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6/26 課題追求コース成果発表会! 受賞者インタビュー Vol.2

6/26(土)に新潟県ITイノベーション拠点「NINNO(ニーノ)」にて、課題追求コースの集大成である成果発表会が行われました。本発表会では、アカデミー生全員が「わたしの解決したい新潟のヘルスケア課題」を発表しました!

Vol.1 に続く本記事では、「地域立脚賞」を受賞した丹羽さん、「ビジネス賞」を受賞した今泉さん、「グローカル賞」を受賞した星野さんの3名のインタビューを紹介します!


■地域立脚賞インタビュー

まずは、新潟ならではの課題に着目し、地域課題を適切に分析・検証した発表者へ贈られる「地域立脚賞」を受賞した丹羽さんへのインタビューです。

DSC00087丹羽さん (1)

課題テーマ:新潟県の初期研修医が不足している

――受賞した今の気持ちと、この課題テーマを選んだ理由を教えてください。

研修医不足の問題は、自分自身が研修医の頃からずっと感じていました。しかし、県全体の課題として自分が解決していくという意識はありませんでした。ですが、このアカデミーに参加して、自分が主体となって解決していかなければいけないという意識が強くなりました。実はこの課題のもう少し先も考えていて、医師の数だけを増やせば良いのではなく、若い医師が集まる事で病院を中から変えていきたいと思っています。若い人が現場に入る事で、今まで気づかれていなかった課題が認識され現場が改善される。さらに、現場は若い医師に沢山きてもらう為に努力をする。それらを取り組む過程で、もともと働いていたスタッフも生き生きと働けるようになっていくのが理想だと思っています。

――この3ヵ月間で自身が変化したことや「にいがたヘルスケアアカデミー」の今後の可能性について教えて下さい。

コミュニティコユルトの力は大きかったですね。この発表の直前は、プレゼンの練習をさせてもらったり、他の方のプレゼンを聞いたりして、いろいろ考えることもできました。やはり、人と関わって生まれる価値は本当に大きいなと感じました。今後もヘルスケアアカデミーにチャレンジする学生が増えるといいなと思います。それこそ、研修医不足の問題の解決の一手となるかもしれません。新潟が盛り上がるきっかけになるといいなと思います。


■ビジネス賞インタビュー

良い着眼点を持ち、ビジネスの観点から解決に向けた分析・検証をした発表者へ贈られる「ビジネス賞」を受賞した今泉さんへのインタビューを紹介します!

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課題テーマ:新潟の事業所は働く人を健康にできないか?

――受賞した今の気持ちと、この課題テーマを選んだ理由を教えてください。

自分の健康に対する課題が深掘りしきれていないと感じていたので、ファイナル進出は予想外で驚きました。序盤の講義で裵先生がおっしゃっていた「ロマンチストはいらない。課題解決をできる人が必要」と言う言葉が原動力となり、実現性を考えながら進めることができました。この課題を選んだ理由は、私の勤め先が「新潟の働く人の心と身体と健康をサポートする」という企業理念を掲げたEAPの会社というところにあります。働く人の心と身体と健康をサポートするには、個々のEAPの企業に加え、地域で取り組むことが重要となります。健康経営や働く人の健康課題を考える土台が整うことで、全体的な課題解決に繋がると考えました。

――この3ヵ月間で自身が変化したことや「にいがたヘルスケアアカデミー」の今後の可能性について教えて下さい。

全ての講義が役に立ちました。日頃から取り組んでいる課題に対して、考え抜き、向き合えた3ヶ月でした。インタビュースキルや思考スキルなども今まで我流でやってきた方法を学び直す本当に貴重な機会となりました。「新潟の健康」というキーワードをもとに、色々な立場で、様々な課題感がある人が集まったことは、いろんな目線からの課題の発見につながりました。さらにそこから、新しい何かが生まれたり、一つの大きな力となる可能性があると感じました。


■グローカル賞インタビュー

最後は、国際的および地域に共通する課題を適切に捉え、分析・検証した発表者へ贈られる「グローカル賞」を受賞した星野さんのインタビューをご紹介します。

DSC07404星野さん

課題テーマ:「妊娠・出産・育児を通した産後うつ病発見の仕組み(生後一か月からの産科から小児科への切れ目のない産後うつ病対策)」

――受賞した今の気持ちとこの課題テーマを選んだ理由を教えてください。
このような賞を頂き光栄に思います。私個人の力だけでなく、講師の先生方やスタッフの皆さんのサポートあってこそだと実感しております。この課題テーマを選んだ理由は、産婦人科医から村上市の妊産婦の現状を直接聞いたからです。産後うつのスクリーニングがICTを使い定期的に行えれば、その結果を子育て世代包括支援センターの保健師につなぎ、現場の保健師が妊産婦を救うことができます。これは、新潟県だけでなく全国に広がるモデルになると思います。

――この3ヵ月間で自身が変化したことや「にいがたヘルスケアアカデミー」の今後の可能性について教えて下さい。
この3ヵ月で新潟県の医療課題を自分ごととして考えることができるようになりました。また、講義を通して新しいことを学ぶ楽しさを知り、考え続けるクセがつきました。これからも様々なチャレンジを続けていきたいと思います。今後は、新しいアイデア・ソリューション・人材が発掘され、新潟から日本、日本から世界へこの取り組みが広がっていければ良いなと願っております。


――受賞者のみなさん、改めて受賞おめでとうございました。これからも、にいがたヘルスケアアカデミーを一緒に盛り上げていきましょう!

7/17(土)からは、いよいよヘルスケアビジネスコースがスタートしました。新たなメンバーも加わり、さらなるパワーアップを遂げるにいがたヘルスケアアカデミーに今後もご期待ください!

続くVol.3では、審査員のご紹介・インタビューをお届けします。お楽しみに!

にいがたヘルスケアアカデミー
受講生:新潟のヘルスケアをより良くしたい!と考えている県内外の方々
主催:ヘルスケアICT立県実現プロジェクト
運営:株式会社BSNアイネット・ハイズ株式会社
後援:新潟県
Twitter:アカデミーの活動や関連情報、新潟のヘルスケア情報や潜在的な課題などを発信しています。



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