【シティS1】主要デッキの標準デッキリストを計算する

このマガジンは、シティリーグ シーズン1の公開入賞デッキから、
各デッキタイプの平均枚数で構成したデッキリストを公開していくシリーズです。

デッキリストの平均化は私が構築の傾向を把握するためによく使う方法です。
個別のデッキリストでは、それが一般的か特殊なのかわかり難いのですが、平均化することで一般的な傾向を掴みやすくなります。

このマガジンでは、2つのパターンの平均を扱います。

(1) 60枚に調整したデッキリスト
(2) 小数部を含み、また採用率もわかる生データ

作成に色々とテクニックを使っていることもあって、後者は有料公開とさせてもらいました。
各デッキの記事単体でも購入できますが、マガジンで購入する方がお得です。
旬を過ぎた情報ではあるので、少しお安くしておきました。


1. 平均化のメリット・デメリット

前述の通り、デッキの傾向を把握するのが容易になります。
複数のデータを横断的に把握するための技術が統計です。

・標準的な採用カードと枚数を把握できる
・特異な採用カードのノイズを排除できる

更に生データであれば、以下の利点が追加されます。

・各カードの採用率がわかる
・そのデッキタイプに採用されたカードが全て把握できる

自分が使うデッキであれば、採用可能性のあるカードを確認したり、枚数の妥当性のチェックに活用できます。
仮想敵であれば、プレイ中に相手デッキを予想する材料になるでしょう。

反面、デメリットは「1つの完成されたデッキリスト」がわからないことです。
各デッキリストの特徴やバランスが平均化されてしまうので、平均値のデッキリストをそのまま使用しても、素晴らしい成績を得ることは難しいでしょう。
デッキをそのまま使うのであれば、元となったデッキリストを直接確認するのが無難です。

2. 扱うデッキタイプ

ベスト8以上で使用率の高い、7つのデッキについて調べました。

(1) ADPZ (アルセウス&ディアルガ&パルキアGX/ザシアンV)
(2) ムゲンダイナVMAX (ガラル マタドガスなし)
(3) ドガスダイナ (ムゲンダイナVMAX/ガラル マタドガス)
(4) ズガドーン (FTB)
(5) セキタンザンVMAX
(6) ピカゼク (ピカチュウ&ゼクロムGX)
(7) マルヤクデVMAX

シティ1デッキシェア


※画像はベスト4以上の集計データです
※情報源が異なるため、プレイヤーズクラブの公開デッキとは一致しません

3. 作成要領

プレイヤーズクラブのシティリーグシーズン1の公開デッキから、
10~20程度を抽出して平均を取りました。

対象デッキは最終週から遡る形で抽出し、なるべく新しいデッキを選択しています。

(1) デッキタイプの定義
・指定のカードを一定枚数含む
・ただし、特定のカードを含む場合は対象外
この組み合わせでデッキタイプを定義しています。

例1:
ADPZとは、以下の条件を満たすデッキと定義しました。
・アルセウス&ディアルガ&パルキアGXを1枚以上含む
・ザシアンZを1枚以上含む

例2:
ムゲンダイナVMAX(マタドガスなし)の定義は以下としました。
・ムゲンダイナVMAXを1枚以上含む
・ただし、ガラル マタドガスを含まない

(2) 平均の取り方
対象デッキの投入各カードの単純平均です。
端数の切捨て、切上げは基本的に四捨五入ですが、60枚ぴったりにならない場合は以下の調整をします。

・五捨六入にするなど、閾値を変更して60枚に合わせる
・上記で調整できない場合は手作業で調整する

なおイラストや収録弾に関わらず、「ゲーム中の性能が同じ」カードは同一として集計しています。

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このマガジンは、シティリーグ シーズン1の公開デッキリストから、 各デッキタイプの平均枚数デッキを扱うものです。 エントリーページ(ht…

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