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エンジニアの基本行動

ICTLINKの河野です。こんにちは。

前回ヒヤリハット(アウト)について投稿しました。
正直あれは避けようのない事故だと思っていますが、それ以外にも色んなところに罠はあります。
どれだけ気をつけていても罠は踏んでしまいますが、できるだけ踏まないように基本行動というものを常に意識しています。

この記事では私が意識している基本行動について書き連ねます。

指差し確認、声出し確認

色々な職種で指差し確認、声出し確認をしているかと思います。あれを設定作業でもやります。
設定を入れるときにパラメーターシートや手順書からのコピー&ペーストであっても、設定値に誤りが無いか確認します。
意外とコピー元が誤っていたり、そもそも設定する箇所が誤っていたりするものです。
設定一つでも間違っていると期待する動作をしなかったりするので、1個1個確実にしていきましょう。

とはいえ、電車の運転士さんほど「○○!ヨシ!」みたいな大声は出しませんけどね。パラメーターシートと実際の設定画面を見比べながらパラメーター値をボソボソと小さい独り言レベルで言っているぐらいです。

作業ログを取る

本番環境は特にですが作業ログを残すようにします。
ネットワーク機器ならTeraTermのログを有効にする、WindowsならWinShotで一操作ずつ画面キャプチャを取得する。
最近なんかは動画っていうのもアリですね。
なぜ?って思う方もいるとは思いますが、自分の作業が終わったあとに障害が起きて「これって○○さんの作業起因じゃないの?」と疑われたときに無実を証明するためにとっても役に立ちます。自分の身は自分で守ろう!
まあ大体は自分がミスってるログが残ってるんですけどね。

手順書を作る

ユーザーマニュアルほど気合は入れなくてもいいですが、投入するコマンドやどの画面で何をするぐらいのことは本番作業前にしたためておきます。
慣れた作業だし超余裕!な作業でも30分、1時間と作業時間が長くなればなるほど簡単が故に絶対に抜け漏れが発生します。
メモ帳にToDoリストレベルでもいいので、○○をする。○○を削除する。ぐらいは整理しておきましょう。
事前検証でバッチリだったとしても本番でコケたら顧客からの信頼を失っちゃいますよ。

作業前に作業対象機器であるか確認する

これはマジで大事です。
Aという機器で作業してたつもりが実はBだった!なんてザラにあります。
上部の接続バーにホスト名だったりIPアドレスが表示されているので、間違えないよ!なんて声が聞こえてきますが、罠踏んでしまいますよ。
リモートデスクトップ先のサーバーでさらにリモートデスクトップをしたときの接続バーはリモートデスクトップ先が表示されます。
リモートデスクトップ先だと思って作業していたら、実はリモートデスクトップの先の先だったなんて…。
作業時は隅っこの方でもいいので、Windowsであればコマンドプロンプトのhostnameの結果を隅っこに置いておくとかしておくのがいいですね。

想定外のエラーが出ても無理に頑張らない

よくあるのがトラブルシュートを進めていく中で設定変更したら、余計に影響が大きくなった二次災害となるケース。
エラーが出たシチュエーションによりますが、まずは一度踏みとどまりましょう。
SIerによってはエスカレーションなんてルートもあるかと思います。うまく進まないときにパニック起こしてさらに状況を悪化させるぐらいなら、誰かに助けを求めましょう。

「手順書を作る」に関係するところですが、想定外のエラーが出たときはどうするか。っていうのも事前に盛り込んでおくといいですね。

SIerに所属している人なら「これが抜けてる!」というものがあると思いますので、その際には教えていただけるとありがたいです。

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