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ソーダ水について

こんにちは。ictmと申します。
私は、夏の季語であるソーダ水がときどき飲みたくなります。
それは、ソーダ水が喉を通っていく感覚にさわやかさを感じるからです。

今回は、角川学芸出版編『俳句歳時記第五版夏』
角川学芸出版、2018年
75頁75頁に載っている「ソーダ水」という季語について紹介いたします。

「炭酸ガスを水に溶かした、発泡性清涼飲料水。無味のものをプレーンソーダといい、
一般にはこれに種々のシロップを緑や赤の色を付ける。」

次に「ソーダ水」という季語が
使われている俳句を紹介いたします。

「ストローを色駆けのぼるソーダ水」

本井英が作った句です。

この句は、全体として作者がストローを使って

ソーダ水を飲んでいる人の様子を観察した時の事を

描いたのではないかと思います。
私は句を読んだ際、色駆けのぼるというという言葉が

複数の役割を果たしていると感じました。
まず、今まさにソーダ水が吸い上げられているという臨場感を

伝える事です。
この言葉によって「吸い上げられる瞬間」に
読む人の視点を導こうという作者の意図が感じられました。
他にその際の水や喉仏の動きを鮮明にするということも

挙げられると思います。
水は上、喉仏は上下というばらばらな動きを一つのフレーズで

鮮明にしている所に作者の言葉を信じる力を感じました。

最後に私が、「ソーダ水」という季語を
使って作った句を紹介いたします。

「駅前のコンビニで買うソーダ水」

以前、旅行に行った時、人の多さに酔いそうになったという事実と
その時にソーダ水を買って飲んだら落ち着くのではないかという

想像を句にしたものです。
柔らかく頭を使って俳句を作っていきたいと思います。