【IDA】上空100mを飛ばす時に必要な技術
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先日の絶景”紅葉”空撮ツアーで世界初の撮影をしてきました。
YouTubeにアップ致しましましたので
是非、こちらをご覧ください!
https://www.youtube.com/watch?v=AIcQBWol23w
(YouTubeはこちらから)
DID地区は簡単に飛ばせる場所ではありません
こんばんは
国際ドローン協会
理事の伊藤 聡です。
昨日、横浜・みなとみらいで
空撮してきましたが、事件が発覚しましたね。
2019年9月4日に報道された
みなとみらいでのドローン墜落事件を
取り上げて解説しようと思います。
機体識別番号や飛行許可ばかりが
注目されていますが、それだけではないです。
もっと大事な考えるべきことがあります。
安全なドローンの飛行をするために
ぜひ知ってもらいたい内容です。
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みなとみらいで
ドローン墜落
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最近のトップニュースです。
みなとみらいでドローンが
墜落した件で書類送検がありました。
記事ソース:
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190904-00000018-kana-l14
墜落したMavic2 Pro
※画像が表示されない方はこちら
https://ida-drone.com/maga/broken.png
このニュースについて
機体識別番号や無許可飛行が
取り上げられて、批判されています。
もちろん、それらも法律違反で
批判されて当然のことですが
もう1つ、このニュースでお伝えしたいことがあります。
「技量と飛ばす場所について」です。
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技量チェックが大切
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報道では目立っていませんが
実は、パイロットがニュースから
読み取るべきは
「自分の実力・経験で
飛ばせる場所かを判断する力が大事」
ということです。
GCでは飛行許可の取り方を
積極的にお伝えしています。
実際、国交省の包括申請を持っていれば
きちんと手続きを踏むことで
DID地区でも割と許可は降ります。
しかし、
飛ばす許可をもらえること、と
安全に飛行できる実力があること
は別の話です。
DID地区は、いくら許可はとれても
飛ばすのは難しいです。
経験も実力も必要になります。
今回、墜落した人の技量は分かりませんが
性能の良いMavic2 Proを使って
墜落しています。
DID地区は簡単に飛ばせる場所では
ないのです。
冷静かつ控えめな目で自分の実力と
経験を見積もってからDID地区や
難しい場所は飛ばすようにしましょう。
勇気ある撤退もプロに求められる
資質の1つです。
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上空100mで飛ばす時に
必要なスキル
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目の前で飛ばす時とは違い
報道されたような上空100mで飛ばす時は
スキルが必要です。
具体的には
・風を読んで飛ばす技術
・地図を読み解いて飛ばす技術
の2つのスキルです。
肌で感じれる目の前での飛行とは違い
上空は風の手がかりがありません。
どうすればいいかと言うと
植物や雲の動きを見て判断したり
地図や地形図から風の向きを理解したり
モニターの数字で読み解きます。
スティックを動かせば誰でも
100mでドローンを飛ばせますが
安全に飛ばせるのはまた話が違います。
風を読む力が欠かせません。
こういった力もIDAドローンスクールでは
上空飛行の訓練でお伝えしています。
ドローン「パイロット」ですから
安全に、無事故で飛ばすのが前提です。
自分の実力を過信すると
墜落させてしまいます。
冷静に、安全に飛ばしましょう。
おまけ:
今日、榎本プロは沖縄へ
空撮に行っています。
機内からの富士山の写真です。
だいたい横浜の上で撮影したようです。
※画像が表示されない方はこちら
https://ida-drone.com/maga/yokohama5.JPG
それでは、最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
一般社団法人国際ドローン協会
理事 伊藤 聡
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