流で飛ばしても
決して上手くなりません。

セスナや飛行機などの実機と同じく
上級者やプロに見てもらいながら練習するのが
上達の近道です。

基礎練習を大事に、教わりながら
慎重に飛ばしましょう。

2,点検不良

1番目が長くなってしまったので
ここからはサクッと行きます。

点検不良も墜落の原因になりえます。

・電池残量が少ない
・プロペラの破損機体の設定がおかしい
・各パーツがきちんとハマっていない

などが多いですが、きちんと確認してから
飛ばすようにしましょう。

離陸しても、まずは目の前で正常に飛ぶか
一通りの舵を打って確認しましょう。

3,電波の状態を確認する

ドローンが使用する2.4GHz帯は
電波の墓場と呼ばれています。

多くの製品やシステムで使われており
電子レンジすらも、干渉する電波帯域です。

そのため、周りに電波塔や基地局
高圧電線などがあればドローンと送信機の
通信が途絶えて、操作不能になることがあります。

一眼レフやポケットwifiなども
干渉原因になりえます。

また、Mavic AirとMavic2 proは送信機の
システムが違い、同時に飛ばすとAirの方が
干渉を受けて操作不能になることもあります。

飛ばす前には周りを
よく確認してからにしましょう。

4,コンパスエラー

ドローンの安全を守るGPSや
ジャイロは飛行前のケアレスミスで
エラーを起こすことがあります。

ドローンを金属の上に置いたり
電波を強く発する製品の近くに置くと
コンパスエラーが発生します。

特に車で移動する時には、取り出すと
車種によっては100%コンパスエラーが起きます。

必ずコンパスエラーが出ていたら
キャリブレーションを行ってから
飛ばすようにしましょう。

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墜落原因-後半戦
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あと5つ、墜落原因を
ご紹介していきます。

5,バッテリーコンディション

バッテリーのコンディションが
悪いと急に飛ばなくなり、墜落リスクも
高まります。

スマホで例えると、100%まで充電しても
2,3時間で電池が0になってしまうような
ものです。

ドローンバッテリーで使われている
LiPoは繊細で保存するには注意が必要です。

・適切なバッテリーの保存を行う
・サードパーティ製品は使わない
・気温が35℃以上の場合は冷やしてから使う

を心がけるのが良いでしょう。

6,人や物件に接近しすぎる

操作方法の原因です。

・背景とドローンが同化してしまい
どこを飛んでいるか分からなくなった

・他人に見せびらかしたいがための
フライト

・技量を超えた無茶なフライト

などが原因で、ぶつかって
墜落することがあります。

必ず人や物件から30m以上
離して飛ばすのが、特に初心者の間は
大切です。

7,急がつく動作をしている

これも飛ばし方ですが

・急加速
・急旋回
・急上昇
・急下降

など、急がつく操縦は
墜落リスクが高まる操縦です。

特に風が強い場所では一層危なく
急降下は浮力を失いやすいです。

可能な限り、スムーズに滑らかな
操縦をすることが大切です。

8,障害物回避センサーに頼った飛行

ドローンには優秀な
センサーが付いています。

ですが、完璧ではなく
死角も存在します。

例えば、障害物センサーは
正常に作動するためには
一定以上の明るさが必要です。

なので、木陰や暗い場所は苦手ですし
ロープや枝などの細い障害物も
認識しないことがあります。

とても優秀で心強いですが
センサーはあくまで補助であることは
忘れずに飛ばしましょう。

9,風の影響を読んでいない

ドローンは基本的に風に弱い
と考えておいた方がいいです。

空を飛ぶ以上は風の影響を避けられず
目に見えないため、軽視しがちです。

ですが、風に逆らって飛ばしていると
ドローンは想像以上にパワーを使っています。

風力によっては、1cmも前進できない時すら
あります。

常にドローンが風に逆らっているのか
風に乗っているのかや風の方向は
気を配っていた方がいいでしょう。

。。。

以上、9つのドローン墜落原因を
ご紹介しました。

気を配って、気をつけていれば
避けられる墜落も多いです。

ドローンのフライトは
すべてパイロットの責任です。

安全第一に、大空を飛ばして
ドローンを楽しみましょう!

それでは、最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

一般社団法人国際ドローン協会
理事 伊藤 聡



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