Windows365をMicrosoft365の誤記だと思ったのは私だけではないでしょう
おはようございます。アイシーティーリンクの城戸です。
Azure Virtual Desktop(AVD)は耳馴染みのある方が多いと思います。AVDにはもちろんAzure環境がいりますし、Azure ADとの連携も必須になってきますね。大規模環境向けなので構築費やライセンス費用を併せると中小企業にとっては手が出しにくいサービスでした。
そこで誕生したのが「Windows365」です。こちらも仮想デスクトップのサービスなのですが、正直名前がややこしいのでVirtualが連想できるものにしてほしかったですMicrosoftさん。
AVDとWindows365、どっちを選ぶべきなのか迷った時は以下を参考にしてみてください。
すでにMicrosoft Business PremiumやE3のライセンスがある⇒AVD
上記のライセンスは持っていない⇒Windows365
ひとつの仮想デスクトップに複数名で同時アクセスしたい⇒AVD
ひとつの仮想デスクトップに同時アクセスする必要がない⇒Windows365
多要素認証などでセキュリティを強化したい⇒AVD
多要素認証は不要⇒Windows365
仮想デスクトップのスペックが8 vCPU, 32 GB, 512 GB以上⇒AVD
仮想デスクトップのスペックが8 vCPU, 32 GB, 512 GB以下⇒Windows365
従量課金制でも問題ない⇒AVD
できれば月額固定制がいい⇒Windows365
Windows365を利用する場合はWindows365のライセンスを購入するのみ。そのなかに予めAzureの利用料も含まれています。誰にでもログインされないためのセキュアな環境を重視するのであればAVDの選択肢も有効ですが、機密情報はFileforceのようなクラウドストレージに保管しておいて、仮に仮想デスクトップにログインできてもその先にはアクセスさせないというセキュリティの強化方法もあると思います。
私は営業なので、様々なお客様のご要件をお聞きする立場におりますが、お客様毎に使い方も運用もニーズも全く違います。AVDを入れたからOKでも、Windows365を入れたからOKでもなく、お客様の規模感や予算感、譲れないポイントをキャッチアップして、これからもご納得頂けるご提案をさせて頂きたいと思っております。
何かお困りがあればお気軽にご相談ください。
それではまた(=゚ω゚)ノ