【シティS3】主要デッキの平均化デッキリスト (説明回)
公式サイトで公開されたシティリーグの入賞デッキリストから、主要なデッキタイプの平均を取ったデッキをたくさん掲載していくシリーズです。
デッキリストの平均化は、私が構築の傾向を把握するためによく使う手法です。個別のデッキリストでは把握しにくい、一般化された傾向を掴むのに役立ちます。
このシリーズでは、2つのパターンの平均を扱います。
(1) 60枚に調整したデッキリスト
(2) 小数部を含み、また採用率もわかる生データ
作成に色々とテクニックを使っていることもあって、後者は有料公開とさせてください。
デッキごとの個別でも購入できますが、マガジンを購入いただくとお得です。
1. 平均化デッキ一覧
ポケモンカードシティリーグ分析レポートさん
https://datastudio.google.com/u/0/reporting/18c15903-88f7-40e8-aa24-f980eccb89ea/page/CFRCC?s=shCteT8aL7k
を参考に、シティリーグで入賞数の多いデッキを中心に選択しました。
・こくばバドレックスVMAX
・れんげきウーラオスVMAX
・ADP(アルセウス&ディアルガ&パルキアGX)
・はくばバドレックスVMAX
・スイクンV
・ムゲンダイナVMAX
・ダークパーフェクション
・ルカメタザシアン
・いちげきウーラオスVMAX
・れんげきカラマネロ
・リーフィアVMAX
・ニンフィアVMAX
・ゲンガーVMAX
・ジュラルドンVMAX
・モクナシダダリン
・インテレオンVMAX(れんげき)
・炎型ミュウツー&ミュウGX
・炎型レックウザVMAX
・雷型レックウザVMAX
・ジュナイパー
(サンプルデッキ数が多い順)
2. 作成要領
プレイヤーズクラブで公開されたオープンリーグのデッキ1171個のうち、ポケモンジャパンチャンピオンシップス以降の606デッキを抽出し、予め定義したデッキタイプごとに平均を取りました。
https://event.pokemon-card.com/prior-reception-gym-events/1052/
デッキタイプの定義の仕方、平均の取り方は以下の通りです。
また、個別のデッキ定義は各記事の冒頭で記載します。
(1) デッキタイプの定義
・指定のカードを一定枚数含む
・ただし、特定のカードを含む場合は対象外
この組み合わせでデッキタイプを定義しています。
各記事のデッキタイプで、定義がおかしいと思ったらご指摘ください(場合によっては作り直します)。
例1:
炎型レックウザVMAXとは、以下の条件を満たすデッキと定義しました。
・レックウザVMAXを1枚以上含む
・溶接工を1枚以上含む
例2:
れんげきウーラオスVMAXの定義は以下としました。
・れんげきウーラオスVMAXを2枚以上含む
・ただし、ニンフィアVMAXを含まない
(2) 平均の取り方
対象デッキの投入各カードの単純平均です。
端数の切捨て、切上げは基本的に四捨五入ですが、60枚ぴったりにならない場合は以下の調整をします。
・五捨六入にするなど、閾値を変更して60枚に合わせる
・上記で調整できない場合は手作業で調整する
なおイラストや収録弾に関わらず、「ゲーム中の性能が同じ」カードは同一として集計しています。
3. 平均化のメリット・デメリット
前述の通り、デッキの傾向を把握するのが容易になります。
複数のデータを横断的に把握するための技術が統計です。
・標準的な採用カードと枚数を把握できる
・特異な採用カードのノイズを排除できる
更に生データであれば、以下の利点が追加されます。
・各カードの採用率がわかる
・そのデッキタイプに採用されたカードが全て把握できる
自分が使うデッキであれば、採用可能性のあるカードを確認したり、枚数の妥当性のチェックに活用できます。
仮想敵であれば、プレイ中に相手デッキを予想する材料になります。
ただし「完成されたデッキリストではない」ことがデメリットです。
各デッキリストの特徴やバランスが平均化されてしまうので、平均値のデッキリストをそのまま使用しても、一つのデッキとしてはうまく機能しないことが多いでしょう。
デッキをそのまま使うのであれば、元となったデッキリストを直接確認するのが無難です。
総括すると、平均化デッキリストや生データは、デッキの傾向を把握するためのツールということです。たくさんのデッキを手軽に把握したいと思ったら、是非活用してみてください。
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