ホテル業界とITシステム#4
こんばんは。アイシーティーリンク株式会社の三好です。
ホテルのお話第4弾です。
前回は20世紀後半のホテル宿泊システムって全然便利じゃないって話をしましたが、今回はいよいよ21世紀になってWindowsベースのホテルシステムを導入した話をしたいと思います。(^^)/
1999年に近づくにつれ世紀末やミレニアム、2000年問題という言葉がとても騒がれていた頃、私も2000年問題に直面していました。
2000年問題とは、コンピュータ上の「年」が西暦の下二桁で管理されていたことで、99の次が00となり1900年と勘違いしてしまう事でいろんなシステムが誤動作するという事で、これに対応するため各システムのメーカーがさまざまなパッチを充てて事前に対策をしていたのですが、すべて対策できたわけではなく、当然漏れてしまうものもあるもので、私もまんまと地味なエラーの対応に追われていました。
①エレベータのLEDスクリーンがなぜか高速スクロールして文字が読めない
②客室からの清掃要求のランプが点灯しない
③宴会場の会場案内板がクルクル回り出す
といった具合で、ホテルシステムやレストランPOSなど明らかに重要なシステムばかりに目が行っていて、エレベータのLED案内板とか翌日の昼くらいになるまで気づかないようなところがエラーになっていて、2000年を迎えても3日間くらい対応に追われていました。
そんなミレニアムという言葉が流行っていた2000年代にようやくWindows上で動くホテルシステムを導入することになりマウスが使用出来たりローマ字入力ができたりとだいぶテンションがあがりました。
そうなってくると、帳票類もだいぶ変わりたくさんのデータがデジタルで出力されることで大きな変化がありました。今まではストックフォームという両端に穴が開いていてA3くらいの紙がミシン目に連続しているなが~い紙の帳票を専用プリンタに後ろから差し込んで延々とデータを書き出すという方法で前日分の様々な数字を毎日書き出していましたのでその数字を活用するためには、エクセルなどに手入力しなおす必要がありとても手間がかかっていました。
数字がデータで取得できる!なんて便利なんだ!と感激し、この毎日出力される大量のデータをなんとか活かせないかといろいろ数字遊び!?をしている時にレベニューマネジメントと出会いました。2006年のことでした。このレベニューマネジメントという手法は衝撃的で、ここから2020年12月に退職するまでの間、売り上げ(利益)増の快進撃がはじまります!
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