台湾の甲子園 第14回ブラックパンサーカップに高雄女子高校が初出場決定
9月17日、台湾の甲子園として知られる中国信託商業銀行杯第14回プラックパンサーカップの開会記者会見及び抽選会が行われた。
第11回目となる今大会では、195チームが出場し、台湾高校野球の頂点を狙った熱い戦いが10月14日から繰り広げられる。
大会主催者の補助を受け、出場校中7校が新規出場、また9校が復活出場を果たした。また、女子選手の出場登録は合計で110人となってる。
今大会ひときわ注目を集めたのは、史上初の女子単体チームとして出場する高雄市立高雄女子高校の存在だ。
高雄女子高校野球部は、野球好きな生徒13人が集まって今年発足したばかりの新チーム。チームメンバーは、高校1,2年のみで構成されている。キャプテンを務める高校2年のリー・シャンリンさん(李珦琳)は、取材に対し安全に試合を終えることが今大会の目標だと語り、経験を得て、来年度も再度挑戦したと語った。
抽選の結果、12番を引き当て、シード権を獲得した高雄女子は、予選2回戦で台北私立大同高校と雲林国立西螺農工の勝者と対戦する。
野球に触れた経験はあるものの、まだまだ基礎能力に乏しい高雄女子は、試合までの時間を最大限活用し試合に備えるつもりだ。
屏東美和高校時代に第7-9回大会に出場し、現在は国立陽明交通大学で野球を続けるチェン・ピンシュン(陳品薰)は、「ものは試し、結果が良くとも悪くとも、一つの経験になる」と後輩たちにエールを送った。