台鋼雄鷹隊(台鋼ホークス)2023年ドラフトを振り返る
第1順① 林子偉 内野手(現:楽天モンキーズ所属)
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第1順② 王柏傑 投手 壽山高中
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多彩な変化球と精密なコントロールが持ち味の高卒サウスポー。ストレートは最速143kmと決して速くはないが、高品質なカーブ、スライダー、フォーク、チェンジアップを織り交ぜ三振を奪う安定した投球が持ち味だ。左投手の層が薄いホークスの投手陣を支える即戦力として1年目からフル稼働の可能性も高い。一方で、球速や体格面で改善の余地があり、これからの成長も期待される。
第2順① 陳飛霖 內野手 崑山科大
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1塁到達タイムが4秒前半のスピードスター。走力を活かした素早い動きとプロ級と言われる守備が魅力だ。肩の怪我を経験しているため、育成については慎重さが求められる。
第2順② 陳世嘉 捕手 台灣體大
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シャープなバッティングと鋭い送球が持ち味のキャッチャー。大学リーグ戦の南華大学戦では、1試合3回も盗塁を阻止するなどその強肩は健在だ。高校、大学で培った観察力や統率力、鍛え上げられた力で、新チームの扇の要として君臨する日はそう遠くない。
第3順 張誠恩 內野手 高苑工商
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守備範囲の広さ、反応の良さ、生まれ持った運動神経と努力の結晶は、現日本代表監督の井端弘和氏も認める攻撃型内野手だ。王貞治杯では、打点王に輝く活躍を見せたほか、マウンドで見せた最速148kmの速球は、投手としての非凡な才能を感じさせる。
第4順 曾奕翔 投手 鶯歌工商
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渡米も考えたU18台湾代表選出経験のある本格派サウスポー。180cmの高身長から繰り出される速球は最速146km、それに加えてカーブとチェンジアップで打者を抑えるピッチングスタイルだ。しかしながら、高校3年時に左肘内側の石灰沈着性腱板炎(Calcifying Tendinopathy)による4ヶ月間の治療とリハビリ期間を経ていることは、少し不安材料だろう。ドラフト前に行われたテストでは、以前同様の完璧な投球を披露し、今回の指名に至った。
怪我を乗り越えた強靭な精神力と類まれな能力を活かして、投手陣の一角を担う活躍を期待したい。
第5順 巫柏葳 投手 崑山科大
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恵まれた体格から投げ下ろす力強い速球で三振の山を築くピッチャー。ドラフトに先立って行われたトライアウトで最速149kmの威力のある速球を駆使し、次々と空振りを奪う様は各球団スカウトの注目を集めた。高校時代は、主に控えメンバーとして過ごし、大学で急成長を遂げた右腕の右肩は使い古されていない新品だ。制球難は課題として残るが、気持ちと力のこもった速球でプロのバッターをねじ伏せる強気の投球を見てみたい。
第6順 林詩翔 投手 大同技術學院
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第7順 郭俞延 投手 國立體大
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第8順 黃群 投手 南華大學
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