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Microsoft Copilot Studio(SharePointから情報を持ってきて回答を生成する)

こんにちは、桜井です!
最近案件でCopilotStudioを触る機会があったため備忘録として構築方法を残したいと思います!これから社内にAIを取り入れたいと思っている方、AIに興味がある方へ参考となればうれしいです。

<記載する内容で実現できること>
CopirotStudioのボットに質問するとsharepointドキュメントから情報を引っ張ってきて回答を生成する


前提条件


・Azureportalへ管理者権限でログインが可能であること
・CopilotStudioが使用できるライセンスを割り当てしていること

1.CopilotStudioでボットを作成

1-1. https://copilotstudio.microsoft.com/へログインします。
コパイロットを作成するをクリックします。

1-2. コパイロットの詳細を設定します。
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コパイロットの名前
今回はSharePoint参照用Copirot3とします
話す言語
日本語
WEBサイト
SharePointのURLを入力する
≪ポイント≫
※登録するURLはhttps://を除いたものを登録する
※登録するURLはsharepoint.comより2サイト下までのものしか登録できません
例)
https://ictlink.sharepoint.com/sites/demo   →登録可
https://ictlink.sharepoint.com/sites/demo/demo1  →登録不可
基本sharepointサイトは①のURLですがサブサイトになると②のURLになるようです。
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ボットが作成できました。

2.Microsoft Entra IDと連携する

2-1.  AzurePortalからMicrosoft Entra IDへ入り、アプリの登録を選択します。
新規作成をクリックします。
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サポートされているアカウントの種類
この組織ディレクトリのみに含まれるアカウントを選択
リダイレクトURI
WEBを選択
URL:作成したボットの左サイドメニューから設定 > セキュリティ > 認証 >  手動を選択してリダイレクトURLをコピーし、登録します。
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Entra ID アプリの登録画面
Copirot Studio セキュリティ設定画面

登録したアプリの概要をクリックし、アプリケーションIDを控えておきます。

2-2. アクセストークン、IDトークンの有効化
認証>アクセストークンとIDトークンに☑を入れて登録します。

2-3.クライアントシークレットの追加
証明書とシークレット > 新しいクライアントシークレットをクリックします。
説明を入力し、登録します。

2-4. アクセス許可設定

APIのアクセス許可 > アクセス許可の追加 > Microsoft Graph > 委任されたアクセス許可を選択し以下のアクセス権を追加します。
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追加するアクセス許可
profile ②openid ③Sites.Read.All ④Files.Read.All
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アクセス権追加後の画面にて、~に管理者の同意を与えますをクリックし、
ポップアップの「はい」をクリックします。

2-5. CopilotボットへアプリケーションIDとシークレット値を連携
左サイドメニューの設定 > セキュリティ > 認証 > 手動
先程控えておいたアプリケーションIDとシークレット値をそれぞれ入力
スコープ
profile openid Sites.Read.All Files.Read.All を登録します。

3.ボットに質問する

3-1. コパイロットのテストにてログインする
ボットに話しかけるとログインを求められるので、ログインをクリック。
別タブでトークンIDが発行されるので、IDで質問するとログインが完了します。※初回のみログインが求められます。

→ボットへ質問するとSharePointから情報を引っ張ってきて、回答を生成してくれます。

最後に

今回はSharePointと連携させましたが、登録するURLを業務に関係のあるサイトにすることで様々な情報を引っ張ってくることも可能です。
またAutomateで作成したフローと連携して生成した回答に対して自動で箇条書き等をするフローも作成できます。
次回はその内容を記載できればと思います!
最後まで読んでくださりありがとうございました!



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